高周波ウエルダー 溶着

高周波ウエルダーと聞いても、一般的には聞きなれない言葉かと思います。
最近では少なくなりましたが、少し前の、主にロードバイクの座面にはよく使われていました。バイクシートの座面に縫製ラインが焼印のように入っている アレです。

これは極端な例ですが、縫製では難しい模様を防水を保ったまま付けることができます。金型が必要になりますけどね。

当社にもこの高周波ウエルダー機があります。現在、パターン化された金型を持っておりませんが、フラットバーは各種あるので下のようなタックロールは可能です。

ミシンで縫わないので水の浸入はありません。溶着するクッション材の厚みを変えることで膨らみの調整も可能です。

これは当社のロゴマークの金型を作り、デスクマットに使われている透明シートで作ったキーホルダーです。このように高周波ウエルダーは溶着することも可能ですし、模様のみをつけることも可能です。本革にこの処理を施すと、焼印のようになります。

この機械を使って作った製品がドライバッグです。

ツーリングなどにはとても重宝するバッグです。

 

 

滑り止めレザー 新色です。

滑り止めレザーには、滑り止めの強さがそれぞれあります。
当社で扱っている滑り止めレザーで一番滑り止め効果が高いものはB-13(メーカー廃盤なので、当社在庫分で終了)これは強力な滑り止めで、お尻をずらすには少し浮かさないとずらせないほどです。その強力な滑り止め効果で、マッドなレースやジムカーナなどで使われております。一般には向きません。

B-30これは B-13の後継で出てきた滑り止めレザーです。コレも高い滑り止め効果を得ることができ、B-13に比べて汚れ落しが楽になりました。こちらも一般の使用にはあまり向いていません。

B-12は当社オリジナルの品名「サンドレザー」です。適度な滑り止め効果で一般的に多く使っていただいております。

そして今回ご紹介するのはB-33 B-35 B-36の3色で展開するすべり止めレザーです。B-12より若干滑り止め効果が高く、耐久性もB-12と変わりません。お尻をずらしたいときには、きちんとずらすことができて、ずらした場所でしっかりお尻をホールドしてくれます。また、色がパンツに移行することもありません。また、滑り止め効果でパンツの生地を傷めるほどでもないので一般的な使用(ダートでもロードでも)にお勧めします。

表面は細かなダイヤカットのシボがついています。(皮革表面に見られるしわ模様のことを“シボ”といいます)B-33

シボの大きさは1.2mm程度です。非常に細かな低い突起がグリップ力を高くしています。B-36

カラーは以下の3色です。
B-33 黒 つやはありません。

B-35 青 つやはありません。明るめの青です。

B-36 赤 つやはありません。

今まで滑り止めは黒しかありませんでしたが、これで座面に使用する滑り止めの自由度が上がりました。サンプルご希望の方はご連絡ください。

 

 

クイックスチール ペースト チューブタイプ

以前から当社で販売しておりますクイックスチールに、2液のペーストタイプが仲間入りしました。

1:1で2液を混ぜれば、あっという間に金属のような硬さになります。硬化後は260℃(-68℃)まで耐え、薬品、油、酸にも耐えます。
対象物は、金属、コンクリート、木材、ガラス・・・・など、樹脂で曲がらないものであれば接着が可能です。

バイクや車の部品の補修に、ツールボックスには1つ入れておきたいケミカルの一つです。
充填材としても接着剤としても使える優れものです。

使い方は画面をクリックしてください。

容量:56g 色:グレー&ホワイト  価格:¥2,800/1set (税別、送料別)

お問い合わせはバナーをクリックしてください。

 

本革のシート H-D

本革での張替の依頼もよく受けます。やはりハーレー系が多いですね。どんなバイクにも革の張り込みは可能ですが、天然素材のため硬化やひび割れ、変色などが合成皮革に比べて早いので使う用途や目的に応じてこちらからアドバイスさせていただいております。

よく見るのがこうしたヌメ革でのシートですね。使うにしたがってあめ色に変色して行きます。

今回ご依頼いただいたシートはエナメルのようにピカピカでですが、時間が経つにつれて早い段階でのひび割れを狙った本革で制作しました。

イメージとしては、やがてひび割れ変色してこのような感じになるのが狙いです。
今回、革はお客様から支給いただきました。何でも早い段階でひび割れが生じる処理がしてあるそうです。

当社でも家具などの本革張りの張替えで出た、表面がひび割れたりすれた革を保管してあります。引き裂き強度が落ちているのでバックコーティングをして作ったシートがこれです。

これはひび割れと言うより、革の模様の凸凹面の凸面が削れた革ですね。裏革と組み合わせて作ってみました。古いけど新しいシートです。試作品ですが、これは販売できますので気になる方は0575-28-2057へどうぞ。

ヌメ革、サドル革、その他いろいろご相談ください。

 

 

改造できないシート インテグラルスキンフォーム

こうして写真で見ると、普通のバイクシートに見えます。しかし、張替えも形状変更などの改造ができないシートなんです。(やったとしても力技的な作業なのでお勧めできません)

裏を見てみましょう。

寄って見ます。

表皮が張り込んでありません。シートベースもありません。表も裏も同じ素材です。裏側をよく見ると所々にフレームや鉄のベースなどがインサートされています。
こうした作りをインテグラルスキンフォームとかインテグラルフォームなどと呼びます。


これらは、金型にウレタンを注入して、非常に耐久性のある表面層(スキン層)とクッション性を持つコア層を持つウレタンフォームのことを言います。
金型の形状を忠実に再現できるので、シートの座面部分には革の模様や特殊な滑り止め模様などもつけることができます。造形性が高いので表皮の張り込みが不可能な形状も実現でき、芯材との一体成形も可能なので、生産性が高く幅広い分野で使用されています。バイクシートで言うと古いですがTZR250やNSR250、モトグッチ、ドカティの一部車種。最近ではBMW450Xのシートがそれでした。裏側を見てタッカー針やブラインドリベットが無く、ツルンとしていたらこれの可能性が高いです。シートの改造や張替えで、自分のシートが改造可能かどうか判断つきかねる場合は裏側の写真を撮っていただければ、それを見てご返答差し上げます。