シートの表面温度  Temperature of the seat

梅雨明け宣言後、連日37度越えです。もーーバイクに乗る気力もそがれちゃうなぁ・・そうは言っても仕方がないです。
なので、そんな暑い日に思いついた実験をしてみました。

アルカンターラとエクセーヌはビニールレザーに比べて温度はどのくらい低く保っているのか!です。

IMG_5287実験したシートはこのように各素材を張りこんだシートです。

当日、気温は37度。そして路面温度は・・・
IMG_5277先ずこの温度計が正しいのかどうか、それが心配ではあるけれど、この温度計でそれぞれを測れば条件が同じと言うことになります。なので、対象物への測定距離は一定に保ちつつ測ることで比較はできると判断しても良いと思います。違ってたらごめんなさい。

ビニールレザーを測ってみます
IMG_5279IMG_5278エンボスレザーも表面がざらざらした滑り止めビニールレザーも60度越えです。素手で触っても「あっつっ!」と言いたくなるほど熱いです。しかも、バイク用ビニールレザーの耐熱はMAX80度あたりですが、60度だともうフニャフニャです。指でつまんで強く引っ張れば破れそうな勢いです。
IMG_5285太陽が当たってない場所でも路面温度とあまり変わりません。

そして、人工スエードのアルカンターラやエクセーヌだとどうでしょう。
IMG_5280すべての測定は10分以内に行なったので、この時点でビニールレザーは60度を越えたままです。それより6度以上も低いと、手で触ってもその差は明らかです。
太陽が当たっていない側面に至っては
IMG_5284こうなります。

この違いは、これから季節大きいですね。
例えば、炎天下のパーキングに停めたバイクシートの温度はどんどん上昇します。
熱くなったビニールレザーのシートに跨ると、その暑さのため汗をかきます。
かいた汗は、通気性のないビニールレザー座面ではパンツのみで吸収されるしかありません、しかし、人工スエードのアルカンターラやエクセーヌであれば、先ずその座面温度の低さから汗をかきにくく、かいた汗も人工スエードの特徴であるフェルト状繊維のため吸収し蒸れにくくしてくれます。
冬場はその逆がいえますね。冷たすぎないと言うことになります。
人工スエードのアルカンターラやエクセーヌは防水性がないというデメリットがありますが、当社ではウレタンを防水コーティングするので、表面は濡れてもウレタンまで染み込むことはありません。
また、現在当社ではアルカンターラやエクセーヌその物に完全防水性を持たせた開発を進めています。(もちろん素材自体に吸水はします)

耐久性や張替の価格など質問は随時受け付けます。
アルカンターラは一度使うとその感触がやめられなくなります。