メンテナンス用 グリップカバー

バイク用ビニールレザーの端切れで作ってみた。

オイルなどで手が汚れているときにグリップは触りたくない。

なので、メンテナンス用のグリップカバーを作ってみました。

サイズは110x130 マジックテープの25mm幅を縫い付けて、ロゴプリントして完成。

単純すぎて商品として売ることは考えていません。

何かの時にプレゼントするくらいです。

メンテの最中に片手でさっと着けられるのがいい。

 

 

 

CT125 ハンターカブのシート

夏に向けて自分のバイクのシートの衣替えが進んでいます。

今回はCT125 ハンターカブ


今まではこの色の組み合わせが好きで使っていたけど、真っ赤なフェラーリの内装がタンと言う憧れもあり、今回は軽めの色に変更。

 

黒とのツートンでいい感じになったといつもの自画自賛ですが、軽快でジェントルな感じが出たのではと・・・

暫くして気付きました。

郵政カブですね・・。

シートの相談で一番多いのはやはり色。
こんな色を使いたいのですがどう思いますか?と質問されれば、私なりの意見を言いますが、今までは「どんな車体色にも間違いないのは黒」「黒の表面模様や艶違いを組み合わせて作るのが、飽きも来ず間違いないですよ」と言っていました。

分かっているけど、せっかく張替をするなら他人とは違ったものにしたいと言う方も多いです。思い切った色を使って「思ってたのと違った」と言うのもつらいです。

なので、最近は自分のバイクで普段お勧めはしなかったけど、やってみたかった明るめの色や気になっていた色の組み合わせをして検証しています。
これらが参考になってお客様の選択の幅が広くなればと思っています。

この色、在庫のみですがあります。

次はGSのシングルシートかな。

 

 

ノグチシート オリジナル工具巻き

今はKTMのファクトリーライダーのケヴィン・ベナビデス。

ホンダでダカール優勝、移籍したKTMでも優勝して、ダカールラリー2度優勝のライダーです。

そんな彼から届いた写真。

自身のガレージ内で(素晴らしいガレージですね)工具巻きハーフを手にしたケヴィンの笑顔が素敵です。

工具巻きは世界のトップライダーはじめ、ラリーチーム、そしてプライベーターまで幅広くご愛用いただいています。

バハ1000 11回優勝のジョニーキャンベルとその息子

GASGASのファクトリーライダーのサム・サンダーランドもダカール優勝経験者だし、 現HRCライダーのリッキー・ブラベック 女王ライア・サンツとそうそうたるライダーが使ってます。

在庫はいつも少なめですが、今は少し作ったのであります。

ご注文お待ちしています。

 

 

BMW R100RSのシート 3個目

 

自分のバイクシートを作るのは試作でもあるし、確認でもあるんだけど、同じもの作るのは面白くないし、なにより面白くないと手も頭も動きません。
それと自分で作るモノが欲しいと思えるのはすごく幸せだと思ってます。

RSを購入して3年目となり、今まで作ったアンコ盛りシートではなくてノーマル形状のシートだとポジションが低くなって乗りにくくなるかの検証をしてみようと思いました。

今乗っている15mmアンコ盛りのシートは乗り心地やポジション違和感はないのですが、厚みが増した分やはり厚ぼったさは否めない。
前に作った記事もあるので良かった見てください。
気になることは検証しないといけないので早速開始。
ヤフオクで落としたけど
結構腐ってる・・
ネジが生きているのが唯一の救い。

さびさびです・・
シートウレタンは2層構造になってるのですが、ボトム部のウレタンは柔らかい発泡ゴムなので撤去。

ちなみに、こんな感じのシートの改造依頼が来たら、それなりのコストがかかるので程度の良い中古を探すことをまずお勧めします。
もしくは社外品でも良いものがあるので、その新品を付けてもいいかと思います。

その部分に衝撃吸収材T-NETとオリジナルウレタンを充填。
と言う加工写真があったはずなのに全部消えてる。
結構しつこく撮ったはずなのになぜないんだろう。
鉄のシートベースは歪んでいるし、凹んでいるし、腐って欠落してるので修正と板金加工。

いきなり防水コートの写真でごめんなさい。
シートベースは再塗装して、ウレタンはリフレッシュ。
形状はノーマルと同じ。
ライダー部とタンデム部の境もはっきり、タンデム後部の反り上がりもしっかり出ています。

デザインどうしようかなと、いつも通り線引いてばかりで進まない。
ノーマル形状だからノーマルの模様の再現でもいいけど、結局ノーマル風タックロールにしました。

タックロールを座面の7割くらいまでにしたけど、これでよかった。
タックロールは5mmの低いタイプで、ウエルダーで模様を付けました。
ミシンでタックロールを入れる方法が一般的ですが、フラットバーで溶着するタックロールもかっこいいです。

テールカウルとシートのくびれ部分の流れが綺麗に出ているので気持ちがいい。

生地はウルトラスエードにサイドは定番のB-08。半艶の革シボでごくごく普通のビニールレザーです。最近はウルトラスエードとビニールレザーのコンビがかっこ良く見えるので、そうしています。

このバイクは長距離を座ったまま走る事が多いので、これからの季節は特にウルトラスエードの蒸れ防止がありがたいです。水のしみ込みを心配する方は多いと思いますが、ウレタンには防水コーティングが施してあるので、表面が濡れるだけで思いのほか早く乾きます。

シートベースの板金修理のおかげで、タンクとのチリもきれいに収まってる。


こうして見るとノーマル形状もいいですね。
あとは乗り心地ですけど、長年の経験でまたがった感触から15mmアンコ盛りシートとさほど変わらない気がします。
メリハリのある形状は良いですね。
ベースはボロボロでしたが、10年以上は問題なく使えるシートに生まれ変わりました。

という事で走ってきました。
横から見るとタンクからテールかけての形状がかっこいいです。
やはり今までより低くなったので膝の窮屈さはあるけれど、直ぐに膝が痛くなるようなレベルではないかな。
タンデム部の立ち上がりにシートストッパーとなる部分が、私の身長だとちょうどいい場所になりお尻の収まりもいい。
アンコ盛ったシートの乗り心地は捨てがたいけど、ノーマルの厚みでも問題なさそうなのと、何よりこっちの方がかっこ良く見えます。

山の家の風景にも合うR100RS

今のシートで満足なら何個も要らないんじゃ?と言われたことがあるんだけど、1個作ってそれで満足してたらなんの発展もないんです。
疲れる、お尻が痛い、窮屈、色が変、カバーの切り替えがおかしい、などと満足しない経験をたくさんしないと良いものは作れないと思っています。

最近はたくさん自分用の思い切った失敗作を作ってきたおかげで、作ってからモヤモヤすることは少なくなってきましたが、それでも作るたびに「もう少し」が現れます。

その繰り返しによってノグチシートの精度が上がってきたのではないかと思っています。お客様に基本的な仕上がりの指摘を受けることはここ数年ありません。
乗り心地についてはやってみないとわからないのですが、概ね良い評価をいただいています。せっかくノグチシートに依頼してもらったんだから、その期待には高いレベルで応えたいと思っています。

久しぶりの台湾

前回行ったのは5年前かな。

コロナで4年近くも海外に出かけられず、これだけ長く行かないでいると、行かなくても良い遊びをするようになる。
別にそれは悪いことではないけれど、それだと生活に刺激が足りない。

youtube観ながら世界中のきれいな景色やおいしそうな食べ物観てるだけなのもそろそろ飽きてきた。

と言うわけで先ずは台湾。

何度も行っているので勝手がわかってるから不便は感じない。
でも国内旅行とは違い、うまく行かないこともある。

今回はいつもの台北だけではなくて、新幹線に乗って台湾縦断。
高雄まで行って海鮮食べたり観光したりしました。
初めて行く場所は新鮮だし、刺激も多い。
単純にノープランでほっつき歩くだけなんだど、歩いてるだけで楽しい。
海外でバイクに乗ってツーリングやレースも楽しいけれど、ぶらぶら歩いて気になるモノがあれば立ち止まって見て食べて。

今回も美味しかった。

youtubeで予習していた一番行きたかったお店が日曜休みでびっくりしちゃったけど、また次の予定ができたからいいかな。

短い旅だったけど温泉入ったり、美味しいもの食べたり、大満足の台湾でした。

と、全て良かったわけでもなく一つだけ。
ホテルズドットコムで予約をした台北駅に隣接するという便利なホテルのはずでした。グーグルマップにホテルが出てこない不安もあったけど、口コミは良かった。お値段もそこそこ。
現地に到着して入口を探すも無い・・。
暫く探すと小さな看板があり、狭い受付にホテル名がありました。
商業施設の1角でホテルと言う感じは全くない。「では部屋に案内します」と連れていかれたのが少し離れたビル。
部屋自体は清潔だったけど、事務所が入るようなワンルーム。実際隣の部屋は会社の看板がかかっていた。
まだここまでは良い。
夜、夜市を歩き汗をかいて戻ってきてシャワーを浴びようとしたら、お湯が出ないどころか水量もチョロチョロ・・。文句を言おうにも受付に人はいない。
あーあ、な出来事でした。

観たい。食べたい。知りたい。
観るためにはそこまで行く丈夫な足が要るし、なんでも食べるには丈夫な胃も必要。知るための柔軟な頭は普段の生活からと思っています。
旅はいくつになってもできるけれど、今しかできない旅のスタイルはあると思っています。
だから思いついたら即行動できる準備は常にしておきたいものです。

座右の銘なんて聞かれることは無いけれど好きな言葉に
「悠々として急げ」があります。作家 開高健の本に書いてあったこの言葉がずっと頭に残っています。
ちょっと前に新聞のインタビューで、最後に今の若者に一言お願いしますと言われて「いまやれ、すぐやれ、とっととやれ」と答えたことがあります。
悠々と急げには程遠い、品のない言い方ですが若いうちはとりあえず急いだほうがいい気がしてます。そうしているうちに余裕が生まれるのではないかと思っています。
年を取っていくなりの瞬発力はいつまでも持っていたいです。

これで海外も自由に行ける感じなので、今年はもう一回くらい、次はバイクでお出かけの予定。