X-GAMES 2012

今朝ツイッターを眺めていたら、JCR/HONDAのチーフメカニックであるエリックが投稿していた写真が目に止まった。X-GAMES2012の会場から。

工具巻きはいつもエリックと一緒に行動しているようだ。プロが認めてくれると言うのはうれしいね。こちらは縫製や張り込み、もちろんシートのプロ。だけど、お互いの分野でプロ同士のぶつかり合いはある。そこで生み出される製品は誰もが認める完成された物になるんだ。どんどん使って貰ってさらに機能性をアップしていきたい。

そう思いながらもう一枚の写真みると

??????

ノグチシートがついてないか????

このマシンのライダーは写真から推測するにTODD POTTER知る人ぞ知る、X-GAMESのゴールドメダリストだ。
RED BULLのX-FIGHTERSのワールドツアーで現在ランキング1位なんだ。

JCR/HONDAがサポートしているライダーというのは聞いていたけど、彼のためにシートのオーダーがあったわけじゃない。いや、使ってもらえるならこんな嬉しいことはない。
早朝から興奮して、エリックに直接メッセージを送ってみたら直ぐに返事が来た。

ノグチシートを使うよ!!!ちょっと待ってな写真撮ってくる。

って、この写真がアップされた

おぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!

以前CRF450R用にお願いされた超グリップシートだ。シート本体がなくて、カバーだけを何種類か送ってあったんだ。それだね。座面にリブが入っている。

JCRの花輪さんからメッセージが届いた
「 トッドのシートは彼とテストして気に入れば使うと言っていたのです。気に入ったんですね!」
なるほど。テストしてくれてたんだ。そして、気に入ってくれた!

いやーーうれしいね。もう直ぐ始まります。

ノグチシート X-GAMESデビューです。

このシート・・いや、このマシンが華麗に空中で舞う姿がライブで見たい。

KTM690ENDURO Seat

KTM690ENDUROのシート改造を依頼していただいたお客様から嬉しいメールをいただきましたので掲載させていただきます。

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こんにちは。
5月下旬に、町田のモーターフィールド フロンティア経由でKTM 690 Enduroのシートカスタマイズをお願いした、***と申します。

フリーライドマガジンに載っていた、野口社長がトゥアレグラリーで搭乗された車両のシート(黒のアルカンターラにB-16の切替え、一直線のフラットな座面)がすごくカッコ良かったので、同様のスタイルでカスタマイズをお願いした次第です。

ただ、私の場合、配色はアルカンターラは濃灰に、ペイントロゴもそれに合わせてガンメタでお願いしましたが、予想通り濃灰とB-16の組み合わせは、軽快というか都会的な感じがして、
デュアルパーパスな690 Enduro にはこっちの方がピッタリだと、バイクを眺めるたびにニヤニヤしています。

それに、一直線のフラットな座面は精悍なサラブレッドの背中を見ているような感じですね。

満タンで150kgのスレンダーなボディに63psのパワフルなエンジンで、市街地でもダートでも非常に楽しいバイクなのですが、シートが貧弱なのが唯一最大の欠点でした。

標準シートはアンコが薄くてコシがないせいで、乗車して暫くすると、お尻部分のアンコがつぶれ、お尻の骨がシートベースに当っている感じがしました。これは、本当に痛くて気分が萎えます。

今回のアンコ盛りとT-NET張りで、シートにコシとハリが出てきました。
長時間乗っていてもアンコがつぶれる気配もなく、お尻の骨がシートベースに当る感じもなくなりました。シート全体でお尻をしっかり支えてくれている感じ、と言えば良いのでしょうか。

本日、モーターフィールド フロンティア主催のオフロード走行会(スキー場のゲレンデを貸し切り)へ参加し、東京から新潟まで片道350km、6時間ほど走りましたが、お尻に痛みをそれほど感じることもなく、快調でした。

足つきの方も、全体的に10~20mmほどアンコ盛りして頂いたのに、以前と同じく両足の親指のつけ根は接地できていますので、違和感は特にありません。

デキの良いカスタムシートのお蔭で、690 Enduroでの行動範囲が今後も一層広がって行くと思います。厚く御礼申し上げます。

カッコいいシートをありがとうございました。

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こちらこそ喜んでいただき安心しました。バイクにとっては嫌な梅雨時ですが、今回お選びいただいたアルカンターラ仕様のシートはアルカンターラ自体に保水はするものの、改造したウレタンには防水加工を施していますので雨の走行でも安心です。梅雨時でもガンガン乗って楽しんでください。
KTM690ENDUROはBIGTANKの春木編集長も乗っており、 先日シートの張替を行いました。それのインプレも最新号のBIGTANKにも掲載されております。こちらもどうぞ。
 

チームランドクルーザー モロッコテスト その2 Test for Dakar2013

現在モロッコでテスト中のチームランドクルーザー

オフィシャルブログでその模様が紹介されています。

1号車のドライバー三橋淳選手のブログでも2012で出た問題をクリアーにするため激しい走りこみをしている模様が報告されています。

そして今回は新人ナビゲーターのナビゲーション訓練も重要な項目となっており、実はモロッコテストに行く前に2012で2号車のナビをした田中さんから「トゥアレグラリーのコマ図を貸して欲しい」と言う要望があり、全工程の新品のコマ図をお渡ししました。バイク用のコマ図なので移動区間は車では走れない場所が多くあるよと説明し、でもテストをするメルズーガの砂丘はダカールのコマ図とは違うと思うけど「コマ図を読む」と言うことではそれなりに訓練になるでしょうねとコマ図を見ながらお話させてもらいました。

現地から田中さんのメールが届き、「コマ図のおかげで新規テストルートも開拓できて、訓練に役立ってます」とのことでした。

トゥアレグラリーDAY6スタート地点より・・って写真に説明がついていました。

私が行った時のDAY6の朝は、夜中に雨がたくさん降り砂が硬くではなく重くなっていました。重い砂に轍ができると、晴れてサラサラした砂の轍よりたちが悪いです。走りにくいったらありません。
あれからもう3ヶ月も経ってしまった。
また行きたい・・・

行きたい・・・・・

あっ、そうじゃなくて、モロッコテスト頑張ってください!

 

青木拓磨のレン耐用シート Minibike endurance race.


レン耐
って聞いたことがあるでしょうか。
青木拓磨さんがプロデュースする、今年で8シーズン目を迎えるミニバイクのレンタル耐久レースのことです。とにかくサーキットを走る装備さえあれば、後はバイクをレンタルして走るだけのお手軽なレース。年間17戦もあり各地のサーキットを回っているので、興味がある方はWEBサイトにて確認ください。

そして先日、青木さんから電話。「レン耐用のバイクのシートがボロボロなんですよ」

ずらり並んだレンタルマシンの写真が送られてきた。ガムテープで補修してあったりして、いくらレンタルといえども破れたシートではかっこ悪いし士気も下がるね。
レンタルマシンはAPE50と100があり、しかも混走なので後ろから一目で分かるように色を変えたい。色も変えて50ccと100ccの表記もしたいと言う事でしたので、こんな感じに仕上げました。

レンタルマシンっぽさ満点ではあるが、これはこれで悪くもないかな。
しかも、ジーッと眺めてたらスライムにも見えてきた・・かわいいぞ!

もちろんサイドには野口シートのエンボスロゴマーク

レンタルだろうがミニバイクだろうがレースはレース。やるからには勝ちにこだわらないといけません。なので、少しでもライダーの役に立てればと、座面には滑り止め効果の高い物を使いました。

レースは2週間おきに開催されるペースなので、数回に分けて破れたシートが新しいシートに変わっていきます。 お楽しみに。

実は私も20年ほど前に鈴鹿などでロードレースを少しかじっていた時期がありました。恥ずかしくてタイムを言うレベルではありませんが、まさにその頃憧れた選手と今こうして話ができるのは嬉しいですね。それと、これを機に一度レン耐出てみようかな・・・当時のつなぎはもう着れないなぁ・・ちょっと考えよう。

レースの模様は上の写真をクリック↑

エンボスロゴマーク Emboss logo

エンボスロゴマークの続き

前回エンボスのロゴマークを紹介したところ、多くのお問い合わせをいただきまた。早速何台かのシートにマークを入れさせていただきました。

このエンボスのロゴマークは高周波ウエルダー加工と言い古くからある加工方法です。最近ではあまり見なくなりましたがバイクシートの座面にステッチラインなどの模様が入っていたのを見たことがある人もいると思います。もちろん金型さえ作れば昔のシートの表面模様は再現できるのですが金型を製作してまでの需要が・・・と言う問題もあり今のところ復刻模様は考えておりません。しかし、再現は可能なので相談には乗りますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近ではKTMの何車種かに上の写真のようにエンボスを入れたのを見ました。やり方は当社も同じです。

 

 

早速自分のバイクでも試して見ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右と左で色を変えたり、エンボスの高さを変えてみたり・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなことや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルカンターラにもエンボスを付けてみたり。って言うかかっこ悪いシートやなぁと思いますよね。でも、一度にいろんなことを試したいせっかちな正確なのであれもこれも詰め込んだシートになっています。そして、ロゴ以外の金型はとりあえず自作してます。

これはまだ1例に過ぎません。金型は自作ながらも後3つあります。座っただけでもその違いは分かります。あくまでもたたき台。求められているシートの性能を、求められている以上に出せないか試験は続く・・・

※ エンボスロゴマークは殆どのシートに入れることができますが、ロゴマークの大きさが決まっているので薄いシートやロゴのスペースが取れない形状のシートにはお入れできません。エンボスロゴをご希望の場合は一度ご相談ください。