今回のテストはラリーをしているような錯覚を覚えます。
テストは朝早くから始まり。
テストコースの途中で給油したり、ホテルに戻ると整備の時間。この繰り返し。
なかなか広い砂丘群です。モンゴルの砂漠やモロッコの砂漠を見てきたけれど、ここの砂丘もなかなか素敵です。
こんなところでライダーを待ち、マシンチェックと感想を聞きます。
シートの評価も様々。できることは限られるけど、なんとかしたい気持ちで常に考えているけれど、
とにかく暑すぎる!毎日40度!以上。ジリジリと焦げそうです。
暑すぎる時点でゲンナリするので、アイスでも^ ^
砂漠から出てきたところでジョニーと合流し、これをもらった。この地域では一般的な氷菓子だそうです。
今回、ライダーの生の声が聞けたのは本当によかった。どんな状況でそんな意見が出るのか現場に来ないとわからないことはたくさんあるからね。
100%には遠いかもしれないけど、この積み重ねは大事なことだと自分では思っています。
データと言うか、ライダーそれぞれの好みがわかると今後の進め方も少しは楽になるかな。
バレダとメッジには是非2人でポディウムに上がってもらいたいな。
最後にこれ。
20歳の時に初めての海外でオーストラリアに行って、バイクで追いかけながらラリーを観戦してラリーにとりつかれ、その時たまたま本屋で見つけて買ったこの本。
「HRCのNXR開発奮戦記」
当時はラリーマシンを自分で作って走るため、マシンのことやシートのことなどをよく知るため何度も読んだ本です。文中にたくさん出てくる 現適 正しくは現地適合テストだったでしょうか。その現適に27年後の今、自分が参加しているなんて夢にも思っていませんでした。そんな本と、今回のスタッフとライダーのサイン入りシャツと撮った一枚。
今回なんとなくバッグに忍ばせて持ってきました。帰りの飛行機でもう一度読み返そうと思います。
2017ダカール優勝に向けて、シートも今まで以上の仕上がりに持っていきたいと思います。
さて、砂漠でシートを作ってますもこれでおしまいです。読んでいただきありがとうございました。