あけましておめでとうございます。ダカールが始まりました。

皆様、明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い申し上げます。

会社も今年で54年目に入ります。観光バスの張替えから始まった会社が、インベーダーゲームのテーブル作ったり、医療装具作ったり、スノボのビンディングなど本業の椅子張りとは離れた仕事を経て今の仕事があると思っています。これからもと言うか今年も色々変化するかと思いますが、変化に対応できる頭があるうちは柔軟にやっていければなと思います。

当社の仕事の一つにバイクシートがあります。
現在大変多くのご予約をいただいており、待っていただけるというのはありがたいなと感じております。
そして、待ってでも欲しいシートを提供するためにも日々試行錯誤を繰り返しております。

試行錯誤も仕事なのですが、その中でもとても重要なのがダカールラリーのシートです。
モンスターエナジーホンダラリーチーム 世界最高峰のチーム「HRC」へシートを提供し続けて11年が経ちました。
超一流のライダーが乗るシートを製作するというのはとても緊張する仕事です。
トップライダーの感性はとても繊細で、縫い目の位置、高さ、幅、ほんの少しの違いも気が付きます。
更にライダーがオーダーしてこない、乗り心地や操縦の安定に関する提案などを出していかないとノグチシートである理由がないのです。
ライダーが欲しいと思う以上のもの、決して余計なことはしない、気付くか気づかないかの微妙な改良と言うのはとても大事だなと思っています。
もちろん時には大きな変更をして、今までとは違ったシートへのアプローチを考えて貰うこともあります。
それが今皆様にお届けしている「ダカールスペック」のシートです。
前にある有名メカから言われました「トップライダーは勝てるパーツしか使いません」「いくらお金を積まれても、勝てないものは使えないのです」
その言葉はずっと頭の中に残っていて、勝手な解釈だけど「ノグチシートは勝つために必要なシート」と思い製作しています。

ダカール2023が始まりました。
初日のSSのトップタイムを出したのは2020に優勝したリッキーブラベック
昨年の覇者でGASGASの乗るサムサンダーランドは初日にリタイヤするという波乱の幕開けとなりました。
まだまだレースは始まったばかりですが、ゴールの1/15にはホンダのライダーが表彰台の真ん中にだっていて欲しいなと思います。

余談だけど

ダカールのビバークに並ぶこの椅子。

めちゃくちゃ欲しいです!