巨石を見に行くツーリング  Short touring

岩屋岩蔭遺跡
前から気になっていた所だけど、近いところにあるので「いつでもいける」と、見に行きたい所の優先順位はいつも低い所にいた。
昨日はバイクに跨って、さぁどこに行こうかなと思ったらここを思い出したので向かうことにしました。
家から約50kmくらいかな。
昨日の行程はこんな感じ。
キャプチャ全部で170km
とりあえず巨石群で撮った写真を並べていきます。
IMG_8067キャプチャ

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この指の先の割れ目から太陽がのぞくんだって。
IMG_8074IMG_8075引っ掻き傷のような所に太陽の光が当たるんだって。
IMG_8077IMG_8078IMG_8079IMG_8082IMG_8084確かにでかい。縄文時代に太陽の観測というけれどどうなんだろう。しかもこんな山奥。嘘だと言うのは簡単だけど、不思議だなと考えるのは楽しい。こういったのは大好きです。でも、よく聞くパワースポットとか言うのは、あれはどうかねと思ってる。
ここには天体観測の案内が詳しく書かれていて面白かった。
もし、看板に大きく「岐阜で一番のパワースポット!」なんて書いてあったらゲンナリしただろうな。
30分も居れば全部見られるくらいの狭いエリアです。草もしっかり刈られていて綺麗な場所でした。
目的は果たしたのでここからはのんびりゆっくりツーリング。
IMG_8086IMG_8088ほとんど車の通らない道を選んで、少し肌寒いくらいの谷沿いの道を行きます。
IMG_8091途中「未舗装区間あり」の看板があるが、わざわざそんなことを書くくらいの道なので、車の通りは少なからずあるから未舗装でもたかが知れているとそのまま進む。
やはり、未舗装といっても綺麗な道でハーレーでも問題なし。
IMG_8090この辺りは絶滅危惧種のオオサンショウウオが生息する沢なんだ。
IMG_8092峠を越えると民家があったが人の気配はなかった。
IMG_8094町からはずいぶんと離れているので買い物に行くにも大変な場所。しかも冬は豪雪地帯だし。今は車があるけれど、車に乗れない人たちは不便だな。そう考えるのは、自分が便利で良い生活をしているという驕りからですね。
こういった僻地 辺地と呼ばれる場所で生活している家の横を通ると、必ず「砂の女」を思い出します。18歳のときにはじめて読んで、以来何度も読み返している小説。詳しい内容は別にして、ここから逃げたいと思っていた主人公が、いつでも逃げられる状況になったが「ここからいつでも逃げ出すことはできるが、それは明日考えればいい」という心境になっていったその感情が、こうしたところに住んでいる人たちにリンクして映ってしまうんです。仕事においても、自分の生き方についてもこの本から多くを学んだ。・・つもり。

そんなことやあんなことを思いながら、ツーリングの最後にはジャニス・ジョップリンと一緒に露天風呂に入って今日のツーリングも終了です。
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