エルバ島への道2 To「ITDE2015 Isola D’Elba」

エルバ島への道とは言いつつ、特にこのスキルだけは身につけておかなきゃと言うのはルールくらいで、体力とバイクを進めるテクニックは2か月後という短期間でどうにかなることもないので、オフロードバイクに乗り始めて30年近い経験で何とか乗り切ろうかと思ってます。

そうは言っても、様々な路面の適応力や、ある程度のスピードは戻しておかないと、現場でつまんないことになってしまうので練習は必要です。
乗り込んだだけ実になると思ってます。

乗り込みたいんだけど、岐阜は日本一暑い(と思ってる)ので、昼間は全く乗る気が起きません。乗らないまま連休が終わるのも嫌だったので、最終日の今日は5時に出発して山に向かいました。

気温は22度。気持よくフラットな林道を流しつつ、徐々にスピード挙げて行きます。5kmほどの林道を往復したころ、ほんのり汗もかいたので、次は少しきつめの林道へ。
ここはがけ崩れが多く、こぶし大から頭大の石がゴロゴロ。
しかも浮いた感じなので走りにくい。
でも、マシンのホールドや姿勢などがちゃんとしていれば、難なく進めるので練習にはいい感じ。

しかし、この道には一つ問題が・・。
IMG_0076ガラガラーーーーーー
そして木がバターーーン
IMG_0075写真で見ると、ほぼ通過不可能。
しかし、数か月前にここに来たとき上から降りてきて、このがけ崩れを確認していました。
写真で言うと左にかろうじてラインを見つけていました。
今回、やり忘れていた夏休みの宿題として、ここの難所越をしてきたわけです。
エルバ島にこんなセクションはありません。さらに、これをしたからと言ってテクニックが上がるわけではありません。
なんというか、やっておかないと気持ち悪い。ただそれだけです。
今回は、難易度の高い上りでの攻略をしてみました。下りと上りでは圧倒的に上りのほうが難易度が高いですからね。
このままでは絶対無理なので秘密兵器登場
IMG_0088・・・・しょぼい  しょぼすぎるノコギリ
しかし、これ一本とあとは体力と知力で攻略です。
IMG_0078直径15cmの一番太いのからやっつけた。この時点で汗は尋常じゃないくらいかいています。まだ日が当たってないので急がないといけません。
IMG_0080開けました。なんとなくラインが見えてきました。
振り返るとこんな風景です。
IMG_0079ヤーーーーッホーーーーと叫んでみます。
黙々と作業するのですが、一人なので寂しくなって独り言を言ったり、歌を歌ったり♬
しかし、体力が消耗するにつれてまた無口に。
IMG_0081IMG_0081描くまでもありませんがイメージはこうです。
イメージ通りにいけば何の問題もないのですが・・
・・・
先ずはリアタイヤの空気を限界まで抜いて。
あーしてこーしてここでクルッと・・みたいなイメージができたところでいざトライ!

バーーーーァァァン ガサァァー・・勢いをつけすぎたために、登り切った先でうまくターンできず反対側の崖に半分以上バイクが落ちた!
そう、落ちたんです!呆然です(写真撮ってません)
逆さ向きのまま佇むバイク。早く起こさないといけないんだけど、ハンドルが木に引っかかりなかなか起こせません。
気が狂いそうなほど汗が吹き出します。
なんとか、バイクを起こし次の岩を越えます。
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フロントアップするタイミングが合わず、そのままドーン。
IMG_0083脱ぎ捨てられたジャージがすべてを物語ってます。
IMG_0084抜けた。
よかった。
これで帰れる。
この先にあるガレガレの登りなんて、ここに比べればへっちゃら。
IMG_0085頂上に到着。
これで夏休みの宿題は完了。
何度も言うけど、これは練習というか確認作業みたいなもんですね。
さて、エルバ3デイズまで、あと2か月。
かっこよく走りたいので、イメージする走りができるようにもう少し練習量を増やしていこう。