トーキョーモーターショー TOKYO MOTOR SHOW 2013

何年か振りに東京モーターショーを見に行ってきました。
IMG_6315金曜日の午後遅い時間にもかかわらず入場券を求める長蛇の列ができていました。これが休日だとどれだけ列が伸びるんだろう。
モーターショーを見に行った目的はこれです。
IMG_6317いろんな人がFBなどにアップしていましたが、やはりどうしても現物が見たくて行って来ました。
IMG_6322もちろんシートは裏の裏まで知っていますが、車体を見るのは初めてです。
やはり実物を見ると昨年のマシンと全く別の車と言うことがよく分かります。
IMG_6318やっぱり、こういった大きな会場での世界中が注目するイベントにこうして「NOGUCHI」と書かれたシートがあるということに改めて感動してきました。もうね、いつも感動しているんです。
いいんですそれで!
PB290344PB290336座って写真を撮ったかと思えば、立って写真を撮り、行ったりきたりしながら穴があくほどCRF450RALLYを眺めていました。もうこれだけでお腹いっぱいな感じです。

しかし、せっかくきたのでいろいろ見てきました。
PB290413宇宙服のレプリカ
PB290410PB290414縫製と刺繍が気になって仕方がないので、そういった視点からおのずと目が言ってしまうんです。

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アウディのVIPラウンジ。レストランのような雰囲気でした。黒と白のコントラストが落ち着いていい感じです。
IMG_6329こちらはボルボのラウンジ。こっちは椅子が全てウエグナーで統一されていました。
お前は、車やバイクを見ていないのか?
ちゃんと見ているんですが、それを取り巻く家具や床材などがとても気になるんです。職業柄仕方が無いんです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA例えば、ある会社の展示で「未来のインパネ」ってこんなモデルが飾ってありました。
とても綺麗にビニールレザーが貼ってあるのだけど、絶対に1枚では貼れない形状なんです。
なので近寄ってよく見ると、ものすごく精密につき合わせて貼ってあるんです。この技術は当社にはまだありません。しかし、やっているところがある以上必ずできるはずなんです。今ある技術や知らなかった技術、そんなものが見れるのも最新のショーならではだと思ってます。なので、こうした写真ばかりたくさん撮ってました。
IMG_6331あと、モーターショーと言えばコンセプトカーです。
IMG_6332このシートは面白いつくりでした。
PB290392観光バスの椅子の張替はもうやっておりませんが、今の観光バスのシートは気になります。しかし、この行列に中を見るのは諦めました。
写真を見直しても、こんな感じでバイクや車の写真はあまり撮ってませんでした。
一通りバイクは跨ったり眺めたり、あっという間の4時間でした。
けっこう飽きずに見て回れたので面白かったです。
PB290407最後に。 このトルクレンチで締めるモノってなんだろう。

 

刺繍ミシンはどうなってる?  Embroidery machine

中古の刺繍ミシンを買ったとブログに書いたのが9/24

そして、10/4には少し進んだと書いた。

が・・・・

刺繍をするためのソフトが届き、自分でプログラムを組み、刺繍をする・・・・けど上手く行かない日々が続いています。

機械の調子が悪いのか、プログラムが悪いのか、さっぱり分からないまま毎日続ける。とにかく続ける。土日もやる。聞く人がいないのでネットと説明書だけが頼り。独学まっしぐらです。
修理屋さんは遠方で、一回来ていただくと交通費などなどそれなりの費用が必要なわけで、なので余計にがんばろうって気になるんです。
毎日やっていると頭に血が上って根本的な原因が見えなくなるかなと思って、ここ最近少しミシンから離れてみました。といっても2日くらいですけど。

そうしたら思ったとおりで、不調の原因が見えてきた。全部じゃないけど少しね。
やっぱり、こん詰めるとよくないってことです。
こんな刺繍が打ちたいという完成図はとっくに出来上がっているので、それに近づいて行けばいいのでゆっくりやればそれが一番の近道かもなって思ってます。

刺繍屋さんが見たらなにやってんだって感じでしょうが、ゼロからここまでこれたので自分としてはわりと満足しています。

練習ばかりじゃあれなので、先日の脱出ゲームにお土産をと思って水道橋重工のワッペンを作ってみた。
IMG_6144依頼はされていないんだけど、みんなに見てもらおうとアイロンで付けるワッペンを作ってみることにした。辛口評価は凹むけど、バネにもなるからね。
ワッペン作りには「置き縫い」って方法もあるんだって聞いたけど、今日はこの枠一杯で並べて作ってみた。
近所の生地屋さんで生地と生地の裏に貼り付ける芯地を買ってきた。
IMG_6146糸が切れたり、絡んだり、ささくれたりするけど、今までに比べたらその不具合は劇的に減った。

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こんな感じで動いてます。
IMG_6151できたら枠から外します。
IMG_6152裏にアイロンプリント用のフィルムを熱圧着します。
IMG_6153ギューーーーーーーーーーーー
IMG_6154フィルムが溶けて裏地と密着しました。
IMG_6155半田ごてに見えますが、半田ごてほど熱くなりません。これで切り離します。
IMG_6157外周を縫った糸に沿って溶断します。外周の糸はレーヨンなのでこのコテの温度では溶けないんです。生地と芯地とアイロンフィルムは簡単に溶けます。なので、外周に沿ってコテ先で溶かしていくと。刺繍文字を良く見ると糸で繋がっていますね。この糸は後で切るんです。文字全体が一筆書きになっているわけです。自動で糸を切るシステムがあるんだけど、それを多用すると糸の調子が・・・なんです。
IMG_6158ステッカーの裏面の紙を剥がすようにペリペリとめくります。
IMG_6159簡単にできる作業です。どんどん切り抜きます。
IMG_6160完成! アイロンでペタっと付けることができるワッペンの完成です。
IMG_6163脱出ゲームの準備の日は友人の誕生日ということもあり、友人が経営する会社のワッペンも大急ぎで製作。

肝心の自分のところのはどうなんだよ。って言われそうですが、自分のってのはけっこう後回しなんですよ。じっくりやりたいというか、妥協したくないといういいわけで結局進まない。
それではダメなので作ってみました。
IMG_6209チームランドクルーザーのヘッドレストに付けるワッペンの依頼もあったので、そちらにはドライバーやナビの名前を入れてと。生地の余白部分で自社ロゴワッペンの完成。もう少し詰めていかねばならないかなと思うけど、ここまでこればOKでしょう。

どこまでいっても100点はないんだろうけど、人様に出せる80点くらいまでは行かないとね。
まだ、「さー皆さん、どんな刺繍でも請け負いますよー」とはいきませんが、2ヶ月でここまで来たんだから、1年後はそりゃーもう素晴らしい技術を身につけているでしょう!

知ってる技術とできる技術ってのは、ほんと大きな差があるなぁと刺繍をやりはじめて思ったこと。簡単そうに見える一般的な技術には簡単に見せる技術もたくさんつまっているってこと。

さぁ今日もがんばろう。

レース鳩 Racing Pigeon

先日、やや興奮気味に「鳩を捕まえた!」と両手で鳩をつかむ職人の姿。
1460095_658993160817563_359585840_nはとだ!まぎれもない鳩だ!
職人曰く、玄関先でウロウロしてこっちを見ていたので、ひょっとしてと思い、手を出したら簡単に捕まったそうです。ちなみに、この職人がいつもの鮎捕り職人なんですが、けっして鳩を網で取ったわけではありません。
鳩の足についているリングを見ると、どうやらレース鳩のようだと職人が言います。
知り合いに鳩レースをしている人がいて、迷った鳩についても聞いたことがあったそうなので、先ず間違いないと。
10でかいけど可愛い。プルップーって言わないけど可愛い。
早速リングに記載の電話番号にかけると福島の方でした。
話によると、二日前に放鳩して(ホウキュウと読むそうです。)福島に帰る途中で体力が尽きたんでしょうね。と。
そして、運送会社の日通さんが引取りにいくので、一晩泊めてやってください。とのことでした。
お米を食べさせてくださいとも言われたので、米粒をやったら元気に食べました。
2

翌日、コロンと転がって冷たくなっていないかすごく心配でしたが、与えた米は平らげて元気そのものでした。
そして日通さんの登場。
5箱ちいさっ!
でも、ちゃんとレース鳩専用箱になっている。既に、自宅に帰って次にレースに向けて体調を整えている頃ではないかな。また遊びに来て欲しいな。

それにしても世の中いろんな競技がありますね。まだまだ知らない世界が多いです。知らなくていいものもあるだろうけど、出来るだけいろんなことが知りたいと思ってます。といっても鳩を飼うことはないでしょうね。

リアル脱出ゲームx幕張メッセ クラタス Real escape game

幕張メッセで行なわれたリアル脱出ゲームのメインキャラクターとしてクラタスが出演することとなり、少しお手伝いに行って来ました。
グレードアップしたクラタスを久しぶりに見るのも楽しみだったし、今話題のリアル脱出ゲームの裏側を見ることができるのも楽しみだった。
1幕張メッセを使い1回3000人の公演で、計6回。二日間に渡って行なわれました。その人数からもこのイベントの人気が伺えます。
ゲーム参加者は会場内(今回は巨大神殿という設定)に置かれた様々な謎を解き、無事神殿を脱出することにあります。もう1つ、巨大隕石が地球に迫りつつある中で脱出し、脱出した先にあるクラタスに乗り込んで隕石を打ち落とすという使命もあります。
一番最初に謎を解き脱出できた人だけがクラタスに乗って隕石を打ち落とします。
毎回の公演でたった一人だけクラタスに乗れて操縦ができるという、これも参加者にとっては大きな楽しみにひとつになったと思います。
私の仕事と言えば、小さなクッションの取り付けとカッティングシートの貼り付け、まぁタダのにぎやかしみたいなものなんですけどね。
IMG_6166舞台裏より。クラタスがステージに乗っていますが、クラタスの自重はxxトン。ステージも追加追加の補強で大変そうでした。でも補強しないと最悪、床抜いて落ちますから、安全策は余計なくらいとっておいたほうがいいです。
IMG_6171今回左腕に新たに装備されたキャノン砲。これが隕石を打ち落とします。
IMG_6175クラタスの調整と会場のリハーサルが同時に進んでいきます。
大きなイベントなので、スタッフの人数もかなりの数になっています。
準備はもちろん徹夜でした・・・・・・2夜連続・・・・
水道橋重工は超少数精鋭で構成されているため、各自の作業量が多くなかなか一休みができません。
IMG_6168ごはんも食べに言っている時間なんてありません。ビールなんて飲もうものなら、クラタスの新兵器で撃たれます。なので、幕張メッセ内からネットでピザ注文。会場内まで資材トラックに混じってピザの配達スクーターが来るかと思っていましたがそれは無かったです。
IMG_6167こんな枕を持っていたスタッフもいました。
IMG_6188IMG_6187IMG_6186机に突っ伏すには良さそうな枕だ。
そして、僕たちがホテルと呼んでいた場所からの眺めは・・
IMG_61693x3mのエアマットが置かれ、そこにシュラフを置いて各自仮眠です。
IMG_6182そんなホテルの壁にはクラタスの影がいい感じに映ってました。
IMG_6197こっちは壁一面。高さ10mの影。
IMG_6203そして本番。綺麗に化粧されたクラタス。準備は万全!
IMG_6204そして第一回目の公演。
エンディングでカーテンが開いたときの観客の「おぉぉーーーー」と言う声は、準備してきたものにとってはなんとも言いがたい嬉しい声でした。
次はどこにクラタスが現れるでしょうか。
次現れるときは、また更にパワーアップして登場するでしょう。
楽しみです。

バハ1000優勝! JCR/HONDA WON!!!!

先日バハ1000が開催されJCR/HONDAチームが優勝!
IMG_6195昨年に続き ノグチシートを装着しての優勝です。おめでとうございます。
当社にとってもこんなにうれしいことはないです。やったぜ!JCR!!!
使用したカバー地は今年から取り扱いを始めたグリッパーシート G-01
JCRのライダーから求められていた 高いレベルでのグリップ性能を持っているビニールレザーです。滑り止めが強くてもダメ、もちろん弱くてもダメ。いろんなシチュエーションでの使用でちょうどいいところを探すのがシート屋の仕事だと思っています。
ライダーの好みに合い、それが結果に繋がるというのは製作側にとって一番の喜びです。
1468566_10152381375164745_1682267907_n1467291_651251034938928_452035907_n現在では日本にいても携帯電話の画面でリアルにレース状況を知ることができます。
999443_594442307289139_1160183462_nこんな感じに、全ての参加者が今どこでどんなスピードで走っているかを知ることができます。
それだけに今回は最後の最後まで2xのKTMとの接戦にハラハラしながら、かなり興奮してレースの流れを見ることができました。1000km以上走っているのにその差数秒の僅差でのレースは現場の緊張感も伝わってくる感じでした。
JCRのインスタグラムでピット作業などのショートムービーが見れます。
1今年のJCR/HONDAはバハシリーズの サンフェリペ250 バハ500と全て優勝でした。
ですが、カワサキもKTMもそう簡単には勝たせてはくれません。来年も強力なライバルとなるでしょう。
そんなトップチームのお手伝いができるように、シート屋のトップになるべく頑張っていこうと思います。
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