毎日新聞に連載されていた「マチネの終わりに」という小説の挿絵を友人が描いていた。
307回休みなく。
まだ連載も序盤のころ、彼の描いている途中の絵を見せてもらったんだけど、あまりの細かさと、細かさだけではなく彼がしてることを聞いて、これをずっと続けるわけ?と、あまりに遠いゴールに少し気の毒になるくらいだった。
連載中、彼の上司から、絵が気持ち良く描けるようにスペシャルな座布団を作って欲しいという依頼があったので作らせてもらった。
アーロンチェアと野口オリジナル座布団
ことの大変さも知らずに「完投祈願」なんて刺繍なんぞ入れてみたり。
写真を見る限り、型崩れもなく、カバー地のこすれもなく、まだまだこれに座って素敵な作品を生み出せそうです。
そして、無事連載も終了してしばらくしたらこんなものが石井さんから届いた。
座布団ありがとうというお手紙が添えられたイラスト。
見た瞬間分からなかったけど、眺めているうちに
あれ?
誰の顔かと思ったら自分じゃないか!しかも、かなり盛ってかっこ良く描いてもらってる。そして隅々を眺めてると、バイクやヘルメットとかも描いてある。
いやーーー これは嬉しい! 鳥肌立ったよ。
石井さんありがとうございました。
たぶんこの座布団に座って絵を描いたり、文を書いたりすると集中力が1.3倍くらいになるんだと思う(当社勝手な想像)なので、これを見たクリエイターの皆さん、ぜひご購入お願いしますw あっ あと、どこかのプロメカニックなどは、この座布団があるとよく寝れるよ。とも言ってました。
このイラストは4/18までですけど以下でご覧になれます。
10人の現代美術作家 × 平野啓一郎「マチネの終わりに」作品展
開催日程:
2016年4月8日(金)ー4月18日(月) 11:00〜20:00
開催場所:
渋谷ヒカリエ 8/ CUBE 1、2、3(渋谷ヒカリエ8F)