刺繍ミシンはどうなってる?  Embroidery machine

中古の刺繍ミシンを買ったとブログに書いたのが9/24

そして、10/4には少し進んだと書いた。

が・・・・

刺繍をするためのソフトが届き、自分でプログラムを組み、刺繍をする・・・・けど上手く行かない日々が続いています。

機械の調子が悪いのか、プログラムが悪いのか、さっぱり分からないまま毎日続ける。とにかく続ける。土日もやる。聞く人がいないのでネットと説明書だけが頼り。独学まっしぐらです。
修理屋さんは遠方で、一回来ていただくと交通費などなどそれなりの費用が必要なわけで、なので余計にがんばろうって気になるんです。
毎日やっていると頭に血が上って根本的な原因が見えなくなるかなと思って、ここ最近少しミシンから離れてみました。といっても2日くらいですけど。

そうしたら思ったとおりで、不調の原因が見えてきた。全部じゃないけど少しね。
やっぱり、こん詰めるとよくないってことです。
こんな刺繍が打ちたいという完成図はとっくに出来上がっているので、それに近づいて行けばいいのでゆっくりやればそれが一番の近道かもなって思ってます。

刺繍屋さんが見たらなにやってんだって感じでしょうが、ゼロからここまでこれたので自分としてはわりと満足しています。

練習ばかりじゃあれなので、先日の脱出ゲームにお土産をと思って水道橋重工のワッペンを作ってみた。
IMG_6144依頼はされていないんだけど、みんなに見てもらおうとアイロンで付けるワッペンを作ってみることにした。辛口評価は凹むけど、バネにもなるからね。
ワッペン作りには「置き縫い」って方法もあるんだって聞いたけど、今日はこの枠一杯で並べて作ってみた。
近所の生地屋さんで生地と生地の裏に貼り付ける芯地を買ってきた。
IMG_6146糸が切れたり、絡んだり、ささくれたりするけど、今までに比べたらその不具合は劇的に減った。

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こんな感じで動いてます。
IMG_6151できたら枠から外します。
IMG_6152裏にアイロンプリント用のフィルムを熱圧着します。
IMG_6153ギューーーーーーーーーーーー
IMG_6154フィルムが溶けて裏地と密着しました。
IMG_6155半田ごてに見えますが、半田ごてほど熱くなりません。これで切り離します。
IMG_6157外周を縫った糸に沿って溶断します。外周の糸はレーヨンなのでこのコテの温度では溶けないんです。生地と芯地とアイロンフィルムは簡単に溶けます。なので、外周に沿ってコテ先で溶かしていくと。刺繍文字を良く見ると糸で繋がっていますね。この糸は後で切るんです。文字全体が一筆書きになっているわけです。自動で糸を切るシステムがあるんだけど、それを多用すると糸の調子が・・・なんです。
IMG_6158ステッカーの裏面の紙を剥がすようにペリペリとめくります。
IMG_6159簡単にできる作業です。どんどん切り抜きます。
IMG_6160完成! アイロンでペタっと付けることができるワッペンの完成です。
IMG_6163脱出ゲームの準備の日は友人の誕生日ということもあり、友人が経営する会社のワッペンも大急ぎで製作。

肝心の自分のところのはどうなんだよ。って言われそうですが、自分のってのはけっこう後回しなんですよ。じっくりやりたいというか、妥協したくないといういいわけで結局進まない。
それではダメなので作ってみました。
IMG_6209チームランドクルーザーのヘッドレストに付けるワッペンの依頼もあったので、そちらにはドライバーやナビの名前を入れてと。生地の余白部分で自社ロゴワッペンの完成。もう少し詰めていかねばならないかなと思うけど、ここまでこればOKでしょう。

どこまでいっても100点はないんだろうけど、人様に出せる80点くらいまでは行かないとね。
まだ、「さー皆さん、どんな刺繍でも請け負いますよー」とはいきませんが、2ヶ月でここまで来たんだから、1年後はそりゃーもう素晴らしい技術を身につけているでしょう!

知ってる技術とできる技術ってのは、ほんと大きな差があるなぁと刺繍をやりはじめて思ったこと。簡単そうに見える一般的な技術には簡単に見せる技術もたくさんつまっているってこと。

さぁ今日もがんばろう。