昨年、バハラリーにアフリカツインで出場するというカナダのモータージャーナリストのローレンスさんにシートを作って渡しました。
今でも使ってくれていてうれしい限りです。
タンデム部の段差をなくした前後移動しやすいフラットなシートは、ローレンスさんのシートを作る少し前にベガスtoリノに出場したジョニーキャンベル+RIDER誌の三上さん、このバイクの開発員の今井さんが使用したアフリカツインのシートを作る時に、メカニックと話をしてこのような形になりました。
フロントを25mm程度上げて、タンデムはフロントシートの後端の高さに合わせ、更にシート幅を詰めています。
カバーはウルトラスエードを使用し、衝撃吸収材T-NETはもちろんはいっています。
シート幅があるので、積層するウレタンはノグチオリジナルのミディアムを使用しています。
おかげさまで、このタイプのシートは国内外からオーダーを受けて結構な数を作らせていただいております、もちろん現在も受け付けております。
フロントシートを盛るために足つきの心配はありますが、シート前部をシェイプすることで思ったほど足つきが悪くなった感じはしないと思います。
そういえばミラノショーで新型が発表されていましたね。
アフリカツイン アドベンチャースポーツ
なんかうれしくなってしまいました。いや、このシートの形を先に作っていたことなんですけどね。やっぱり、こうした形が欲しい人がいるってことだったんだなぁと。
タンク容量が増えているのでこのまま現行車にポン付けできるか分かりませんが、出来るならこれを改造したほうがコストメリットもあるし良いかと思います。