友人の山田周生さんからこんな依頼がありました。(山田さんとは20年前のオーストリアのラリーで知り合い、その後パリダカやモンゴルの現場で何度も御世話になりました。現在山田さんは東北を拠点に被災された地域でボランティア活動をする傍ら、次世代エネルギーについてさまざま活動をされています)
高校生が部活でソーラーカーを作ってて、10月にはオーストラリアで世界大会にも出場が決まっている。座席も自作したが座り心地に難があるので軽くて厚みがなくてそれでいて長時間耐えられるものを何か手配して欲しいとのことでした。
呉港高等学校のエコテック部が国内のレースも何戦か出場し、世界戦まで挑戦する。
高校生の時からそんな経験が出来るなんて素晴らしいですね。
そして届いたシートの写真がこれ
自分たちでカーボンを切って張って仕上げたそうです。それっぽくバケット形状になっているけど、やはり長時間はきついとのこと。ちなみに、このソーラーカーは実用を考えたタンデム仕様と言う事で二人乗りなんです。
極端に狭いコクピットなので、たっぷりクッションを盛るわけにも行かない。
なので、衝撃吸収材T-NETとメッシュ生地で多少は楽になるかなと言うことで、材料を送りました。生徒さんたちが自分たちで作っている車なので、シートも自分たちで作ってもらおうと作り方を簡単に添えただけで後は頑張ってと言う感じです。
貼ってます。
包んでます。
おーーー!それっぽくなった!上出来です。自分たちで作ったシートは、乗り心地も5割り増しでよくなってるはずです。
とは言っても、免許のない高校生は運転が出来ないので、数々のレース経験を持つ山田さんがこのソーラーカーのハンドルを握ることになっています。
彼らのマシンです。
現在車検が行なわれ明日からレースが始ります。
ちなみに走る距離は・・・
スチュワートハイウエイを一気に南下で3,000KM!!!!これは、相当いろんなドラマが起きるでしょうね。
完走目指すと言うより、勝って欲しいです!
皆さん頑張ってください。素晴らしいレースになることを祈ってます。
期間中の速報は上記から見ることができます。