ドゥカティ ムルティストラーダのシート DUCATI Multistrada

以前このブログに投稿した記事を見られて問い合わせをいただきました。
”・・、私も足つき改善のため、同様に着座部前方の両側面をできるだけ削っていただきたいと思います。シート高870mmの標準シートですが、高さはそのままになるようにT-NET挿入をお願いします。標準の表皮はシートとタンデム部ともに側面が黒、中心部がグレーのツートンになっていますが、側面をB-36の赤で、中心部をB-33の黒で張替えお願いします”

ビニールレザーのサンプルはこちらからご覧になれます。

そして完成したシートがこちら
先日お客様からインプレをいただきましたので、同車種及びこれからシート改造をお考えの方の参考になれば幸いです。

第一の目的でありました足つきの改善は、見た目以上にありました。
一見、それほど形状が以前と変わらないかなとは思いました。
身長180cmですが、停車時には減速中から前もってすこし前乗りになり、
片足を意図的に伸ばして注意深く足を着いていましたが、それでも踵が着かなかったのが、
自然に伸ばして着くようになりました。
停車時の安心感が絶大で、ストップアンドゴーの多い街中も、
気負わず乗れるようになりました。
あとT-NETですが、これも第一印象以上の効果がありました。
最初はやや硬めでクッション性は乏しいかなと思いましたが、
高速道路を500km走り、その後も全くお尻の痛みを感じませんでした。
Multistradaなので前傾姿勢ではなくどっしりと椅子に座るようにシートに体重を預けた状態で、コーナリングの体重移動もほとんどしなかったのにもかかわらずです。
だいたいその位の距離を走ると翌日もお尻が痛いのですが、全くそれがありませんでした。
因みに、今まではXXXX(座布団)を使用していました。


こうして当社を選んでいただき、シート改造の結果が良かったという連絡をいただくことは製作側としてはこんなにうれしいことはありません。
一人でも多くのお客様に同じような結果が得られるようにこれからも研究を続けていきたいと思います。