先日、高山にある生活技術研究所から研究員の方が当社を見学に来られました。
以前、当社のクッションの座圧分布を作っていただいたところです。その時の模様はここから。
一般の方にはなじみのない機関かもしれませんが、皆さんが使用している家具や機械類、衣服などの素材の研究や、企業が作った製品の耐久試験、強度試験などを行い、安心して使用できる物かどうかを調べてくれます。
様々な試験機があるので、もの作りをしている会社にとってはなくてはならない機関です。
以前こんな試験もしてもらいました。
当社で試作中だったエステベッドのある部品が使用中に折れてしまった。加重がかかる場所であることは分かっていたけど、どれくらい強度が必要かはわからない状態でのスタートだった。案の定折れたことで対策品を作ったのだけれど、果たしてこれも大丈夫なのかと言う事で、試験場に持ち込んで使用状態と同じ荷重のかけ方で何キロまで耐えられるのかを試験してもらった。
測定器に固定する為の冶具も持込ではあるけど、取り付けるための図面を貰えるので、それに合わせて冶具を作ればセットして直ぐに試験完了。
今ではかなりの精度で図面上から強度を出せると思うのですが、こうして実際に荷重をかけて試験すると安心しますね。もちろんこの時の結果は良好で、予想され加重に対して強度は4倍以上でした。あたりまえですが、量産品となってからは数百台出荷に対して折れるトラブルは発生していません。
これからも安心して使えるものと、使ってうれしいもの作りを続けていこうと思います。