ヨシムラ GS1000 8耐優勝車レプリカ 

もうすぐ8耐ですね。
私も、ロードレースに憧れた時があり、実際に18歳から数年間、鈴鹿サーキットや中山サーキットなどをTZR250で走っておりました。
免許を取る前の高校生の時は部活を無断で休み、先輩にグーで殴られるの覚悟で鈴鹿8時間耐久レースを見に行きました。
ケニーロバーツが復活して、平忠彦と組んでトップを走っていて優勝間違いなしと思われた残り30分でのストップは今でも忘れられません。
それと、シケイン立ち上がりの金網にへばりついて見た、ケニーロバーツのハングオンの美しさもいまだに覚えてます。
やはり夏と言えば8耐ですね。
さて、それより少し前の1980。
ヨシムラがGS1000で優勝しました。
そのマシンのレプリカのシートの依頼を受けました。
ベース車両はGS1200SS

クッションは発泡ゴムの貼り付けだったけど、そこにビニールレザーを追加して貼ったがいまいち具合が良くない。
なので、次のような内容で製作をしました。
1.クッション新作 厚みアップ
2.先端部延長 クイックファスナーの逃げを作る
3.アルカンターラで張り込みをする デザインは打ち合わせにて
クッション部はカウルにしっかりと糊付けがされており、綺麗に塗装されたカウルに傷を付けないようにはがすところから始める。
現状のシートは、カウルのエッジよりはみ出していたので、事前に気になる点の寸法などを計測して新作をしました。
取り付けは、ノーマルと同じように糊と両面テープで貼り付けです。


アルカンターラの質感がいい感じです。
赤のダブルステッチも、カウルのカラーに合っていると思います。