リブ付きグリッパーシート Gripper seat with rib.

モトクロスやエンデューロレースに使用するシートカバーの座面に、滑り止め効果を狙った帯やヒダ加工されたモノが付いている物をよく見かけます。
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motoseatこのような感じのものです。各シートカバーメーカーから同じようなものが出ています。座面に帯を縫製することで凸凹ができ、縫いしろのヒラヒラする部分がそれらが抵抗となって、自分の意思とは関係なく体がズレてしまう事がないような効果を狙ったものだと思います。

この方法を否定するつもりはありませんが、自分としては帯縫製のデメリットを解消したく、同じものを作るよりはもう少しグリップ性が出せないか、メンテナンス性もあわせて向上できないか、さらには耐久性も上げたいということでノグチシートからはこんな提案をさせていただきます。

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高周波ウエルダーによるリブ加工です。今までもリブ加工はワークスマシンなどに行ってきましたが、今回は独自に金型を製作して今までより安価にお客様にご提案できるように開発しました。高周波ウエルダー部の強度も裏側に補強を入れることでアップしています。

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高周波でリブを作っているので縫製のように糸は使いません。
IMG_3526リブの高さも選ぶことができます。
IMG_35315mmと3mmの軟質塩ビの芯なので、適度な硬さがあるのでリブの上に座ったときにリブの部分は大きく沈まずお尻に食いつく感じです。それが大きな抵抗となってグリップ効果を発揮します。
IMG_3528写真では分かりづらいかもしれませんが、5mmと3mmの高さの違いが分かるでしょうか。
レース後は高圧洗車機で泥まみれのシートを洗うことが多いと思いますが、ノグチシートで張り替えた場合は、ウレタンに防水コーティングを施しますので水の侵入は一般的なカバーとは比べられないほど防水性は高いです。
サイドの縫製から水は侵入しますが、ウレタンには浸み込まないということです。

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写真に使ったビニールレザーはB-36 この色は廃盤となっていましたが、復活しました。その他B-33黒 B-35青等ございます。他の素材でも同様のリブ加工は可能です。

リブの間隔を不等間隔に配置したり、前後でリブの高さを変えたりとオーダーは自由です。

ご興味を持たれましたら是非お問い合わせください。お待ちしております。