ワッペン Emblem

ワッペンという呼び名はドイツ語なんですね。調べたらそう出てきました。
相変わらず刺繍の勉強を続けております。
ある時、シート職人から「社長、ベトナムワッペンってわかります?」と言われ、知らないと答えると「なんと言うか下手な絵のワッペンと言うか・・」と言う事で調べてみた。
ベトナムワッペンはビンテージ物からそれに似せて作ったものまでちゃんとジャンルが確立された商品のようです。
imagesベトナムワッペンで画像検索をかけるとたくさん出てきます。
この写真を見てもわかるように、けっしてキッチリした絵ではなく、しかも帆布に打ち込んで回りは切りっぱなしと言うルーズな作りかた。ベトナムワッペンが全てそうではないけれど、多くがベトナムの路地裏に店を構えるオバちゃんが1枚ずつ手作りした感じなんです。
なんとなくこれなら練習でできそうだと、トラの絵をベトナムワッペン風に(あくまでもベトナムワッペン風に!)描いて見ました。

ガオーー
IMG_6431・・・・・・・・・ ^^;;;;;
何度も言います、もう少しちゃんとしたトラを描くことはできます。

この絵を元に刺繍データを作っていきます。
ちなみに、刺繍データはこんな感じで見ることができます。
キャプチャ他にもデータを見るモードは数種類あります。素材や柄や刺す本数でそれぞれの柄がずれちゃったりします。作っては補正しての繰り返しは、どの刺繍でも同じです。しかし、今回はベトナムワッペンなので、多少のズレやトラの顔が歪もうがそれが全て味となるので気が楽です。
IMG_6644ニャー
あんまり強そうじゃないけど  できました。
職人も「おぉぉーー これです!」と。
いいのか?緑のトラで?
これを見た職人の友人からも、別色でお願いしますとオーダーを受けて作ったのがこれ
IMG_6643これで良いのか????なぁ、良いのか目が赤と黒で!?? 写真ではわかりづらいけど、ベースは金糸を使っているのでキラキラときれいです。

このまま丸い縁取りに沿ってハサミで切れば完成。
IMG_66456号帆布で織り糸も太いので切った部分は写真のように糸が解けますが、解けた感じがよいそうです。縁取りがあるのでそれ以上は解けないのです。
IMG_6646いろいろ。いろいろなんです。いろいろな中から生まれる事がたくさんある。さかさまのチェッカーフラッグは、なんか違いましたと早速剥がしていた・・^^

ちなみに、もう1つ。自分用にコースターも作ってみた。チリワイン飲みながらダカールの映像観るんですよ。
IMG_6647もちろん、販売できません。個人の楽しみで作ってみただけです。

まだまだ修行は続きます。