オートレーサー の KTM690DUKE

今回のお客様はオートレーサーです。
職業ライダーですね。
毎日のようにバイクに乗っていると、普段はそれほど乗らないように思う方もいると思いますが、当社のお客様には白バイ隊員や今回紹介したオートレーサーの方も多く居られます。
そういえば、パリダカでも毎年BMWで出場していた白バイ警官のロワゾーなんていう人もいたなぁ。あっ、モンゴルにも来たっけ。
さて、今回のご依頼はKTM690DUKEのシートのローダウン

このシートは、中央に特徴的なシートストッパーが付いています。
一般的な張込ではこのような形が出ません。
特殊な作り方でウレタンとシート表皮が一体成型されているので、表皮をはがすときに、ウレタンがくっついてきてボロボロになってしまいます。

こんな感じになります。
もちろんこのまま張り込むと、表面が凸凹になってしまって見れたものではありません。
なので、綺麗に表面をならして、同程度のウレタンを張り込みます。
凸凹を隠すために柔らかいウレタンで全体を巻く方法もあるようですが、当社では行いません。
シート全体が丸く、シャープさをかいてしまうからです。乗り心地も良くありません。
さて、ローダウンをして、シートストッパーも削ってしまったのでは面白くありません。
なので、同じようなシートストッパーは出来ませんが、一般的な張り込みで再現できるストッパーを増設しました。
写真では分かりづらいかもしれませんが、中央に三角の盛り上がりをつけてあります。

エクセーヌとビニールレザーのコンビで張り込みをして、オレンジの糸でステッチを施してあります。

ショートツーリングで・・

ふと、林道が走りたくなる時があります。
先日もそうでした。しばらく乗っていなかったのもあるし、何より暑くも寒くもないこの季節は林道走っていると気持ちがいいんです。
板取まで20分ほど走れば、行き止まりだけど林道がたくさんあります。渓谷を眺めながら走るルートもたくさんあり、もう20年通っているエリアです。

もう目を吊り上げて飛ばすこともないので、のんびり走ります。
の、つもりでした・・

川の写真を撮っていたら、足元から覚えのある甘いような、生温い匂いがします。
あーーーーーーーーー

クーラントが漏れている。
と言うか、ジャーーーーって勢い良く飛び出している。
困った。
人間も水冷のバイクも水がないと死んでしまいます。
しかも、こんなときに限ってマルチツールすら持ってきていません。
幸い、ここは砂漠ではありません。
都合のいいことに直ぐ近くに売店がありました。
売店のおばちゃんに工具を貸してもらい、処置をしたら思いのほか簡単に水漏れは止まった。

止まったけど、不安が残る。
テンションは下がったままですが、山を上がります。

気持ちいーーー

ながーーーい林道を下界を眺めながら下りていきます。
やっぱり林道は楽しい。
今度はちゃんと工具持って走りに行こう。

平谷トライアルの続き

友人がヘルメットにビデオカメラを付けて走りました。
私と同じように、トライアルバイクではなくオフロードバイクで出場しました。

3人とも、バイクウエアーの上にアロハを着て涼しさを演出してみましたが・・・
*動画の保存場所が小さいサーバーなので、処理が込み合う場合、多分同時に5人は無理と思います。
見られなかった場合は時間をおいてアクセスしてください。
先ずは、スタートから第一セクションに向かう道です。
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なさけない走りと言うか、モタモタぶりの私です。
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失敗集
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難行苦行の沢登り
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平谷にて初ツートラしてきました

シートのテストとは言っても、目的は気持ち良く乗れる遊びができるかどうかなんです。
今回は友人に誘われて初めてツートラに参戦してきました。
知らない人のために。トライアルと言う競技があります。
こんな競技です。
映像は世界選手権なので、それ相当のセクションですが、とにかくバイクで登って飛んで降りてと言うことなのです。
決められたセクション内で足を着いたら1点減点などと、全てのセクションにおいて減点数が少ない人が勝ちとなる競技です。人工のセクションや自然のセクションであったりします。
スピード競技と違って、地味に見える人もいるかもしれませんが、そりゃもう、私などがやってみると足を着くとか以前の問題で、そこを通過できるのか?といった問題となります。
しかし、このバイクです。


9割のバイクは、このようなトライアルバイクです。
トライアルの競技なので、当たり前の話です。
ツートラと言うのは、公道も使って山の中や川などでセクションを作り、セクション消化しながらゴールに帰ってくる競技です。なので、車検もあって保安部品から免許や保険のチェックも厳格に行われます。
いわゆるナンバーが付いた車両しか参加できません。
競技規則には、トライアルタイヤを履けば一般的なオフロードマシンでも良いと言うことでした。
コースを走れるのかどうかは自分で考えなさいですね。これも当たり前の話です。
先ず結果からいいます。
甘く見ていましたごめんなさい。
タイムアウトです。
今までの経験で、他の誰かが通った場所であれば、なんとか時間をかけてでも通過してきたのだけど・・・
どうしても上がれない壁があったりして、時間だけが過ぎて行ったわけです。
まだまだ、練習が足りません。
延々続く沢登り・・大きな岩に、流れる水。挿入して現れる競技セクション。
競技セクションが終わっても、同じような道がまた続く・・。ドロドロの沼のような道や、深くえぐれて滑り台のような下り坂。
移動だけで疲労困憊です。
移動区間も競技セクションも私のような初心者では、その違いはありません。それでは競技に参加している意味がないのでは、と思われる方もいるかもしれません。しかし、私としてはルールの中でやる以上、後は個人の考え方次第かと思います。もちろん競技区間をはじめ、移動区間でも同じように競技を楽しんでいる方の迷惑にならないように、できる限りのマナーは守っていたつもりですが、このバイクの大きさと重さで、せまーーーい道を塞いだりしてスタッフや参加した何人かの皆さんに助けてもらってほんと助かりました。
ちなみに1.5km進む沢では、3時間かかってしまいました。
携帯した飲料水と塩飴にかなり助けられました。
と言うか、飲料水がなければ熱中症です。

夕方まで食べられないのが分かっているので、朝ごはんはたっぷり食べます。

競技中の写真は残念ながらありません。
友人が撮っていれば、後日またアップします。

クシャクシャになったナンバープレート

潰れた部品

折れたガード

そして、打ち身だらけの体・・・・
その他、いっぱい壊れました。
そりゃ、あれだけバイク投げて、落として、ひっくり返せば壊れますね。
今回はこのイベントを楽しむ他にもう一つ楽しみがありました。
バイクで知り合った友人たちと、久しぶりにレース後に宴会でもしようと言うことでした。
会場から近い昼神温泉の宿で、あれだけ昼間疲れたのも忘れて、夜遅くまで良く笑ってよく飲みました。

気分が良いうちに、泥だらけの衣類の洗濯と、頑張ったバイクの泥を落として、まだ翌日に襲ってくる筋肉痛に、体をくねらせながらこのツートラ感想文を書いています。
今度は完走したいな・・・
シートのテストですか?
ちゃんと、できましたよ。良いデータが取れました。
さぁ次はどこでテストしようかな。

5Dラリー

5Dが主催する【5Dラリー】に参加してきました。
ラリーと言っても公道を使ったレースではなく、公道を走る時はコマ地図に従いながらルートを辿るツーリングのようなものです。途中景色のいい場所があったり、美味しい物があったり、走り応えのある林道があったりします。
もちろんレースなのでタイム計測は行いますが、クローズされたダートのサーキットを使い計測をしました。
後はコマ図に従いながらチェックポイントを通過して、定められた時間に通過できないとペナルティタイムが加算されます。
法定速度で走っていれば通過できるタイム設定であるため、初心者の方でも問題ありません。
コマ図でラリーの雰囲気を味わうにはこうした遊びから始めるのが良いと思います。

これがコマ図です。

何枚かに分けられた地図をロール状にするため糊でつないでいきます。何年ぶりかの作業です。

出来上がった物を、マップホルダーに装着します。

チェックポイントの開設時間などの追記事項はこのように書いてバイクに貼ったりましす。
風景のいい場所などでのんびりしすぎてチェックポイントに遅れては大変です。



参加約70台の中には当社のお客さまも多くおられ、色々お話をさせていただくよい機会にもなりました。
また、懐かしい顔にも会えて楽しいレースになりそうです。
さて、いよいよスタートです。
初日は300kmの長丁場です。景色のいい所を取り入れた気持ちのいいコースです。と説明があったが
雨雨雨雨・・・・・とにかくザンザン降ってます。
ちなみに私は晴れ男なので、誰か・・誰かが連れてきたんですね。

1台づつ急な坂を下るコースからスタートです。
個々に地図は持っているので一人で走れるのですが、2-3人で走ったりするのも楽しいです。
特にここは広島。お昼をコンビニ弁当で済ますのはもったいない。
一緒に走っていた人たちと、「雨で寒いし、どこかお店でおいしい物でも食べましょう」となり、ベタですがここに入りました。お店に入る前に「雨で濡れていますがよろしいですか」と店員さんに聞いたら笑顔でOKの返事を貰い気持ち良く入店しました。


メニューを見たら広島なのに関西風と書いてある。せっかくなので広島風にしてもらって食べました。
なにより鉄板の暖かさがしみました。
さて、お腹もいっぱいになり走り出すと海に出てこんな港がありました。

潜水艦です。他にも軍艦?がたくさん停泊していました。
他にも景色のいい場所はたくさんあったのですが、あいにくの雨で見えず。
とにかくひたすら前に進むうち初日をゴール。
近くには温泉もあり、気持ち良くなったところで夜のパーティーです。
ものすごい雨でしたが、サーキットにあるガレージの中でのバーベキューでゆっくり楽しく食事ができました。


お肉の他にも、サラダやおにぎり。一杯¥200の生ビール。お肉もお酒も本当においしかったです。
友人たちとの久しぶりの話も楽しくて、飲み進めるうちに酔いが回り、早い時間に初日が終了しました。
2日目
雨音と蚊と同行者の悲鳴のようないびきであまり寝れず・・
今日のスタートは06:00.コース説明は05:00
なので、暗いうちから用意をはじめます。その前に暗いうちの静かなピットスペースが好きなので、歩いて皆さんのバイクを眺めたりしました。



今日は林道が多いとのことなので走るのが楽しみです。
山や谷川の景色を眺めるのは大好きです。本日の走行は約250km
スタートして70km程度走ったところで問題発生。
前日満タンにしてあったガソリンですが、思ったより消費も早く予備タンクになってしまいました。林道を走るコース設定と言うことは山をつなぐルートであるため街に出ません。と言うことはガソリンスタンドが無いのです。
地図を先送りしてガソリンスタンドが明記してあるコマ図を探すと30km先・・・・
そこまでいけません・・・
こんな時、大きなタンクを付けている人と一緒になるとありがたいです。
お願いをしてガソリンを分けてもらいました。

落ちていた空き缶をゆすぎ、ガソリンを分けてもらいます。
私が貰い終わるころにもう一台「僕もお願いします」と、パリダカ完走、ISDE日本代表の彼もやってきて分けてもらってました。
おかげで次のガソリンスタンドまでたどり着けました。ありがとうございました。

お昼のお弁当です。
雨の中走ってきて、雨の当たらない室内で食事ができるのはありがたいです。
と、まぁ雨だらけのラリーでしたが、すごく楽しかったです。
やっぱりラリーは楽しいですね。
結果ですかまぁぼちぼちな順位でした。
又機会があれば参加したいと思います。
5Dスタッフの皆さんありがとうございました。また、参加された皆さんもお疲れさまでした。
来月もレースがあるのでもう少し頑張れるように練習しなくちゃです。