寺尾の岩めぐり

家から近いところに寺尾と言うところがある。その寺尾には千本桜という桜街道があり、春にはとてもにぎやかになります。しかし、今は昼も夜もとても静かな場所です。
先日、クーラーの効いた部屋で昼寝をしていたのですが、このまま夜になってしまうのがもったいなくバイクに乗って、山奥であるその寺尾方面に向かって涼を求めにいきました。

山奥に来ても日差しがあたるところは暑いです。こうして写真を撮るためにバイクを止めだけでも汗が出てきます。
寺尾の峠を越え、千本桜を通り過ぎてしばらく走ると、右にこんな看板がありました。
ずいぶん昔に一度だけ上ったことがある場所です。このまま走っても暑いことだし、ここの頂上にある「七つ岩」を見るのもいいかなと、バイクを止めて山の中へ。
段々畑の跡があります。
石垣にはもっこりとコケが生えていました。
差し込む光はあるのですが、登り始めは湿り気も多く、暗く静かで少し怖いです。なぜか蝉が大量にいて、体にバンバン当たってきて気味が悪かったです。気味が悪いスパイラルに入るとろくな事が考えられず、この時は映画「ブレアウィッチプロジェクト」を思い出してしまい、気を紛らわそうとを元気よく歌うが、なぜか途中で気付くと違うのサビを小さな声で口ずさんでいたりする・・。
道はこんな感じです。
今回は赤い線の往復。約2kmです。本当は緑の線もつないで岩めぐりと言うルートになります。
いつも登っている金華山や百々が峰と標高はそれほど変わらないですが、登り勾配がきついですね。
長い九十九折れが終わってやっと分岐点へ。汗だくを通り越して、滝も無いのにそれに打たれた感じのビタビタ加減です。しかも、飲み水なし・・。まだのどは渇いていないけど、なんとなくやばいなと言う感覚はわかりますね。とりあえず体を冷やすために休憩です。ゴールは100m先なのでそこまで行きます。
七つ岩が見えてきました。なんでここにこんな大きな岩がそろって並んでいるのか不思議です。とにかく大きいです。右の岩の上に登って休憩です。
誰かがこの岩に登るためにこのはしごを持ってきたのだけど、よくもまぁこんな長いはしごを持ってきたもんだ。
はしごには5.2mと書いてあります。この岩は斜面に立っているので、反対側に回ると岩は7-8mの高さがあります。
岩の上からの眺め。岩に登らないと木が生い茂っているので見れません。
振り返って見下ろすと同じくらいの大きさの岩が並んでいます。
置かれた岩ではなさそうですが、それでもなんとなく不思議な感じはします。スト-ンヘンジでは無いけれど 何かここで昔儀式とかあったのかな・・・そう思うと少しワクワクしませんか?こうして写真を見ながらブログを書いているときはいいのですが、この場に一人でいたときは、いろんな想像をしすぎて、結局なんだか怖くなっちゃって早々に降りてきました。
急ぐとろくなことが無いのですが、この分岐点の看板が無かったら確実に帰り道を間違えていたでしょうね。登ってきた道があまりにも細くて、よく見ないと道がわからないんです。
体は疲れているけど、気分は楽だったんでしょう。不思議と下りはメドレーでいろんなえました。 歌は一応熊除けのつもりです。

それにしても、この山水の気持ちよかったこと!