DUCATI  ドカティ ストリートファイターのシート

 

 

 

ふんだんにカーボンパーツが取り付けられたドカティ ストリートファイター。排気音よりも乾式クラッチの音が印象的でした。さて、自走でシートの相談に来られたお客様は、以前にも当社でシート加工をされた方です。

その時は、表皮はそのままにできるだけローダウンする。と言うものでした。そのとき再利用した表皮がボロボロになってしまったので、新しく作ると言う事で、新品のシートを背負っての来社でした。

先ずはそのボロボロになったシート見せてもらいます。

このシートを加工させてもらったときには、この表皮の感触が良くて、手に入らないかと問い合わせをしたくらいです。極細スエードのようなネオプレンゴムの発泡が極々細かい感じのような、お尻にしっとり吸い付くようないい感じで、表皮自体にも伸びもあり防水カバーとしても利用できるかなと思っていました。

しかし、1年経ったくらいで、表面がこのようになってしまったということでした。スキン層といわれる部分が剥がれ落ちています。エッジに近い部分は基布といわれる裏地が見えてしまっています。これは、パンツとの相性にもよると思いますが、他の要因も絡んで1年でこのような結果になってしまったのだろうと思います。全てのシートがこのようになっているわけではないでしょう。

そして、打ち合わせの結果、ノーマルシートを10-15mmアンコ抜きをして、サイドもシェイプ。エクセーヌの赤と黒のツートンで張替をし、座面後部にストリートファイターのロゴを刺繍。

先ずは刺繍の試作です。試し打ちをしてもらって、大きさや糸の送りや打ち込み量を確認します。

シートストッパーは接着です。特殊な接着剤でつけます。カバーがカーボンなので、傷が付かないように厳重に保護をしています。

ワンポイントの刺繍もいい感じです。

エクセーヌの色と逆色のステッチもいい感じです。ツートンのカラーのつなぎラインは色々と変えることが出来ます。デザインやステッチなどお気軽にご相談ください。