会社の封筒

デザインとか、どうすればかっこいい物になるとか、そのルールとか・・なかなか難しいですね。
出来ている物をかっこいい!と評価できても、かっこいいですねと評価される物を生み出すこととは違うんですよね。
毎回製作する度に、少しずつ顔が変わっていく封筒。
今回はコレ

なんでもそうだけど、良い物や綺麗な物を作るために、このままでいいのかなといつも疑問に思うことからで良いと思うのです。

また新しい道具を買いました。バンドナイフ

前から欲しかった機械。
バンドナイフ
これを買いました。
この前買ったポストミシンは、ささやかな自分へのクリスマスプレゼントで、今回は誕生日プレゼントです。誕生日はまだ再来週ですけどね。


一般的には、上の動画にあるように布の裁断に使われます。
もちろん、当社でも毎日布やビニールレザーの裁断は行っておりますので、それ用にも使用していきます。
もう一つの使い方は


ウレタンのカットです。
オートバイや車のシートのウレタン加工や特注家具を製作する時には、大きなウレタンの板からカッターで切り出していました。
このバンドナイフがあれば色んな加工が出来ます。
直線、Rカット、テーパーカット・・・・・要は使いようですね。
しかし、それなりに危ない機械なので安全対策も・・・
後はこの手袋が届けば、バンバン切りまくりです。

張りの仕事

椅子の張込にも色々と種類があります。
大きく分ければ、型を取って縫製したカバーを張り込む方法と、一枚の生地で包み込むように張りこむ方法です。
張りの仕事としては、後者のほうが圧倒的に難しいです。私たちの業界では、これをボウズ張りと呼んでいます。
なぜぞう呼ぶのか分かりません。お坊さんの頭のようにツルンとしてるから???
形が出来上がった縫製品で張る場合は、縫製のラインなどで基準が出来てますし、クッションとなるウレタンもそれに近い形をしています。それでも技術はいるのですが、基準があるので、ある程度の技術があれば均一な製品になります。時間の差はありますけれどね。

これは長さ1500mmあるベンチの座。
光を当てて、張りこんだラインを強調してみました。
綺麗な影が出来ていますね。
完成品はこちらです。
MONDOさんから写真拝借

ちなみにこの椅子。ついこの前食事をご一緒させていただいたツジデザイン一級建築士事務所が作った家に納品されたのですね。世の中つながっていると言うか、狭いと言うか・・。色んなところで、うちの椅子張りは見られていると言うことですね。
さて

こちらもそうです。
綺麗に丸く張りこまれています。
当たり前なのですが、きちんと「張り」込まれているので、布がたるむこともありません。
下手な例があると違いが分かりやすいのですが、皆さんも椅子を見られるときに一枚で貼られた座面を触ってみてください。張りの緩さで凸凹を隠したり、スポンジを薄くして凸凹を隠したりと言う椅子もよく見かけます。
関せ品はこちらです。
むげ工房さんから写真拝借

強く張り込んで、凸凹が出ないと言うのは、昨日今日のやっつけでは出来ない仕事です。
シワなんて、そもそもあるないという話の前に存在すら許されません。それが長年使ってもです。
バイクのシートも同じです。
バイクのシートの場合、型出しをして縫製をしても、張り込むテンションが悪いとシワの原因になります。
シワだけではなく、縫製のラインも崩れてきてしまいます。
この辺りは、1枚張りの技術を持っていると、より綺麗な仕上がりになります。
当社では「椅子張一級技能士」が責任持って張り込みをしております。
張りのご相談はいつでもどうぞ。

明日 ぎふチャン生出演

明日 1/29 朝9時ごろ
ぎふチャン 1431khz の ラジオ土曜便に生出演させてもらいます.


きゃーー
緊張するー
「わが町の自慢聞いて」ですって。
あー自慢しますとも。
まぁガクガクでモタモタな喋りかと思いますが、岐阜の方は是非!聴いてください。

レーザービーーーム! で、ロゴマーク

自社のロゴマークや、お客様がご要望のマークや文字を布やビニールレザーに入れることもしています。
一般的には刺繍であったり、ペイント,ウエルダーで焼印などですね。

ロゴのペイント

オリジナル刺繍などです。
さて、今回はレーザーを使ってのロゴ印字です。
初めてのことなのでよく分からないけれど、とりあえずアルカンターラやビニールレザーにロゴを入れてみました。

最初は出力が高かったようで、繊維が溶けてしまってドロっとした表面になってしまい、硬くなってしまいました。
簡単に言えば表面をレーザーで焼くわけですから、強く当てれば溶けますね。

少し出力を落としてみました。まだ溶けてしまいます。焦げた感じも出ています。
これでは商品的には良くありません。

更に落としてみました。うっすらな感じですが、文字の輪郭ははっきりしています。
質感も変わっていません。地の色によってはこの程度でもよいかなと思えます。

黒で試してみました。これはかなりいい感じです。

屈曲させて光の当たりを変えるとよく分かります。
これは使えそうです。


ビニールレザーは、何故か文字が金色っぽくなってしまいます。塩ビが焦げるとこんな色になるのかな。
出力を変えると色が変化するとか・・。しかし、これはこれでいい感じです。
文字の輪郭もキリッとしている。
レーザー加工機は、相当細かな文字がかけるし、グラデーションも出来る。
極端なことを言えば、写真をモノトーンな感じで再現できます。
ロゴの印字として、新しいアイテムの登場です。
もちろん、アクリル板や木などイロイロな物に描けますし、レーザーの出力でカットも可能です。
よし、もう少し勉強して楽しくて良い物を作ろう。
レーザーのことで質問があれば、お気軽にお問い合わせください。