工具巻き ToolRoll の試作

JCR/HONDAの花輪さんからこんな依頼を受けた。
「たくさん入る工具巻きが出来ないだろうか?」
それと共に写真が数枚。上の写真はJCR/HONDAのメカニックであるエリックが実際使用しているもの。使いづらい点も多く、改良したいと言うことでした。何故ボックスではなくて、工具巻きなのか。上の写真を見ても分かるように、みんなが使っている分には理由があるのです。設備の整ったガレージとアウトドアでは条件や対応する内容も変わってきますからね。工具を探すスピード、撤収の速さなどなど、1枚の布で構成される工具巻きですが、作ってみると奥が深いです・・・

さて、考えてばかりでは形にならないので、長いものから短いもの。自分の工具を一通り並べてみた。ハンマーを加えると15kgを越える重量になった。そしてまた考えて・・・先ずは第一試作。
綺麗に収まっているし、これでもちゃんと使える 。でも、なんか面白くないので手直し。工具を出したりしまったり、工具の位置を変えるだけで纏まりも変わる。縫製もいろいろ工夫が必要・・まだまだ開発中なので、もう1つ作った手直し品に工具を収めた写真は内緒です。
この工具巻きを折りたたむとこうなります。
ネームプレートも入るようになってます。工具は職人の命ですからね。

ロゴを入れたら更にかっこよくなりました。
ダカールやバハのピットでこんな感じで使われたなぁと思いつつ、今は飛行機で運ばれています。エリックの使用感や変更箇所などの意見が楽しみです。
野口シートはシート屋ではないのか?と言われますが、シートを作るには縫製も重要な技術で、縫製が出来るとこうした袋物を作ることは可能です。
応援するチームの勝つためのアイテムはシートももちろんそうですけど、こうしたアイテムも重要なパーツなんだと思っています。