おかげさまで、4年前から開発をはじめた工具巻きは、細かな改良を加えつつ、今ではほぼ完成の域に達し、HRCをはじめ多くの海外ラリーチームに採用していただいております。
この前のモロッコラリーでもフランスのノマドレーシングのピットではこんな感じでした。
現場でこれを見たイタリアやドイツのチームからもオーダーをいただきました。
しかし、この大きな工具巻きはロングディスタンスのラリーでは有効でも、日本国内のエンデューロなどでは大きすぎるという声もありました。実際国内での販売はまだ10個に満たない状態です。もの作りをする以上、やはり作った物は販売したいので、ひょっとすると売れるかもと言う下心をもって、今の半分のサイズ ToolRoll ”Half size” 工具巻きの「ハーフサイズ」を作ってみました。ハーフと言ってもまぁまぁ大きいですけどね。
レギュラーサイズを使ってくれていた海外に住むメカニックの友人が「日々のメンテに大は少し大きいですね」「半分のサイズで作ってくれないですか?」と言うことで試作品を作り送りました。
「このハーフサイズでも、ほぼ持ちたい工具が入るので、普段使いならこっちが良いかもしれない」と言うことをフェイスブックに載せたら、国内でワークスマシンを扱うメカニックからも「僕も興味があるので一度試作品を見せてほしい」と、普段使いのガチャガチャと箱に入れてある状態の工具をお持ちいただきました。
携帯用の工具はフルサイズな物が少なく、タイヤレバーもショートタイプでした。そうなると試作品の右端のポケットが深すぎて取り出しにくくなってしまいます。
お持ちいただいた工具を入れてみると、これが結構余裕がありもう少し工具の量も増やせそうです。小物入れを3つに増やしたのも良かったようです。
色々と相談した結果出来上がったものがこれです。
試しに思いつく工具を並べて見ました。
これを収納します。
3つのポケットはまだ余裕があるので、テスターなども入ります。
右端には350mmのモンキーが入る余裕もまだあります。
工具を入れる、一つ一つのポケット幅も広く取ってあるので、汎用性は高いと思います。
Tレンチも普通サイズが入りますし、ディープソケットをホルダーに付けて入れられるポケット幅を確保しています。
基本的に普段使っている工具を遠征時に、この工具巻きミニに移して持っていけることを考えて作りました。
たたむと、幅はレギュラーサイズと変わらないですがボリュームは半分です。
ちなみにこちらがスタンダードサイズに25kg分の工具を収納し、たたんだ状態です。厚みの違いは写真からでもわかると思います。
スチールやプラスチックの工具箱だと、どうしても置き場所に困る時があると思います。このサイズであれば、トランポの中に積み込むときもかさばらずに場所を選びません。
使うときもキャンプテーブルがあれば、瞬時に工具巻きを広げて、使いたい工具にアクセスできます。撤収も早く済むし、工具が全て見えるので、足りない物などもわかりやすく紛失の心配も減ると思います。
工具を入れるポケットの両側には「工具のこぼれ防止フラップ」が付いているので、移動中に工具が落下して紛失することもありません。
商品名: 工具巻きハーフサイズ ToolRoll “Half size”
1個/¥22,000(税別)
オリジナルのロゴプリント可能なのでお気軽に問い合わせください。
問い合わせ先 0575-28-2057 08:00-17:00