刺繍ミシン Embroidery machine

IMG_1083このブラザーの刺繍ミシンを手に入れて2年が経った。
自分で言うのもなんだけど、このミシンの扱いにも慣れたし、なにより刺繍のデータ作りも完全な独学にしてはいい線まで来たと思っている。
そこまでやって何がしたいんだ?と聞かれることもありますが。刺繍で生計を立てようというつもりもなく、これがとても楽しい機械で、刺繍の作品作りが面白くて仕方がないのです。なので、かなり趣味に近い位置づけになっているのは否めません。
そうはいってもせっかくの技術なので、ワッペンを依頼されれば作るし、シートへの刺繍も行っています。
多少お金を生んだり、当社の製品に付加価値が付くのはいいことですからね。

さて、この機械も20年を超えて現役ではあるけれどいつ壊れるか分からず、壊れてからでは遅いので新しい機械を探していたところ、とーーーっても良い出物があり即買い。
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良いとはいえ色々と難もあり、一切の説明なし、アフターも無し・・。不親切がそのまま価格に転嫁された状態での購入。
この製品もすでに廃盤でTOYOTA(アイシン精機)はもう作っていない。作っていないけどまだ廃盤から10年なので部品の供給はあるので安心なんです。

さて、同じ刺繍ミシンとはいえ、メーカーが違えば使い方も違う。
パソコンとの接続に専用のソフトがいることも知らず、そのソフトの存在すらも知らずひたすらエラーを叫ぶ刺繍ミシンと格闘すること1週間。
答えはどこかに落ちてたり、自分の中のひらめきで解決するもんですね。
その間、いろんな方面に問い合わせをしてみるも全員無視。正規ルートじゃないから、教えてあげないってのもわかるけどね。そこを何とかお金で解決できませんか?とも思うのです。
あとね、昔友人にこんなことを言われた。「海外で道を尋ねるな」「自信をもって間違った道を教えられるから自分で何とかしろ」
これね、身を持って体験してるからわかるんだけど、道に限らずいろんなことを有識と思われる人に尋ねて、戻ってくる答えに正解があったためしがないんです。
微妙にずれてる。その人には正解だったけど、自分には当てはまらない。
なので、結果的に自分で答えを探し続けないといけないんです。
あと、他人のめんどくさいことは手伝いたいくないだろうしね。
そうはいってもヒントは欲しい。ダメもとでメーカーにも連絡入れたら、扱える人間はメーカーにはもういません。って、即切りだった。
やっぱり自分で何とかしなきゃ。
IMG_1174こういうことにかけては多分かなりしつこい性格で、しかもこれに没頭させてもらえる時間はたっぷりあるので、独り言をぶつぶつ言いながらいろんな方法を試しているうちにデータの転送が成功し、無事に刺繍ができました。
静かで速く、動きがスムーズですごくいい感じです。
糸の調子などはなれたものなので直ぐに調整し、後はデータ転送から刺繍までのオペレーションが素早くできるようにマニュアルを毎日眺めなきゃ。
とりあえず、新しいおもちゃを手に入れたので、また楽しく刺繍ができます。