ツーリング

3連休の中日、前日に思い立ち早朝4時から一路南西に向けてバイクを走らせました。特に行き先を決めていたわけでもなく、熊野古道や高野山など、なんとなく耳にも涼しい感じがする場所を目指してみたわけです。

朝4時だと、バイクで走るには少し肌寒く、上着を一枚来た。そして先ずは長良川を南下。

橋の名前が分からないけど、朝焼けに照らされて綺麗だった。

桑名東から高速に乗り、伊勢道に入ると・・雨・・雨・・ざぁぁぁぁぁぁ

連日の暑さから天気予報はまったく見ていなかった。ここで始めて天気予報を確認すると、尾鷲方面の天気予報が午後から雨。それよりも、いまここが雨なのがどうにも厳しい。まだ6時だし、カッパは持ってきてないし、服はパンツまでびしょ濡れ。一気にテンションが下がってしまった。

コーヒー飲みながら、やまない雨を眺めて「帰ろうかなぁ」ってツイッターに投稿をすると「はやっ」って即レスされるし。まぁこうして出てきたからには、何か楽しいことを考えよう。ルートも地図を見ながら色々と考えてみる。そうしているうちに雲は切れていなけど、雨は上がったので走り出す。

が、30kmも進まないうちにまた、ざぁぁぁぁ・・。高速を下りました。降りて濡れたまま屋根のあるところで少し仮眠。道路標識には鳥羽、伊勢と見慣れた地名。松坂牛でも食べようかと思っても、まだ7時台ではどこも開いていません。フェリーの文字が目に映ったので、小学校の修学旅行以来乗る機会もなかった伊勢湾フェリーに乗って、少しでも旅の雰囲気を高めてみようと思い乗船場へ。

バイクの固定。シート屋としては、いくら保護シートをかけるとはいえ、シートにタイダウンベルトでテンションをかけるのは胸が苦しくなる思いです。

出航。フェリーで海を渡るといえばパリダカ。スペインのアルへシラスやマラガなど年によって出航地が変わったりしてたな。リエゾンを終えたラリーカーが港に集まってきて、巨大なフェリーにどんどん車やバイクが飲まれていく。辿りつくのはモロッコの港。そこからラリーの本番が始まる・・・そんな風景を現場で眺めた記憶が、このフェリーにもだぶって・・・・・・だぶりませんね。やっぱり。僕の隣の席では買ったばかりのデジカメの使い方が分からないと、大笑いで大騒ぎのご婦人チームが鎮座していました。

チケットは750cc以上が片道¥4,000.うーーん、まぁこんなもんかなぁ。50分の船旅は寝ているうちに終わってしまった。チケットと一緒に「豊橋カレーうどんマップ」というものを貰った。そういえばなんか聞いたことがあるぞ。最近はやりのご当地グルメで豊橋が押しているやつだな。なので、お昼はこれを食べることに。

伊良湖に到着したら、天気は真夏。暑い。ひたすら暑いです。車の少ない道を探して、遠回りでもいいから気持ちよく流せる道を走ります。

ここはひたすら真っ直ぐな道だったなぁ。

が、そんな道はたくさんあるはずもなく、程なく豊橋に到着。豊橋カレーうどんののぼりを掲げるお店はたくさんあるけれど、どれもピンと来ない。が、市内を走り回っているうちに、バイクも体もオーバーヒート状態になってきた。駅から少しはなれたところに雰囲気の良いお店を発見。

お店の中は満員。お客さんの殆どが豊橋カレーを注文している。当たり??俺当てた??と期待して、来たのがこれです。

説明に書いてあった通り、底にはとろろがかかったご飯がある。美味しかったんですが、僕としては純粋にカレーうどんが良かったかな。まぁこれはこれで豊橋カレーうどんってことで、知ることが出たからよしとしよう。

お腹がいっぱいになって、涼しい所を走りたい所だけど、逃げ場のない太陽光と渋滞の国道・・。空冷エンジン1200ccにとってこの環境は良くないし、その熱気をもろに浴びている僕にも良くない。頭の中に地図を広げて俯瞰しても、いまいち走りたい気が出てこないので高速に乗って帰宅。

高速でピューと走れればいいのですが、いくらスピードを出してもじりじり肌を焼く太陽。たまに通るトンネルの気持ちのいいこと。ここで無理して走り続けると、経験上熱中症になる可能性もある。なので、水分補給。

こういうときのコーラの一気飲みはたまりませんね。

早い帰宅でしたが、日焼けの跡が今日のツーリングの思い出となって残っています。

今度は林道ツーリングにしよう。少しは涼しいかもしれない。