HONDA CRF450L

HONDA CRF450Lを購入されたお客様から、ノグチのブログにある450Lと同じ物が欲しいという依頼を受けました。
ざっくりとしたメールの打ち合わせ内容はこんな感じです。
> シート表皮はビニールレザー(グリップレザー)で配色も同じ
> シート側面のロゴプリント、後部のエンブレムも同じでお願い致します。
> 身長170㎝,体重63㎏,

身長が私と15cm違うため、アンコ盛りは10mm程度に抑えて衝撃吸収材T-NETの挿入と、シートの幅形状などは同じにしました。
アンコを盛ってモッタリとした雰囲気になるのは避けたいので、あくまでもシャープに仕上げて欲しいと言うのが一番の要望でした。
当社のアンコ盛りの考え方は、このお客様が言われるような、盛ることでかっこ悪くならないことを基本に考えております。

お客様からの感想です

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80㎞程度ですが試走して来ました。ノーマルシートの板の上に乗った様な感触とは別次元で、期待にテンション上げ上げで走り出しました。
ノーマルシートでは10㎞も走らないうちにお尻が痛くなっておりましたが、さすが野口シート製だと思っておりました。
しかし、20㎞を過ぎる辺りからお尻に少し違和感が…痛いまでにはなりませんでしたので、そのまま走行していると…確かに少しは違和感が有るのですが、不快な程ではなくむしろ快適???その後も走行を続けてましたが、お尻は1度も痛く成らずに80㎞走りきってしまいました。
ノーマルシートでは確実に10㎞辺りからお尻が痛く成りスタンディングで誤魔化しながら走っておりましたので、最初に感じた違和感は変更したシート高や素材によるものだったのでは?と思います。
その後身体がシートに慣れるに従って違和感が消えて快適性を感じたのでは、と思っております。
何れにしても快適性や見た目の向上は、高くなったシート高で悪化した脚つき性を補っても余る程です。

これからは季節も良くなって来ますので、ちょっとした林道ツーリングも快適に行けるのではと、今から楽しみです。

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私自身も同じバイクに乗って、シート改造後の快適さは自信を持っておりますが、体形の違いや乗り方の違いで皆様に同じような感想を持っていただけるのかは常に心配の種ではあります。しかし、打ち合わせを重ねる中でこうして良い結果が出るシートに仕上げることができたのでうれしい限りです。