数年前から何度かご注文をいただいておりましたお客様からまとめてインプレをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
全てのシートは、最初の座りごごちは、ノーマルより少し硬めですが、
数年が経過したシートですが、乗り心地も維持され、写真で見る感じでは座面に使用してあるウルトラスエード(アルカンターラ)も問題ない状態を維持しており安心しました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
数年前から何度かご注文をいただいておりましたお客様からまとめてインプレをいただきましたので、ご紹介させていただきます。
以前このブログに投稿した記事を見られて問い合わせをいただきました。
”・・、私も足つき改善のため、同様に着座部前方の両側面をできるだけ削っていただきたいと思います。シート高870mmの標準シートですが、高さはそのままになるようにT-NET挿入をお願いします。標準の表皮はシートとタンデム部ともに側面が黒、中心部がグレーのツートンになっていますが、側面をB-36の赤で、中心部をB-33の黒で張替えお願いします”
ビニールレザーのサンプルはこちらからご覧になれます。
そして完成したシートがこちら
先日お客様からインプレをいただきましたので、同車種及びこれからシート改造をお考えの方の参考になれば幸いです。
Ducati MULTISTRADA 1200 ENDURO
ムルティストラーダ1200のシート改造の紹介です。
標準のシート高は870mm
今回はオプションシートの850mmを20mmアンコ盛りをして、着座部より前を標準シートより細く側面を多く削ぐことで、快適なライディングポジションと足つきの両立を図ろうという事になりました。
右が標準シートで左が同じ高さで前部の幅を詰めたシートです。
着座部の幅は殆ど変わっていないので、広い座面に安心してお尻を任せられます。
実際に跨がせていただきました。
脚が標準シートより車体近くに降ろせるため、高さは同じでも改造シートの方が安心して足が付けると感じ、お客様も同様の感想をファーストインプレッションで言われました。
シートの生地はB-33+B-35
適度なグリップを有するグリップレザーを使用しました。
白糸のダブルステッチがアクセントとなっていい感じに仕上がったと思います。
DUCATIハイパーモタードに乗られるお客様から、シートの大幅な改造の依頼がありました。
100mm近くシート高を上げたい。
さすがに100mmは無いとしても、お話を聞くとタンクの上にシートが被るまでは盛りたいとのことでした。
なので、打ち合わせの上、シートベースの前部を増設することに決定。
この作業はお客様のほうでされました。
これがノーマルシート。
アルミ板で延長されたシートベース。よく見ていただくと、後部の取付金具もウレタンを厚くする為にワンオフで製作されています。
ノーマルのウレタンを製作されたシートベースに乗せるとこんな感じです。
大丈夫かなと言うくらい盛らなければなりません。
ウレタンの成型と同時に、シートベースが外側に張り出している部分を熱で変形させました。この場合は、できるだけフレームにシートベースを近づけたいと言うことで10mmほど内側に入れました。
裏から見るとこんな感じです。
でかい!185cmの私でも躊躇する高さです。
お客様に跨っていただき各部の形状をつめていきます。
隙間のチェックや同時に生地の切替位置を決めていきます。
こうして比較すると高さの違いが一目瞭然ですね。
そして完成。
座面はウルトラスエード(アルカンターラ)、膝が当たる部分はG-02を使用しました。
先日、鈴鹿サーキットでフリー走行をされたそうですが、ポジション、操縦性、全てにおいてご満足いただけました。
写真では分かりづらいのですが、シート側面とタンクのシュラウドの面が良いつながりをしており、サーキットやワインディングでの膝の動きにもひっかかりなどはなく、かつグリップ良くホールド出来る形状になりました。
何度かのやり取りを経て、お客様が満足し末永く使えるシートになったのは当社としてもうれしいです。
ストックのままだと滑るのでスポーツ走行が楽しめない。と言う事で、滑り止め効果の高いビニールレザーでの張替となりました。
ビニールレザーは最新の素材 G-02 http://a-seat.jp/bike/bike3-a.html グリッパーシートです。若干の艶があり、テキスタイル風な表面シボ(模様)です。
※DUCATI 1199のシートは少し特殊なので、張替や改造をする場合、少し条件がつきます。1199のシートについてはメールでお問い合わせください。