今回は と言うか、今回も一人旅。
協調性がないわけでもないが、一人旅は気楽ではあるね。
で、なんとなく思い立ってアンコールワットに行って来ました。
わりと直前に思い立ちつつもネットでチケットやホテルの予約、カンボジアのビザなど1時間ほどで手続き終了。
そして連休開始と同時にしゅっぱーつ。
さて、早起きの癖は旅先でも同じで、5時にはしっかりと目が覚めてしまい、明るくなってきた頃にはホテルを出て国道沿いに歩いていた。
今日の予定は歩きながら決めよう。
当たり前だけど早朝なので人も少ない。
地元の人たちでごった返す市場内は薄暗くて少しドキドキする。
市場内にはお粥とか売ってる屋台などあって、立ち上る湯気が美味しそうに見えた。
国道から脇道へ入れば、このようにストリートフードのお店がずらっと並んでいる。
今回の旅の目的のひとつが「ストリートフードを食べる」でした。
以前ディスカバーリーチャンネルで観た、アンソニー・ボーディンって人が好きでね。ちょっと真似してみようかなと。
美味しそうなフォーを見つけた。「おばちゃん それ1杯ちょうだい」
屋台の横のテーブルの上には、白い粉やらあれやこれやの調味料がある。
味が足りなきゃ、あとは自分で調整してね。ってこと。
結局、滞在中はホテルの食事は取らず毎朝違う路地で現地の人たちと椅子を並べて美味しい朝ごはんを食べてました。
朝ごはんを食べてブラブラしているとTUKTUK(タイのツクツクとはちょっと違った、リアカーバイク)に乗ったにーちゃんが声をかけてきた。
だいたいこうしたところを歩いていれば深夜早朝関係なく「どう?乗っていかない?」って声をかけられるものだから最初は無視をしていたんだけど、予定も決まっていなかったので足を止め「アンコールワットまでいくら」って聞くと「5ドルだけど、今日ミニツアーどうだ?」って、くたびれたパンフレットを出してきた。値段を聞くと昨夜ホテルで聞いたホテル専属のTUKTUKUの半額ほどだった。
こうしたところでのタクシーの値段交渉とか余り好きではなく、正直たかだか数百円の差に高い、まけろと交渉するのはめんどくさいんです。
というわけで「OK じゃあ今日一日頼むよ」って言うと、にーちゃんもよほど嬉しかったのか、満面の笑みで「ほんとありがとう」って握手を求めてきた。いいカモだったのかなぁ。でもいいや、一日遺跡巡りして2000円しないんだもん。
レッツゴー!
どうなるかわかんないけど、にーちゃんよろしく頼むよ!
そんなにアンコールワットの予備知識はなかったけれど、どの遺跡も素晴らしかった。
ガイドブックは持って行ったので、ガイドのにーちゃんに遺跡の名前を聞いて、ガイドブックに載っている解説を読みながら見学をしました。
とても下手でセンスない切り貼り動画ですが ^^;
しかし、全ての行程で暑かった! 尋常じゃない蒸し暑さ。とにかく暑い。
このままだと脱水してしまうと水を飲むけれど、直ぐに汗で出てしまう。
そんな時はがつがつ観光しないで「よーーーし、今日はこの辺でホテルに戻っていいよ」ってツアー途中だけど切り上げ。
1人気ままな旅はこうしたことができるから良いんです。
ホテルのプールサイドで、冷えたビールと読書と昼寝。
日を改め、何処か涼しいところはないんかな?と、にーちゃんに聞くと じゃぁ川で泳ごうって。
結局、旅行期間中はこのにーちゃんが気に入って、専属タクシーになってもらった。
時間は守ってくれるし、色々気を使ってくれるのでストレスなく楽しめたから良かったな。
今まで見なかった山が遠くに見えてきた。リアカーをつけたままだと登らないからとリアカーを外し、タンデムして山に入り走ること1時間(遠いよ・・)。ダートで埃だらけ。でも、ダートはなれたものなので途中バイクの運転変わってもらったりして、なんとなくツーリングをした気分になった。
確かに見た目は涼しい。しかし、現地の人で観光地より人が多い感じ。
とにかく縛られる時間はないので、お腹が減れば何かを食べ、喉が渇けばビールにコーラに、たまには椰子の実飲んだりしてた。
街道沿いの食堂で頼んだアンコールビールがあまりにもぬるくて「おばちゃん、もっと冷えたのが欲しい」って言ったら、氷をグラスに入れて持ってきた。この氷やばそうだなと思いつつもお腹が痛くなったらなったときだと冷たさに負けて飲んだ。
結局旅行中は何を食べても飲んでもお腹は壊れなかったけどね。
正直言うと主要な遺跡を見終えるころには、どれも同じように見えるようになっていたのは正直な所です。そうは言っても、来なければ感じられないものばかりなので、感動はたくさんありました。
旅の楽しみは先にも書いたけど、ストリートフードや街のレストランでの食事。
頼んだものを、その場で焼いたり蒸したり煮込んだり。
青菜炒めとカエル肉の野菜炒め定食
肉団子入りラーメン
正直言うと一人旅でつらいのは食事のときかな。
おいしいのは美味しいんだけど、誰かとおいしいを共有できると更に美味しいんだよね。
それと1人だと直ぐにお腹いっぱいになってしまって何種類も頼めないし。
さらに、50近い男が1人こうして写真を撮ってるのもアレな感じだし・・。
そうは言いながらもできるだけ食べ物は果敢に攻めて、
虫・・
「おばちゃんこれ何?」「ウオーターバグだよ」だって。でかいタガメだね。
油でカリッと揚げて、ニョクマムで味付けがしてある。奥の二つのトレイにもバッタやカナブンの佃煮風なのがあった。
「いくら?」「4匹で1$だよ」 えー1$で4匹も?・・・って1人で4匹はきついな。
いいよオバちゃん、1匹でいいから、おつりはいらないから。
そのまま食べようとしたらオバちゃんが「あーーーだめだめ、羽は取らないと」って羽を取ってくれた。
じっと見るとなかなかなものだけど、食べたら普通だったな。
とまぁこんな感じで日常から離れてブラブラしてきました。
バイクのレースとか仕事以外で、単純に「観光」だけで1人海外に出るのは初めてでした。
あれもこれも詰め込む旅行じゃなくて、こうして1箇所で数日ブラブラする旅もいいなと感じることができたのは良い収穫でした。
さてと、次の旅まで仕事も英会話もガンバローっと。