柳宗理のエレファントスツール??


椅子が好きで、柳宗理のプロダクトが好きで、タイミング良く出会った時に購入して使ってたり眺めたりと楽しんでいます。

定番ですが、現在も生産されているバタフライスツールは玄関に置き

柳宗理デザインの少し色あせたヴィンテージの布(これも現行で買えます)は、パネルにして事務所の壁に


難有りで、かなりお値打ちに買うことができた1969製コトブキ社製のサイドチェアー。
張替とウレタン交換、その他修理をして自宅で毎日使っています。

今回は前から狙っていたエレファントスツール
1956にサイドチェアーと同じくコトブキで作られました。
廃盤になった後、2000年にイギリスのハビタで2年だけ同じFRPで復刻されました。
その後、2004年より現在もヴィトラよりポリプロピレンで生産されています。
現行品は値段も安くいつでも買えます。
しかし、こうした有名椅子について回るのが、ジェネリック製品、リプリダクト、偽物・・というキーワード。
じゃぁ大手メーカーのヴィトラが作っているエレファントスツールは偽物なのかというと、そうではなくて忠実に復刻されたものではあるけれど素材がポリプロピレンだという事。お話にならない偽物は別として、単純に好き嫌いの話です。FRPの椅子が欲しいんです。
話はそれますが、少し前にアメリカの友人が会社の備品の販売で買ったという椅子を貰いました。
イームズのシェルチェア。FRPのシェルです。これも現在ではポリプロピレンで作られたものが売られています。なんとなくカッコいいんです。それだけです。
ポリプロピレンで作られた椅子がダメというわけではありません。
これも自宅で使っている椅子で、カルテルが作っているユニバーサルチェア。ポリプロピレン製です。

きりがないので話を戻します、なので昔からエレファントスツールを手に入れるならFRP製が良いなと思っていました。
コトブキ製の物は手を出すには躊躇する価格だし、ハビタのもコトブキほどではないけれど、ほほぅ・・と言いたくなる価格で流通しています。
ふとネットで見かけた1脚のエレファントスツール。

質問欄に「ジェネリック(リプロ)ですか?」の問いに「はい、リプロダクトです」の回答。
しかし、小さな写真をよく見ると素材はFRP。FRPのリプロ?ハビタ以外でFRP製はあったかな?

ハビタの製品をリプロと言い切ってしまうのもありなんだろうけど、ハビタ製ですと言えばそれなりに価格は上がる。しかし、肝心のハビタのステッカーも無ければ、緩衝材も一切ついてない。当然コトブキの刻印もない。

偽物だけどFRPか。まぁいいや、と許せるまでの金額を乗せて入札したらびっくりするほど入札が伸びず手に入ってしまいました。
やはりリプロというキーワードにみんな買う気も無くなってしまったんだろうと思います。
で、届いたこれ。

コトブキでもハビタでもない、どこなのか分からない。でもそうかもしれない。
たぶんハビタのだろうと思い込んでこれから使っていきます。
エレファントスツール似のFRPのスツールを買ったってことでもいいかな。十分年代物だし。

「野口、それ全然ダメな偽物だよ」という忠告は寂しい気分になるのでやめてください。

今後、売るつもりはないし。自分の中で価値があればいいんです。
先ずはお風呂においてみようかな。