セロー225 旅人仕様

関西から打ち合わせに来ていただいたお客様のご紹介です。世界一周や長旅のバイクのシートの依頼は何度か作らせていただいていますが、お客様が遠方の方だとバイクを見ることはありません。今回は見た目にもインパクトのある旅人仕様でしたので、ブログでの紹介を快諾いただいたので、写真をたくさん撮らせてもらいました。これで、ロシアなどを旅されるそうです。

箱がでかい!セロー225にこれだけの箱をつけている人は始めてみました。メーカーはTOURATECHでした。先のツーリングではリアサスが抜けたということで、今はスプリングを強化したものが入ってるそうです。

箱は少し変わった取り付け方がしてありました。ヒンジを利用して、簡単かつしっかりと車体に取り付くようになっています。

固定はこれのみ。これで大丈夫なのか心配でしたが。

底を見ると、このように爪で外側へ広がらないようになっています。また取り付け角度がいいので、縦にも抜けないようになっています。

箱には生活用具からメンテ用のケミカルまで一式入っていました。箱は他にもあります。

左リアにも小さな箱があり、アンダーガード件小物入れも5mm厚のアルミで丁寧に作られていました。

何故両側にサイドスタンドがあるの?と聞いたら、右側通行、左側通行でも対応できるように両方あると便利と言うことでした。なるほどね、確かにこれだけの車幅と車重があると、車線側にバイクが傾くのは怖いもんなぁ。

さて、シートはと言うと、装着分も含めて計3つのシートを持参されてそれぞれの良いところを取った物を、ノーマルベースで作って欲しいとのことでした。

写真上のシートが、他社さんで制作された幅広でアンコ盛のシート。下はノーマルのシート。

形状はこれが気に入っていると言うことでした。シート後部は乗せる荷物の安定のためにできるだけフラットがいい、などと色々リクエストを聞きつつ、こちらからの提案をあわせていきます。形を作る素材が変わるので、同じ形状にしてから一度試乗確認していただくことにした。

既に当社のシートもお持ちでした。5‐6年前に制作されたシートで、30mmほどアンコ盛がしてある仕様でウレタンなど問題はないが、旅をするに当たり、せっかくなので幅も含めて、自分が欲しい形で新しい物を作ることに決めたそうです。

ご期待に沿えるシートになるように仕事させていただきます。