機能マット DRY MAT

先日、近所の布屋さんで見つけたメキシカン柄の生地。
メキシコ帰りってわけじゃないけど、オーガニックな感じがする配色のストライプが好きなんです。

そして作ったのがこれです。
布が貼ってあるだけの厚さ5mmのマット。座布団と言うより敷布程度のものかな。

でもね、これの断面写真を見ると

分かりますか?布の下には通気性がよく、硬く締められたフェルトの間にシリカゲルが入っているんです。

そう、あの乾燥剤のシリカゲルです。

それもB型シリカゲルといって吸湿をしつつ、まわりが乾燥してくると放湿するという優れものなんです。

特徴は
* 吸放湿するので、例えば車内であれば適度な湿度を保つことができます。

* ダニの発生がありません。

* アンモニアや汗などの酢酸臭を吸着します。

* 丸洗い可能です。(ちなみに今回貼り付けてあるメキシカン布は洗濯で色落ちの可能性ありです。吸湿効果にかわりはありません)

* シックハウスの原因であるホルムアルデヒド、トルエンなどのVOCを吸着します。

 

お試しで車のシートやオフィスでの使用を考えて380mm角で作りました。(¥1,200/税送別)

オーダーでお好みのサイズのマットが製作できるので、キャンピングカーなどの大型マットも可能です。1枚から製作いたします。

ファブリックで張り込んであるカーシートの中にこれをインサートしても蒸れを防いで良いと思います。

また変わった使い方としては、湿気を嫌う基盤などのボックス内にこれを張り込むことで結露を抑えます。

ご質問は info@a-seat.jp までどうぞ。件名に「調湿マットの件」とお書きください。

 

新しい工具巻 Tool Roll

工具巻きのかっこいい呼びかたってないもんかな。

やっぱりカタカナ読むがいいかな。
TOOL ROLL・・・
TOOL WRAP・・・・・
それとさROLLとWRAPの違いってなんだ?

野口巻・・・・論外やな・・・(^^;)

さて、HRC向けに作った工具巻
先のモロッコラリーでも問題なく活躍してくれたそうです。
工具が収納しやすく、展開もたたむのも早い。
生地は地厚のナイロンオックスにビニールコーティングされたとても丈夫な物を採用しています。力がかかる部分の3重縫製など地味な商品ではあるけど、割と手がかかってます。工具を刺す袋の底は2重にして、尖った工具を力いっぱい刺しても破れなくしてあります。
ピットだけじゃなくて、車検場などにもこうして素早くコンパクトに畳める工具巻は重宝されたそうです。各国から集まったHRCのメカニックからも「イイネッ」ってメッセージ をもらいました。

そして、エンジン担当のメカニックから小さいサイズのエンジン用工具巻の依頼がありました。
これだけが収納できるサイズの工具巻。
色々考えたけど、結局大きな工具巻きの縮小版に落ち着きました。まぁこれがいいのか悪いのかは使ってみないとわかりません。なので、たたき台としてこの時期に作れば、最悪手直し品は本番に間に合わすことができるでしょう。このまま合格なら、それに越したことはないんですけどね。相手が欲しいと思っているものをどこまで具現化できるかが、オーダーを受けるほうの使命だと考えています。こちらがいくら良いと思っても気に入らない使いづらいでは意味がないです。オーダー品と言うものは、オーダーするほうもされるほうも本気のぶつかりあいじゃないと良い物にならないと思います。しかし自信持って作ったものでも相手がいる以上、物作りはいつも不安がついて回りますね。(^^;)

シートカバーのサンプル帳 Sample piece of the cover

当社で扱うバイク用のカバー地見本帳が少しリニューアルしました。
お客様が選ばれる色で最も多いのが黒と言うこともあり、黒のシボ(表面の模様)違いを充実させました。また、別冊としていましたアルカンターラエクセーヌと並べて添付しました。

当社で扱うカバー地は、バイクシートに適した物を選んで使用しております。過酷なラリーなどでも、その耐久性は野口シートとして実証しておりますので安心してお選びいただけると思います。

サンプル帳の表紙にも書いてあるように、お客様により良い「Proposal:提案」ができるように日々研究を続けていきたいと思います。

サンプル帳以外にも掲載していないカバー地が多数ありますので、お気軽にお問い合わせください。

 

オリジナルバッグできました。 The bag which reused the cover of the motorcycle seats.

久しぶりに登場です。本来なら張替時にそのままゴミとなってしまう古いバイクシートのカバーをバッグに仕立てました。張替えが必要になったシートカバーなので、汚れや破れ硬化などがあります。
本日から販売開始となります。欲しいバッグがありましたら、メールか電話で欲しいバッグの番号をご連絡ください。

同じものは2個ありませんので、早いもの勝ちとなります。

前回のサイズに比べて少し大きくして、A4ファイルが入るようにしました。

フラップ以外はバイクシートに使用する強度の高い非発泡レザーで、内側はテント地のターポリンと言う素材を使用しています。

写真はバッグを使っていただいている方からの写真。旅先からいただきました。ノートルダム寺院かぁ、また行ってみたい所だ。

よろしくお願い申し上げます。

アルカンターラ・エクセーヌの汚れ落とし  Be careful

あぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・なんてこと・・・・・

ある方がバイクを貸して、借りた方が洗車して返してくれたまでは良かったのだけれど、高圧洗車機でブシャァー!!!!しかも至近距離で、高圧洗車のノズルはたぶん真っ直ぐ噴射・・・そうすると、エクセーヌやアルカンターラの表面はこのようになってしまいます。もう直りません。張替です。
タグからすると、これは5年以上前に作ったシートで、この高圧洗車機による跡以外、毛羽立ちや毛玉、そしてシートウレタンへの水の浸入は認められませんでした。
こうならなければ、まだ数年問題なく使える状態でしたね。

シートをつけたまま高圧洗車機を使うことは問題なのですが、やはりシートに直に当てるのはビニールレザーの場合でも避けたほうが良いと思います。
また、車体の裏側から洗う場合も、シート裏からは水が侵入する恐れがありますので気をつけてください。できれば、シートは外してブラシで洗うといいですね。

当社のシートは防水加工が施してあるので、洗車に関してそれほど気を使うことはありませんが、やはり程度というものがありますのでよろしくお願いいたします。

ビニールレザーシートで張り込んだシートの洗い方
水道の圧力でホースから出る水を直接シートにかけてもかまいません。
汚れていれば洗剤と柔らかめのブラシでこすります。
洗剤の残りがないように水で流します。おわり

エクセーヌ・アルカンターラで張りこんだシートの洗い方
ビニールレザーシートと変わりはありません。
ただし、表面はビニールレザーよりもデリケートなのでブラシは柔らかいものでこすってください。できればブラシも円を描くようにこするのではなく、後ろから前に一定方向に流すようにこすってもらえるといいです。
洗剤を流した後は、乾いたウエスで水分を拭き取ってください。
これも、ブラシと同じく後ろから前に毛並みをそろえるように拭き取るとよいです。おわり
末永く当社のシートを使っていただくために、汚れなどの落とし方などわからないことがあればお気軽にご相談ください。