DAY3

3日目終了しました。 毎日砂丘三昧です。
ご馳走さまと言いたいけど、たぶん最後までこれが続くと思う。
今日はシェフが気を利かせて朝も夜も米のご飯。
おかわりもして、元気いっぱいです。




DAY2

アルジェリアの砂丘に埋もれそうになりつつ、DAY2を終了しました。
そんな中で食事は楽しみの一つでもあります。
クラスを一つ下げ、DAY3へGO!



DAY1

ノグチシート代表の野口が参加するトゥアレグラリーがスタートしました。
初日から大きな砂丘をいくつも越えるルートに大変疲れた様子ですが、転倒もなく初日を終えました。


Tuareg Rally 2019 プロローグ


いよいよトゥアレグラリーにあと数日で出発します。
スタートは3/16です。
今回は、26の国から多くの参加者が集まります。
エントリーリストも発表されました。
私のゼッケンは#43 私の他にも日本人が同じメモツアーからITOさん、KOIKEさんが参加されます。最初は一人かと思っていましたが、現地でお会いするのが楽しみです。

それなりに準備を整えてきましたが、今回のラリーの準備で一番大変だったというか気を揉んだお話しを。

開催国のアルジェリアは、世界最強と言われる日本のパスポートをもってしてもビザが必要な国だそうです。
とは言え、ビザなんて申請すればすぐに貰える物と思っていました。

が、

アルジェリアの場合、単純に申請用紙に必要事項を書いて申請するだけではなく、現地からの招待状など各種書類が必要とのこと。しかも、ネットでの受付などはしていないから、東京の大使館まで来てくださいとのこと。
昨年末に大使館に問い合わせの電話をしたところ、「これは個人では無理だな」と直感する対応だったので代理人に申請をお願いすることにしました。
1月、代理人の方から「どうも3月にならないと申請受付してくれない」と連絡があり、そんなギリギリは怖いから何とかならないのかと主催者にも相談。
主催者からもビザ取得に関するサポート文書が来ました。
たぶん日本だけではなく各国で一筋縄ではいかない状況なのだと思います。
仮に3月に入ってから申請に行って、書類に不備があると言われたら時間的にアウトになってしまいます。

30年ほど前、海外ラリーを夢見て、それらに関係するいろんな本を読みました。その中でバイクで世界一周した人の国境越えでの苦労した話、理由も告げられず「明日また来い」を繰り返し国境で足止めを食らった話。
また、これも記憶があいまいだけど、初期の頃のパリ-アルジェ-ダカールラリーに参加したした人のビザ取得の話。ラリーの通過国の領事館が日本に無いからフランスで取得しなければならない・・・などなど、まぁ私の場合そこまで大事ではなかったかもしれないけれど、代理人の方から聞く大使館の対応の話は、昔読んだ本のエピソードのままなのです。

ある人にとっては「まぁそんなもんでしょう」と言うかもしれないけれど、自分にとっては「そんなものではなく」て、経験したことがないことは不安だらけで毎日胃がキリキリと・・。

と、まぁ、紆余曲折ありながら出発直前の今日パスポートを受け取りました。
なんだろう、既に少し達成感に包まれています。


協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

ノグチシートのFBページ
さて、レースの報告はブログよりもフェースブックに上げる方が多くなると思います。
トゥアレグラリーのFB
サポートチームのメモツアーのFB

50歳になって憧れだったアルジェの砂漠を走れる日が来るなんて、楽しみでいっぱいです。

毎日のリザルトはここで見れます。
とにかく目標は完走。意地張らずに楽しく走れるように心がけます。

 

 

 

 

トゥアレグラリー用シート Rally seat for TuaregRally2019

ダカールのスタートまで1か月を切りました。
そして、私の出場するトゥアレグラリーアルジェリアのスタートは4か月を切りました。
8月にエントリーをして、もう12月です。
準備と言っても特にすることはないので、バイクの乗り込み主体ですが、出来るだけ体を慣らすため毎週末CRF450Lで山や河原を走っています。
さて、今回のラリーも自分のスペシャルシートで走ります。


マシンはハスクバーナFE501 2018モデルと聞いています。
たぶんこんな感じなんだろうと思います。
見たまんまシートが薄い。
現物も近所に無いので跨ることもできず、カタログ数値からシートの形状を決めたいと思います。
カタログを見るとシート高970mm・・・
高いです。私の身長は185cmですが、細身のシートとは言え大きくあんこ盛りができません。
でも、クッション性は欲しい。
なので、後方をめいっぱい幅広にして、クッションの厚みは中央を10mm、後方は15mmアップと行きたいと思います。
では、改造開始。
細くて薄いです。そして硬い。
ではカバーを外します。

このシートは、全体に薄いため底付きしないために低発泡のいわゆる硬いウレタンが使用されています。
ある程度の厚みがある中央から前部にかけてこの硬さのままだと、せっかく厚みがあるのにクッション性がない状態になるので、このような形状にしてクッション性を上げているのだと思います。
しかし、このままだとへたりが早いので、この部分も改造します。
先ずはセンター出し。
シートにセンターラインを引くのはなかなか難しいのですが、こうしてレーザーで墨付けすればあっという間です。
ノーマルの高さを計測します。
シートベースが付いたままなので、この数値はウレタンの厚みではありません。
盛る前に先ずはノーマルウレタンを削っていきます。
20mmほどノーマルウレタンを削り取りました。
また、後端から100mmは厚み5mm程度しか残っていません。
この時点で先ほどの穴が出てしまっています。
この部分は同じ硬さのウレタンで埋めることにします。
作業に集中してしまい工程写真が抜けていますが、削ってできたベースに衝撃吸収材T-NETを貼り付けて一旦整形。
次にノグチオリジナルウレタンをシート全体に貼ります。
ここで重要なのは、全体に1枚でウレタンを貼るという事です。
500x1000mmサイズのウレタン1枚を使い、そのほとんどを捨てることになるのですが、このやり方が一番大事なので贅沢にウレタンを使用します。
どんどん削って自分が理想とする形に整えて行きます。
削ったエッジを見て分かるように、ノグチオリジナルウレタンは作業性も良いので綺麗なエッジが効いたシートに仕上げることができます。
削ってはラインを引き直しの繰り返しです。
こうして比べると着座い位置の幅広が良く分かると思います。
薄いシートでありながら、初期の沈み込みからボトムでのお尻の安定を図ることが出来るシートになったと思います。
あとは自分で走って、その効果を試すだけです。
そしてカバーはウルトラスエードとビニールレザーのコンビ。
完成です。
お世話になるメモツアーの刺繍も入れてみました。
レースが終わればこのシートは置いてくるので、メモツアーにとっても当社にとってもメリットがあるような広告になればと。と言うか、黒のカバーに黄色のロゴ刺繍って映えるので入れて正解でした。
とりあえず、シートとハンドルを送ってセットアップをしてもらいます。
こうして事前準備が進んでいくと、どんどん気分も盛り上がってきます。