シートの防水加工について

当社のシート加工は、理由がない限りウレタンに防水処理をしています。

これによって、縫製部などから水の侵入があってもウレタンに水が浸み込むことがありません。

表面の白い材料が防水のEVAの発泡シートです。発砲の硬さもバイクシートに合わせた物となっています。
EVAのみの販売もしております。

ほとんどのシートは、このEVA発泡シートで防水加工ができますが、EVAは大きな伸びがないので、複雑な形状や大きなシートなどではEVAの防水処理ができない場合があります。
そう言った時にはフィルムで防水処理をします。
フィルムというと、ポリ袋や塩ビ系のビニールシートなどを想像されるかと思いますが、それらを使うと以下のようなデメリットがあります。
* カバーがフィルムによって滑る。
* カサカサ、クシャクシャと音が出る。
* 長年使っていると破れたり、カバーの下で偏りが出て防水の効果が無くなる。
などです。

そこで、当社ではフィルムで防水をする場合は「ポリウレタンフィルム」を使用します。

カバーのよじれによって音も出ず、伸び率が500%以上あるのでシートウレタンのクッションに追従する、梨地なのでカバーが滑りにくい、なにより全てにおいて一般的なビニールやポリエチレンフィルムより優れています。

見えないところに使用する材料によっておこる問題が一番怖いです。
見えない場所だからこそ、しっかりした材料をノグチシートは使用したいと思っています。