アフリカツイン CRF1000L

昨年、バハラリーにアフリカツインで出場するというカナダのモータージャーナリストのローレンスさんにシートを作って渡しました。
今でも使ってくれていてうれしい限りです。
23795911_1615957298460946_9092847304796271184_nタンデム部の段差をなくした前後移動しやすいフラットなシートは、ローレンスさんのシートを作る少し前にベガスtoリノに出場したジョニーキャンベル+RIDER誌の三上さん、このバイクの開発員の今井さんが使用したアフリカツインのシートを作る時に、メカニックと話をしてこのような形になりました。
フロントを25mm程度上げて、タンデムはフロントシートの後端の高さに合わせ、更にシート幅を詰めています。

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カバーはウルトラスエードを使用し、衝撃吸収材T-NETはもちろんはいっています。
シート幅があるので、積層するウレタンはノグチオリジナルのミディアムを使用しています。

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おかげさまで、このタイプのシートは国内外からオーダーを受けて結構な数を作らせていただいております、もちろん現在も受け付けております。
IMG_4234フロントシートを盛るために足つきの心配はありますが、シート前部をシェイプすることで思ったほど足つきが悪くなった感じはしないと思います。

そういえばミラノショーで新型が発表されていましたね。
アフリカツイン アドベンチャースポーツ
33172fc3 23519391_1682785565130049_9121719270158108273_nなんかうれしくなってしまいました。いや、このシートの形を先に作っていたことなんですけどね。やっぱり、こうした形が欲しい人がいるってことだったんだなぁと。
タンク容量が増えているのでこのまま現行車にポン付けできるか分かりませんが、出来るならこれを改造したほうがコストメリットもあるし良いかと思います。

 

タイヤキャリーバッグ Tire carry bags

先日、HRCダカールチームから依頼があったタイヤキャリーバッグ(ホイールキャリバッグ?どっちの呼び方がいいんだろう)の紹介記事を書きました。
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そしたら、ありがたいことに個人のお客様からの注文も頂き何点か作ったので紹介します。

先ず一つはこれ。
ジャーン!なんというか、とんでもない人へ渡っています。
23314243_2118494294842837_1288832254_o女王、ライア・サンツ。しかもサイン入りの写真。KTM450RALLYの新型がモロッコで真っ黒だったし、黒にオレンジのワンポイントが、ライア・サンツが来ているベストにもマッチしてる。なんといってもこんなスーパースターが使ってくれるのは嬉しいの一言です。後ろのテーブルには3年ほど前に渡した工具巻きもあるし。
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次はこれ。
HRCのメカニックもされている方から、BAJA1000で使用するという事でご注文いただきました。
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次は普段使いにとブログを見たお客様から
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0.5mmのターポリン素材に10mm幅という大きなファスナーを使用。スプロケやディスクが当たる場所には厚さ3mmの緩衝材が入っています。

お客様のロゴやその他カスタマイズも可能です。
お気軽にお問い合わせください。

 

工具箱の蓋裏 Tool box pocket

某有名メカニックからこんな依頼が

「作業中にアメ舐めて整備したいんだけど、そのアメを入れるポケットを作ってほしいと・・・」

アメって。
ラリー中、徹夜で作業することもあるメカニックは、アメでも舐めて糖分をしっかりとり、常に最高の整備をしなければならない。2週間に及ぶダカールラリーは長いけれど、整備のちょっとしたミスが全てを台無しにする。
そう考えると今回の依頼も、とても大事な依頼だと理解できます。

と、どうでもいい前置きはいいとして、

工具箱の蓋の裏はデッドスペースになってることが多い。
powder-coat-homak-portable-tool-boxes-rd00203200-64_300中にはこの写真の工具箱のようにタイラップなどで固定できるようにパンチングされた鉄板が付いている場合もあります。
R8770713-01最初からこうなっているものもあります。

それを利用した例が次の写真です。
21733761_2048069475218653_1793081689_oふむふむ。色々つけてるな。でも、いまいち使い勝手が悪いとのこと。
21706045_2052588288100105_24767784_o現地から寸法も届いた。
何を持ちたいか、数枚の写真でだいたいわかった。
分かったらとりあえず作って、使ってもらおう。
1回目でダメ出しをしてもらい、2回目で完成に近づけ、3回目に製品化・・となればいいな。と思いつつ1個目を現地へ発送。
22095231_2065943923431208_988648280_oアメだらけ ^^ ^^
だいたい欲しい条件はクリアしてるけど、筆入れやポケットの広さ、全体の寸法など少し改善したいという要望。
そして2回目の製作をしている途中で、1個目の試作見た周りのメカさんたちも
「俺もそのアメ入れが欲しい」と。
1個も3個も変わらないので製作。
そしてまた現地から届いた写真がこれ。
22882167_2105292872829646_1430234912_o 23191970_2114284258597174_1537409510_o 23226976_2114288358596764_286110998_nまだ届いたばかりで適当に道具を刺しただけですが、これで良いでしょうという合格ハンコをいただきホッとしています。

ノグチシートではこんな便利グッズも製作しています。

そして

キャプチャ

とりあえず2018ダカールに向けてのノグチシートの仕事はひと段落ついた感じ。
シートもタイヤキャリーバッグもあれもこれもいろいろ作りました。
もちろん、まだ依頼があれば作りますけどね。
シート以外の、こうした便利グッズでライダーを支えるメカニックさんたちのストレスが少しでも少なくなれば、より優勝に近づくのではと考えています。大袈裟か・・

 

 

レカロシート RECARO seat

このところ立て続けにレカロシートの張替や修理の依頼が入ってきました。
5座面のサイドサポートのウレタン補修や部分張替、全張替とオーダー内容は様々です。
ご希望の加工にできるだけお応えしたいのですが、中には不可能なものもあり、その場合は当社から代替案を提示させていただいております。

今回修理した中から2-3例をご紹介いたします。

6既製品のシートヒーターを持ち込まれて、張替をする際に座面にインストールしてほしいという依頼でした。
7違和感なくシートヒーターも装着でき、張替はウルトラスエード(アルカンターラ)で仕上げました。

 

1これはフェアレディZ純正レカロシート。経年で生地もウレタンもくたびれています。お客様の要望で、センターの生地はそのまま流用してほしいとのことでしたので、劣化具合を確認したところ、まだ十分使えると判断して再利用することにしました。
2ウレタンはご覧のように割れ欠け等、破損が酷い状態です。
4破損部分を当社のオリジナルモールドウレタンで補修し、更に補強ををします。
3センター部分はクリーニングし、周りの生地は車用ニット生地で張り替えました。

IMG_3838アルファロメオ4CにレカロSPGを取り付けるのだけど、純正のようにヘッド部分にアルファロメオのロゴマークを入れてほしいという要望でした。
IMG_3839ステッチも黄色で施しました。張替えの生地はウルトラスエード(アルカンターラ)です。シートベルトの当たる部分は、簡易的なハンカチタイプのカバーをかぶせて、こすれから来る傷を防止しています。
アルファロメオのロゴが入ることで、助手席との統一感が出ているかと思います。

当社では張替の他に、ダカールラリーなどで使用されている衝撃吸収材T-NETを使用したクッションへの変更などにも対応しています。

また、経年劣化で破れやすい当社開発のレカロシート用ラバーマットも好評発売中です。

お気軽に問い合わせください。

 

エルメスの手仕事 Hand works of HERMES

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エルメスの職人が名古屋でその仕事の実演をしてくれるというのを知り、見に行ってきました。

エルメスの事は知ってるけれど、エルメスの商品は残念ながら所有していない。
以前、知り合いの女性が8年(!!!)待ってやっと手に入れたというハンドバッグを見せてもらった。
その時に、縫製のすばらしさと、隅々まで隙のない作りにため息をついたことがあります。
IMG_4884スカーフの印刷作業。
職人の後ろで工程の説明をしています。
スカーフ1枚作るのにどれだけたくさんの工程があるか、ここまで気を配って慎重に仕事をしているんだという話をユーモアを交えて説明していました。
彼が「私たちには手間をかける十分な時間があります」と言う言葉が印象的でした。

IMG_4885印刷されたスカーフの縁を手でこよりを作るように丸め、一針一針縫っています。90cmのスカーフ1枚を45分で仕上げていくそうです。
この縁の部分、パイピングのように細く丸まっています。
「クリーニングに出すことがあったら、この縁をアイロンがけしてペッチャンコにならないように注意してくださいね。この部分がペチャンコになると悲しいです」
なるほど、ただ縁かがりをしてるのではなくてこの部分にも形としての理由があるわけなんだ。

どの作業もすごい人だかりで、私は身長があるので後ろからでも見えるのですが、殆どの人は良く見えません。
近くの女性がこんなことを言ってました、良く見えないけど何してるの?と友人に聞くと友人は「なんか縫ってるだけ」「つまんないからほか見に行こ」
そんな会話だったと思います。
ただ縫ってるだけ ただ描いているだけ ただ塗ってるだけ。
確かにそうなんですが、職人が簡単そうにやってる作業をジッと見てると、体が覚えた繊細な手さばきに見とれてしまいます。

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どの作業の職人も自分の仕事に誇りを持って作品とお客さんに向かっているんだなと感じました。
IMG_4892久しぶりに良いものが見れました。
ちゃんとした仕事が出来るように、これからも頑張ろーー

一流ではなく超一流を目指したいなと思いました。

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