腕ミシンを導入しました。

今までこのミシンがなくても、保有しているミシンで当社の仕事はカバーできていました。

しかし、このミシンで今まで苦していた加工が、早く綺麗にできるようになります。できるはずです。
と言うのも、便利なのは分かっているけれど、肝心の加工する手がこのミシンに慣れていない。
なので、最初は上手くいかず、綺麗にできず、作業も遅いと思うけど、それを超えると今まで以上の品質と加工スピードのアップになると思っています。
バイクと同じでセッティングをしっかり出せばいいのです。

と言うわけで、このミシンの得意な袋の縫製品を作ってみた。
平ミシンでは相当大変な小さな袋物のステッチも楽々です。
とは言え、縫う自由度が高いミシンが故、ステッチがあちこち逃げてしまう。
あとは練習とセッティングです。

まぁまぁいい感じです。

#r100rs

ノグチシート オリジナルウレタン

ノグチシートのオリジナルウレタンを作り始めてちょうど10年になります。
オリジナルのウレタンを作るにあたって、先ず難しかったのが作ってくれるところがない。
当社が発注する量なんてメーカーにとっては利益のある仕事ではないので、それを見つけるのが大変でした。
大手のメーカーに問い合わせても返事すら来ないのはざらで、担当者に話ができても、私からの要望が多くて最後には「・・うちでは難しいですね・・」と話が終わるパターン。
いやいや、はっきりと「儲からないし、面倒だからやりたくないです」と言ってもらったほうが気が楽です。できないのではなくて、難しいならなんとかなるんじゃないですかねと思ってしまうのです。
あきらめが悪いので、いろいろ当たっているうちに今のメーカーに行き当たり製造をお願いしています。
当社専用の金型を作り、「難しい」薄物のスライスも工夫してやってもらっています。オリジナルウレタンは今までミディアムとハードと2種類の硬さで作っていました。
その使い分けは用途や好みにもよって様々ですが、この10年で自分自身で試してきた結果と、ダカールラリーや当社で改造したお客様の感想を踏まえて、オリジナルウレタンの硬さを1種類にしました。
いろんな硬さを用意できればいいのですが、たくさんあってもお客様が選ぶことはできないと思います。
今回1種類にしたこの硬さに関しては、私自身がラリーで使用したり、ロードバイクでロングツーリングしたり、プロライダーのハードな使用においての感想や劣化具合を総合して決定しました。
オリジナルウレタンで作ったシートで7日間毎日乗り続けるラリーや

のんびりと1500km程度ツーリングでシートを試したり・・。

ちなみに下の写真はダカールラリーで使用したシートを半分に切って、ウレタンや衝撃吸収材T-NETのへたりなどのチェックをした写真です。


ウレタンの接着面や、防水の接着面などを見るだけで貴重なデータがレース後のシートウレタンから得ることができます。
市販車のシートウレタンに硬度の違うウレタンを張り付けて改造するわけなので、硬度や密度の違いで接着面に問題が起きたり、素材そのものが破壊されることもしばしばあります。なので、世界一過酷なラリーで使用したシートの分解などは、普通では手に入らない貴重なデータとなります。

今までこのブログで何度も「シートは硬いほうが良いか、柔らかいほうが良いか」について書きましたが、結論は出ていません。
しかし、基本的にノグチシートが提供するシートは、私にとって一番具合のシートなのです。お客様に喜ばれるかどうかは、作ったものを乗ってもらわないとわからないというのが現状です。なので、先ずは私が快適だと思うシートを作ることが製作する上での最低条件だと思っています。
それが、今回の1種類に絞ったウレタンの硬さとなります。
あとは高さやカバーのデザインなどお客様の希望をつけ足していくことで、よりお客様にご満足いくシートになると思っています。

快適なシートについて考える
と、以前のブログにも書きましたので参考までにどうぞ。

自作される方も、このウレタンは材料販売していますので、ご注文いただければ1枚から販売します。

 

2021ダカールラリー優勝のシート

2021ダカールラリーで優勝したケヴィンのシートがサイン入りで届きました。
まさにレースで使用した本物です。

シートが届けば、ここはどうだ、あそこはどうだと気になる場所があるのでじっくり見まわします。
触った感じのクッションは問題なし。
ウエルダータグはなんの問題もなく溶着部分の剥がれやロゴの欠けなどもありません。

汚れてはいるもののサイドのHONDAのロゴプリントも損傷は見られないです。


裏側です。こちらは特殊な生地で裏側を覆っています。これもテスト時に指摘された問題をクリアしたようです。

耳栓がリアルです。カード入れもマジックテープの強度も変わらず、裂けや破れもなく問題ない状態でした。ちなみにセンターの穴は最初は開いていませんが、現地でメカがスタンプの大きさに切っています。

これで当社には、2020優勝のリッキーのシートと2021優勝のケヴィンのシートが並ぶこととなりました。

シート屋にとって、これが一番のトロフィーかなと思っています。

忙しいレース後にこれらの手配してくれたスタッフ方々に感謝いたします。

 

 

BMW R1200Cインディペンデントのシート

R1200Cインディペンデントに乗られる方から以下のような問い合わせをいただきました。
シ-ト張替の目的は、最大限に低くしたいとの思いです。バイクに跨った時に、踵が6㎝浮いている状態です。年齢とともに筋力も衰え、あと何年乗れるか分かりませんが、踵がピタッと付いたらなとの願い夢です。カタログではシ-ト高74㎝で、一度アンコ抜きして2㎝程度低くなっていると思います。
御社のご経験からどの程度低くなるでしょうか、カバーはウルトラスエ-ドで、リヤシ-トにBMWのロゴマークの刺繍をと考えています、見積り納期等宜しくお願い致します。

既にあんこ抜きをされているということだったので、どこまで下げられるかは現物を見てから判断しますということでご注文をいただきました。
ライダー部には衝撃吸収材T-NETを挿入し、できるだけシート前部の幅を狭く足を出しやすく、かつ低くを狙いました。
生地はウルトラスエード(アルカンターラ)の黒でステッチは赤です。
赤のダブルステッチがとてもよく目立ちます。

張替えの目的であった足付きは、踵が6㎝浮いていたものが1㎝程度の浮きかと思います、サイドスタンドを使用したとき片足は宙に浮いていましたが、つま先立ちで両足が付きます。大満足です。なお、実走していませんのでシ-トの硬さについては分かりません。ありがとうございました。

第一の目的であった足つきに関しては、かなり問題が改善されたようで安心しました。
ご連絡の中に一つ質問がありました。
この部分の生地がウレタンから浮いているが、次第になじむのかと言う質問です。
ノーマルは矢印で示す部分がウレタン形状の凹に合わせるように糊付けされています。糊をつけないと生地が浮いてしまうからです。
しかし、糊付けはやがてはがれることもあり、当社では行ておりません。
この状態で生地は浮いております。
しかし、浮いた状態でもしっかりとした張り込みがしてあればシワの発生は起こらず問題なく使用はできます。
このシートに限らず、軽いバケット形状にシートは同じように生地が浮きます。
生地が浮いてシワが出ることは問題となりますが、そうでない場合は正常なのでご心配はありません。

 

相変わらずメスティン炊飯やってます。

相変わらずメスティン炊飯やってます。
今年は雪が多くてバイクでたくさん走れないのが残念ですが、メスティン仲間も増えたので山などでご飯炊きながらワイワイやるだけでも楽しいです。
今年の正月、初めて君も交えて初炊飯。
この時はまだ歯が痛くて調子悪かったなぁ。
のり弁風ピラフ。
友人と時間が合わなかったり、思い付きでふらっと一人で河原で朝ごはん炊いたりもしてます。
炊けるまで本読んだり、ボー――っと川眺めたりといい時間です。
2/6。自宅付近は雪のかけらも見えないのですが、20kmほど北に行くだけで山の中はこんな感じです。
ギリギリ走れる雪量です。


トマトジュースで炊いてみたり、謎調味料入れてみたり、芯残りまくりの炊け具合だったり、やはり1合は多すぎるとか言っておきながら1合炊いておなか一杯過ぎたり、写真見た友人が「いい加減洋風やめて、たまには和風でアサリとかタコとかで和風ご飯もやってみて」と言われたので今度挑戦する。

そしてお昼には解散してそれぞれ仕事行ったり、家族と出かけたりと、一日がとても充実して心も体も健康になりそうです。