トゥアレグラリーのおさらい その6

昨夜の風は朝になっても止まず、そして風だけの音ではなくなにやら嫌な音が聞こえる
IMG_7001雨!!!!!
しかもけっこう大粒の雨
砂漠に雨
珍しくはないけれど、何も今日降らなくてもいいのに
IMG_7002しかも寒い。
が、レースは時間通りにスタートします。
しかも今日はそこそこ長い距離で、砂丘の中をかなり長い間走ることになりそう。ナビゲーションもさることながら、初日の悪夢がよみがえる。しかも雨。
雨が染み込んだ砂は硬くなってるけど、数センチ下はサラサラなまま。
先行者の轍が多いところは固まった砂で走りにくくなる。
しかし、轍がしっかり見えるので、1本だけの先行者の轍をトレースしながら走るには砂の状態もわかるので走りやすい。一長一短ですね。
P3130224チェックポイントに来ていたサービスからサラミを貰って食べるの図
体が慣れてきたのか、砂丘群はナビゲーションも走りも上手くいった。
午後からは晴れてきて気持ちよく走れました。
t3t2 5最終のチェックポイントを通過し、後は数十キロ先のゴールまでと言う所で、1台バイクが止まっていた。 どうしたのかたずねると
GPSは壊れ、トリップメータもなんだかおかしい。
お前が前を走ってくれ。
うーーーん・・そういうの苦手なんだよなぁ。
すごくプレッシャーに感じちゃうんだ。
しかも、ここからゴールまでってナビゲーションが難しいときている。
おまけにその人は速い部類の人だから後にぴったりついてくるし、もう転んじゃうよそんなプレッシャー与えられたら!
と言いたいが意地張って、走りにくい深い砂の轍だらけの狭い道を振られまくりながら進む。
やがて、なんだか怪しい雰囲気。
どうも道を間違えたみたい。
彼と私、日本語と英語とイタリア語(たぶん)でワーワー言う。
彼「道は無いけど、こっちの方向でいいと思う。GPSもそうだろ」
私「そうだけど、まだ10km以上ゴールまであるから、このまま突っ切るのは厳しいかな」
彼「このまま行こう」
そんなやりとりをしたつもり。
GPSの指す方向だけを頼りに地平線に向かって走る。
やがて、遠くに塔が見えた。
彼「ゴールだ!」と言った感じでガッツポーズをして一気に僕を置いて走って行ってしまった。
それは別にいいんだけど、とりあえず大きなロス無くゴールできてよかった。
ゴールに着いたら、彼はゴール手前でバイクを止めて待っていた。
お前が先にゴールしろよ。だって。へーー、わざわざそんな気を使わなくてもいいのにと思いつつ、紳士的だなぁなんて感心しちゃった。
Tuareg2014_Leg6_0686

残す所 あと一日!

野口のヘルメットカメラ
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