450ラリーレプリカ?? CRF450RALLY Replica

イタリアのミラノで始まったEICMA2018
ホンダブースに展示されている1台のマシン
CRF450Lをベースに製作されたプロトタイプCRF450RALLY レプリカ。

このシートをノグチシートが製作しました。
シートは製作しましたが、このシートを製作する段階でもこんなマシンとは知らず・・
シートの図面に基づいて製作したのみなので、このマシンの詳細は何も分かりません。
どんな架装がされていて、発売するのかどうかなど分かりません。
先日写真をFBやインスタに上げたら、思った以上に海外から問い合わせが来て、いつ発売なんだ? 誰が作ったんだ? などなど。
ありがたいことにCRF450Lのシートの依頼もちらほらあって嬉しいです。
それとシートにノグチロゴを添付させてくれたHONDAの懐の深さにも感謝します。



一緒に展示されている本物のCRF450RALLYと並べてみました。


こうした写真が直ぐにイタリアから届くというのも時代だなぁと思うし、「野口のシートが付いてるの?じゃぁ写真撮ってくるよとイタリア在住の友人が撮って送ってくれるっていうのもありがたいです。

気になる人もいると思うので書いておくと、と言うか自分が一番気になって仕方がないんですが、シート先端右側に皺が出ているんです。
椅子の張り屋において皺というものは恥でしかありません。
わざわざ皺を作って出荷するなんてことはなく、何らかの要因で発生したんだろうと思うのですが、こういった皺が出ないためにもあらゆることを想定してシートを作らなければといつも思っています。いつも思っていても、こうした問題は出てしまうものです。毎回反省しながら前進するしかないですね。

実際に発売された嬉しいなぁ。ノグチシート付きで!

 

 

クロスカブのシート CROSS CUB110


いつもお世話になっているデザイナーのSHINICHIRO ARAKAWA様よりクロスカブのシートのご依頼をいただきました。www.0cm4.co.jp

お客様との打ち合わせ時の写真をお借りしました。
切替のラインやステッチの指示をシートに直接描き込んでいただきました。
ここまでの指示は一般の方は難しいかもしれませんが、ノーマルシートカバーはもう使わないという場合、シートのこのようなラインを直接シートに描き込んでカバーデザインをいただけると、より理想に近いシートになると思いますので、ご依頼時の参考にしていただければ幸いです。

指示の中に「カーキ」色指定がありました。

写真もあって、クロスカブのカーキと書いてあるから、この場合のカーキと言えばこのくすんだ緑色ではあるんだけど、自分の中では砂漠の色とか段ボールの色がカーキという認識でもあった。調べてみるとやはり何色か出てきました。
なるほど、ややこしいな。
でも、こういった機会にきちんと調べておくと次の機会に「カーキ色って言ったじゃないですか!だからカーキ色でやりました!」みたいなトラブルは避けられるかな。

と、まぁそんな感じで製作途中にいろな確認をしながら出来上がったシートがこちらです。
カーキ色のステッチにSHINICHIRO ARAKAWAのアイコンでもあるフロント部のラインや@2の刺繍も綺麗に収まりました。
シートウレタンには衝撃吸収材T-NETを挿入して、長距離の快適なツーリングのお手伝いが出来るようにしました。

ARAKAWA様にもその先のお客様にも喜んでいただき安心いたしました。

皆様からのご注文お待ちしております。

 

 

 

CRF450Lで山遊び

ここ最近の週末は雨が続きあまり乗れませんでしたが、先週の3連休は台風の影響も少なく気持ちよく晴れてくれました。
気持ちのいい青空です。
私の家からここまで25km。贅沢な環境に間違いは無いと思っています。
CRF450Lのインプレが雑誌やWEBで賑わってますが、特に目を通すこともなく今のところただただ満足しています。
舗装の移動は楽だし、林道は気持ちよく速い。
田舎の1本道で全開にすると、あーそう言う事かと思うことがありますが、国道でそれをやるとスピード違反ですし、高速道路使ってツーリングするわけでもないので問題はないですね。
走行距離はそろそろ500KMになろうかとしています。
今日初めてオーナーズマニュアルを開いたら、500kmは慣らしをしてねと書いてあったけど、それよりもオイル交換の手順とかそういうことはもう書いてないんだなぁというのが感想です。
購入したお店が家から1時間以上離れた(山に行くより遠い)ドリーム店なので、1カ月点検無料とか言われても、その程度の点検は自分でしちゃうし、でもその点検を受けないと保証しませんよって言われちゃったし。オイル交換も毎回いかなきゃいけないのかなと、それ以上は聞かずに保証は諦めて壊さないよう壊れないよう祈りつつ遊ぼうと思います。
それよりも先日の台風の爪あとはかなり酷く、ここは県道で舗装がしてあるんですが、跡形もなく谷川が道を流してしまっています。
渡ろうと頑張ってみたけれど、一人なので何かあったときに各方面に迷惑をかけてしまうのでほどほどに。
車体が軽いので降りたり登ったり転回したり、ほとんど苦になりませんね。
450Lの使い方ではないかと思いますが、いたるところこんな感じなので仕方がないです。
アンコ盛りをして作ったシートが思た通りの感じで、この日は約150km程度走ったのですが翌日に持ち越すような痛みはなし。
当然、座面幅の狭さなどによって、当日は走っていてムズムズすることはありますが、もう無理!的な痛みは皆無でした。
次はもう少し座面を広げた仕様で作ってみようと思います。

不満ってほどでもないんですが、タンクキャップがキーで開閉なんだけど、これをキー無しでポリタンクのように取り外せるようにはできないのだろうか。

 

 

CRF450L ジョニーキャンベルレーシング JCR Graphics

いつまで続くか分かりませんが、空前のブームが来ている450Lネタです。
一人でブームって言うのもなんですが、マイブームって言葉があるくらいなのでよしとして下さい。

CRF450Lのカラーリングは、そのままでも真っ赤でTHE・ホンダな感じなのでカッコいいんですが、これを買うと決めた時点でジョニーキャンベルレーシングのカラーリングにしようと決めていました。
バイクを予約して間もなくグラフィックキットをアメリカに発注して、先日届いたので早速貼り付けました。

ジョニーキャンベルというライダーはオフロード乗りなら結構な数の人が知っているかと思います。
バハ1000を11回優勝したスーパースターです。

ジョニーキャンベルのことは私もずいぶん前から知っていましたが、まさか自分が本人に会って、更にシートを作るなんて夢にも思っていませんでした。

2012年 当社がシートを提供していたジョニーキャンベルレーシング(JCR-HONDA)から、BAJA1000のチェイスカー(最前線のサポートカーでスタートからゴールまでライダーと一緒に猛スピードでゴールを目指します)に乗りませんかというお誘いに二つ返事で飛びついて、レースの邪魔にならないようにしながら、優勝の瞬間を見ることが出来ました。
バハ1000のスタート前日は、現役ライダーと同じくらい、いやそれ以上ジョニーキャンベルにサインを求める人が多いです。

この時、監督のジョニーは走りませんでしたが、もし走っているライダーに何かあった時に交代して、すぐ走れるように装備しています。そして背中には栄光のゼッケン11

この先に見える街の灯りは、ゴールのラパス。
時間は夜中の1時か2時だったかな。
チェイスカーの中から奇跡的に撮れた写真です。
もうすぐライダーが抜かしていくよって聞いて、カメラを構えた瞬間、ライダーのティミーがウイリーで僕らを抜かして走り去っていきました。
この光景を見て鳥肌が立つというか、血が沸騰するというか、何とも言えない興奮を味わった瞬間でした。

さらに、目の前ではノグチシートを付けたマシンと一緒に優勝インタビューが行われている。まさに夢のような光景でした。

その後、ダカールラリーのHRCへのシートのサポートや、JCRへのシートサポートを経て2015年。
ダカールラリーのマシンテストをアメリカで行う時に、シートの担当としてテストに参加しました。
そのダカールマシンのテストの後に、発売されたばかりのアフリカツインでジョニーがレースに出るという事だったので、シート持参でJCRのガレージ伺いました。
見られながらのシート製作は緊張しましたが、シビアな要求に現場で応えながら作ったことはいい経験になりました。
さらに、この時はとっても素敵な自宅も案内してもらいました。
テレビで観るようなスーパースターのお宅訪問です。自分のイメージするスーパースターらしからぬ、丁寧で気の利く素晴らしい人なのでファンにならないほうがおかしいって感じです。

という事で、憧れのジョニーキャンベルのようにかっこよく速く走れるようにと、おまじないの意味も込めてJCRのデカールを貼った次第です。
バイクの服も変わったので、自分も勢いでレプリカになってみようとジョニーからプレゼントされたこの家宝のジャージと一緒に記念撮影のつもりが雨・・・
良いロケーションでジョニー気分で走っているところを撮影と思ったけど、更に台風・・

うっかり転んだら、ご利益すべてパーなので綺麗にたたんで、また何かの機会に引っ張り出そう。

当分ブームは続きそうです。
おかげさまで早速何件かCRF450Lのシートの問合せ、注文をいただいております。450Lに限らず皆様からの問い合わせお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

CRF450L シート加工しました。

連休の半分乗ったところでシートについて思うことが多く出てきたので、早速自分に合わせるための改造を施してみました。
会社が営業している時は、私よりも数倍腕が立つ職人がバイクシート製作の専用ブースで、お客様のシートを日々作っています。
なので、自分のシートは自分で、と言うか職人の邪魔をしない休日をフルに使って一気に仕上げてみました。
一番左がCRF450L、真ん中がCRF450Rのシートです。
ネット情報では日本仕様は海外仕様よりも10mm低いと書いてありました。
という事は、レーサーは95mmで各国の450Lは85mmで日本仕様は75mmという事なのだろうか。うーん、なんだろう。
日本仕様と海外仕様の写真を見ても、10mmの差とは言い難いです。
日本仕様と海外仕様、そしてレーサーの450Rのシートを並べてまたの機会に検証してみます。

さて、日本仕様のシートはウレタンの厚みが一番厚いところで約30mmでした。
そして、私が着座する中央から少し後ろ部分は約20mm。ある程度の硬さとクッション性を持たせたノーマルシートですが、気温の高い今の時期に2時間も乗っていると底つき感を感じます。
なので、とりあえず衝撃吸収材とオリジナルウレタンでRのシートと同じ高さまでアンコ盛りをすることにしました。
構成の簡単な説明です。
ノーマルウレタンを半分ほど削り込み衝撃吸収材を前後に長く敷きます。
その上にオリジナルハードウレタンを重ねて、最後にミディアムウレタンで全体を覆い、成形します。
こうすることで、純正のような柔らかさを感じつつ底つき感を無くすというのが今回の改造目的になります。
この状態は、シート全体にミディアムウレタンを貼り付けた状態です。この下に衝撃吸収材とハードウレタンと+αが隠れています。
全体にウレタンを巻き付けているのでボッテリしただらしない感じになっています。
ここから削り出しとなります。ノグチシートはこういった塊の状態から削り出しをしています。シートの寿命と乗り心地を考えると材料のロスは多いですが、この方法がベストと考えています。
シートの幅をノーマルと同じにしたいので、先ずは幅を決めます。
アンコを盛った分、サイドも盛る必要があるため先に述べたように全体にウレタンを貼り付ける必要があります。
座面を削るのですが、この部分もフラットではなく若干Rをつけます。
お尻にフィットさせるための重要な形状です。
一旦取り付けて眺めてみます。
タンク部分に立ち上がる位置を変えています。
ノーマルよりも若干ですが立ち上がりを後ろにずらしています。また、中央より少し後ろの着座部は快適性を求め、見た目におかしくない程度に厚みを増しています。
余談ですがノグチシートのオリジナルウレタンは削った面をとてもきれいに仕上げることができます。ホームセンターで用意できる道具でもここまで仕上げることは可能です。

取り付け確認でポジションは問題なかったのですが、気になった部分があったので追加加工をします。
ノーマルシートはシートの角をRで落とすのではなく、Rも付いていますが面取りする感じに仕上げてあります。赤い三角の部分です。
面を取るより大きくRを付けたほうが内股にやさしいでしょうが、見た目のシャープさは崩したくないので同じように加工してみます。
凄い職人なら他のウレタンでもやってしまうのでしょうが、ノグチシートのウレタンだと、こうした細かい削りが割と容易にできます。
これで、ウレタンは理想の形になりました。
そして完成。

よくある赤黒のパターンですが、先ずは冒険しないでオーソドックスなデザインとしました。サイドに白のレザーもいいかなとも思います。それらは追々やっていきます。
シートの角の面取り部分は、サイドのビニールレザーの厚みで多少ぼけてしまったけれど、写真でもわかる程度に良いラインで影が出ていると思います。
写真並べると、作ったシートは後ろの厚みを増した分よりフラットに見えます。

ちなみに足つきはこんな感じです。
両方のかかとが30mm程度浮く感じです。
ブーツを履けば踵の浮きはもう少し少なくなるでしょう。
このくらいの足つきが好きです。
まだ出来立てなので走り込めていませんが、座った瞬間は表面のミディアムウレタンで柔らかさを感じますが、その下のハードウレタンと衝撃吸収材によってしっかり支えられている感じは分かります。
今回のシートは形状はノーマルに近く、かつ快適性を持たせて近場の林道ツーリングを楽しめるシートがコンセプトでした。
ちなみにあんこ盛りしかできないわけではなく、ノーマル形状で乗り心地を良くすることを考えての改造です。
ラリーであれば座面をワイド化してみたり、バハのようなスプリントであればハードなウレタンとの複合でもよさそうです。しばらくはこれで乗り込んで見て、これからもいろんなバリエーションのシートを作ってみようと思います。
皆様のお問い合わせお待ちしております。