オープンハウス

何気なくツイッター眺めたら、SYNCさんにつぶやきに「関の平屋」のオープンハウスに行って来た。と書いてあったので、事前の予約もないけど家から近い所だったのでお邪魔してきました。

ピュウデザインさんという所の設計だそうです。

ここも薪ストーブがあった。やっぱり流行なのかなぁ。前回見学させてもらったSYNCさんの家にも薪ストーブが設置してあったな。

薪ストーブの部屋から外を眺める。

額縁のような窓。

外壁の素材を聞いたんだけど忘れてしまった。コンクリートに樹脂が混ぜてあって・・・みたいなことを聞いたような。良い質感でした。

壁をむいて料理するってことはもうないのかな。こういったスタイルが多いですね。

この長椅子のクッションの中身は何だろう・・少しウレタンとは違う感触だったなぁ。

窓を開けると窓は全部隠れてしまいます。

たまたまなのか、計算なのか分からないけど、見学中いい風が家の中を流れていて気持ちよかった。風が通る家ってのはいい。

聞かなかったけど、寝室の隅に空けられた小さな穴。これは猫用?

こうした見学は色々勉強になることが多い。見るのもそうだけど、家具などを作られた職人さんとお話もできるしね。

突然予約も無しに伺ったにも関わらず、快く見学をさせていただき、また丁寧に説明していただいたピュウデザイン様ありがとうございました。

 

 

 

 

椅子張りの講師

これで3回目となる森林文化アカデミーでの椅子張りの講師。講師といっても、椅子張り全ての技術を持っているわけでもないし、フレームのことなどは正直よく分からない。なので、私にできることは、会社で使っているさまざまな材料と、縫製技法や張り技法のサンプルを持ち込んでの話と、椅子に布を「貼る」のではなく「張る」ということの実体験。の二つで1.5時間x4コマやってきました。

この学校にある広いウッドデッキが好きです。

午前中は見たり聞いたり触ったりの座学であっという間に終わってしまった。ウレタンの説明や生地の種類を喋っているとあっという間に時間が過ぎてしまった。今回は生徒さんがなんと一人だったので、やりにくいかなと思っていたけど二人で会話しながらだったので何の苦もなかった。

昨日は台風一過で気持ちのいい天気で、昼休みにこの椅子に座ってぼんやり。いい所だわ。

さて、午後からは椅子と言うか「座面の制作」オーソドックスな「ボウズ張り」です。ボウズ張り専用のプレス機でウレタンを圧縮して張り込みます。実際ボウズ張りをするときにこの機械を使わないと座面にしわが寄りやすくなってしまいます。

チップウレタンとスラブウレタン(写真の白いウレタン)の2層にします。極々一般的な座面のウレタン構成です。

ボウズ張りで、丸い座面というのは簡単なようで難しいです。シワを全周均一に取って行かなければなりません。一箇所で無理やりシワをとると、その部分が凹んだり、しばらく使っていると表面にシワが出たりします。

生徒さんの指には絆創膏が・・・・今回の授業で既に2ヶ所ヤラカシテしまいました。それでも、一生懸命話を聞いてくれて張りをしております。

完成写真を撮り損ねました・・・

次は四つの角がそれぞれ違うRで出来た座面。ピン角から80Rの角です。シワの取り方や、仕上がりの雰囲気を見てもらいます。

生徒さんは本革で挑戦。

で、あっという間に時間。これも完成写真撮り忘れ・・。

講師という立場ではあったけれど、楽しい時間をすごさせて貰いました。卒業したら木工をやっていくという生徒さんのちょっとした知識になったならうれしいです。

 

 

 

 

 

クイックパイプラップ

取引先の社長からサンプルをいただいたので紹介します。

クイックパイプラップ

主に配管の水漏れなどに使います。私の場合は、耐熱260度ということもあり試しにカマドの煙突に巻いてみました。使い方はすごく簡単。付属の手袋をはめてテープを水に数十秒浸します。それを巻きたいパイプにテンションをかけながら巻いていきます。若干伸びのあるテープなのでしっかりきつく巻くことができます。巻き終えたら柔らかくなっている樹脂がなじむようにテープ表面をなでます。

30分も経たないうちにカッチカチになります。と言うことは、ラリーなどでレバーやフレームが折れたりした場合にこれですぐ直せますね。携帯するにしてもすごくコンパクトで軽いのでいいと思います。

当社でも取り扱っておりますのでお問い合わせください。

 

 

 

 

 

スツールへヌメ革張り

スツールとヌメ革の持込で、張りこみ依頼がありました。

アンティーク風なスツールです。

革をスツールの上に置くとこんな感じです。革の硬さが写真から伝わるかな。厚みは1.5mm程度です。

1枚で張る、いわゆるボウズ張りなので角の部分は普通に被せると、このように余ってしまいます。しかし、この余分な部分を、つまんだり折りたたんだりしてはかっこがよくありません。革は水分によって伸びますので、水分でゆっくりゆっくり伸ばしていきます。

これは飾り鋲をつけたタイプ。接写します。

シワもなく綺麗に丸め込めてます。

鋲の無いタイプも作りました。

椅子張りの生地には、布や人工皮革、今回のような本革などさまざまな素材があります。長いこと張りの仕事をしていると既成概念から、この形だと張れない、生地を変えれば張れるかなと見ただけで判断することが多くなってきます。それは大体が正解なのですが、新しい方法に挑戦する気持ちは忘れないようにしたいですね。

 

 

 

レカロシート ラバーマット

レカロシートをお使いの方で、最近座面の沈み込みが多いなとか、急に沈み込みが大きくなったと感じたら、ラバーマットの破断もしくは破断しかけかもと疑ってください。シートの裏側から覗き込めば見ることが出来ます。

写真のように破れてしまったら新しいものに交換しなければなりません。当社ではラバーマットのような座り心地を実現した、別素材でのラバーマットを提供させていただいております。

左が当社製ラバーマットです。素材はラバーではなく、ポリエステルエラストマーとポリエステルの混合材。伸びが少なく、引き裂き強度や耐久性もラバーよりも優れています。

ちなみにこの椅子もメッシュの柄が違いますが、ほぼ同じ素材を使用しています。当社が使用している物は、家具のクッション材に使用する物で、木枠やウレタンに隠れる場所に使用する物であって性能は変わりません。

ラバーマットにはサイズが色々あります。寸法をいただいて製作することも可能ですが、座席からか取り外してフックが付いた状態で送っていただければ(上の写真のような状態)、同じようにセットしなおして返送させていただきます。取り付け方法も、テンションがかかるから難しそうに感じるかもしれませんが、取り付けるための説明と、簡単な冶具もお付けします。なので、誰も取り付けが簡単に出来ます。力いっぱいフックをペンチで挟んで引っ張る・・・なんてことは危ないのでしないほうが良いです。

新しいラバーマットを装着した状態です。座席を持ち込んでいただき、当社でマット交換も可能です。
ラバーマット 1枚/¥5,500(送料+代引き手数料別途)
*北海道、沖縄に関しては送料が変わりますのでご了承ください。
当方のサイズ間違い及び縫製不良などを除き、返品は一切受け付けません。
また、お送りいただいたラバーマットはお客様の要望がない限り返却はせず、当方で処分いたします。価格は予告なく変更する場合があります。