椅子張り職人のブログ

当社には国家技能検定 一級椅子張技能士が居ります。

これがあれば仕事もたくさん来る・・・・・わけではありません。しかし、1級という肩書きを持っている本人としては、その証書に恥じない仕事ををしなければという気持ちがあります。世の中にはたくさんの素晴らしい技術を持った人たちが居ります。その一人となるために丁寧で確実な仕事に加えて、日々研究をしながら更なる技術の向上を図る。そこが一番大事なことなんだと私は思っています。

そんな職人が、趣味や仕事のブログを書いていますので紹介します。

今回はネコ脚の椅子の張替

持ち込まれた椅子は、布が大きくたるんでいてウレタンが駄目になっているのが分かります。

以前どこかで張り替えたんでしょうか。ベルトの上にそのままウレタンを乗せているので、写真のようにウレタンがところてんを押し出すように切れてしまっています。

張替工程の続きは職人ブログで確認ください。

Kazuのブログ

 

 

 

 


オリジナルドライバッグ  (防水バッグ)

当社のドライバッグ(防水バッグ)は沼岩魚(ヌマイワナ)のブランドで販売しています。

定番のサイズもありますが、今回は高校に自転車通学される方のバッグのために、ドライバッグのサイズオーダーをいただきました。雨が降るとゴミ袋などで包んでかごにバッグを入れていたけど、しっかりした防水バッグがほしいと言うことでした。幅500高さ300マチ200のボストンバッグが入るようにしました。

今回のバッグ以外にも、写真のようにキャンプツーリングの一切合財を入れてしまいたいということで、こんな大きなバッグを作ったこともあります。1週間以上に及ぶ北海道ツーリングで濡らしたくないものを守ってくれました。

小さな物から大きな物までサイズオーダー承ります。

オリジナルメッセンジャーバッグが完成しました。

ちょっと予定より早かったですが、オリジナルメッセンジャーバッグが完成しました。

今回は8種類です。

フラップの部分に中古のバイクシートカバーを使用しています。(№34だけはデッドストックの60年代のビニールレザーを使用しています)本体はバイク用のビニールレザーを使用していますので、タフな使い方をしても破れにくいです。フラップはバックルで閉める方式です。内側布にはデニムやナイロンを使用して、携帯などが入るポケットも設けてあります。サイズは間口330mmで高さは270mm底は80mmのマチがつけてあります。若干小さめのバッグです。

書類を入れるわけでもないので、ちょっとしたお出かけの小物入れに使ってもらえたらうれしいです。

*このバッグは売れました

価格は全て¥18,900(税込み、送料別)です。当社ホームページでも販売しておりますが、bike@a-seat.jpへ「メッセンジャーバッグの件」として直接問い合わせいただいても構いません。

* 製作に当たっては十分注意しておりますが、このバッグの特徴であるフラップの部分は、中古のカバーを使用しておりますので、汚れ、傷などがあります。その点十分ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。

新作メッセンジャーバッグ

新作のバッグはもう直ぐ完成。

今回は全部で8個。

BMW R100GS,KTM 660RALLY,YAMAHA SUPER TENERE,などなどです。

来週には、当ホームページで発売です。

生活技術研究所

先日、高山にある生活技術研究所から研究員の方が当社を見学に来られました。

以前、当社のクッションの座圧分布を作っていただいたところです。その時の模様はここから。

一般の方にはなじみのない機関かもしれませんが、皆さんが使用している家具や機械類、衣服などの素材の研究や、企業が作った製品の耐久試験、強度試験などを行い、安心して使用できる物かどうかを調べてくれます。

様々な試験機があるので、もの作りをしている会社にとってはなくてはならない機関です。

以前こんな試験もしてもらいました。

当社で試作中だったエステベッドのある部品が使用中に折れてしまった。加重がかかる場所であることは分かっていたけど、どれくらい強度が必要かはわからない状態でのスタートだった。案の定折れたことで対策品を作ったのだけれど、果たしてこれも大丈夫なのかと言う事で、試験場に持ち込んで使用状態と同じ荷重のかけ方で何キロまで耐えられるのかを試験してもらった。

折れた部品。

対策品の試験中。

測定器に固定する為の冶具も持込ではあるけど、取り付けるための図面を貰えるので、それに合わせて冶具を作ればセットして直ぐに試験完了。

今ではかなりの精度で図面上から強度を出せると思うのですが、こうして実際に荷重をかけて試験すると安心しますね。もちろんこの時の結果は良好で、予想され加重に対して強度は4倍以上でした。あたりまえですが、量産品となってからは数百台出荷に対して折れるトラブルは発生していません。

これからも安心して使えるものと、使ってうれしいもの作りを続けていこうと思います。