本革で遊ぶ

いつもはビニールレザーや布を扱う仕事なんだけど、試作や特注などで本革を扱うことも多々あります。
本革=高級 長持ち
ビニールレザー=安っぽい 寿命が短い
と言うことはありません。
何でもかんでも革革っ革って、革ならいいだろうという意見も聴くことがあるけどそうじゃないと思います。
使用する場所や内容によって一番適した素材を使うのが良いのです。
何をどこに使ったらいいのかということについては、あらためてお話しすることにします。
特に本革の場合、経年変化による表面の変化や使い込んでなじんできたときの愛着など人工皮革とは違った楽しみがありますね。ひび割れた人工皮革もけっこういい味出しますね。
さて
私が普段使用している手帳や名刺入れなどは、本革の加工の勉強も兼ねて自分で製作した。
単純に縫い合わせるだけではなく、コバを磨いたり塗装したり、革の裏側の起毛だったものをのりで固めて滑らかにしたりと細かな手間をかけて。



毎日手帳は持ち歩かない。
手帳を毎日持ち歩かないからペンも持ち歩かない。
メモをとる必要があるときに「手帳しか持ってこなかった」と言うこともしばしば。
なので、ちゃんとしたペンホルダーが付いたカバーが欲しかったんだけど、ペンホルダーが付いてはいるものの使いづらいものばかり。考えた挙句こんなところにセットしてみたわけです。
自分で言いますけど、けっこうかっこいいし使いやすいやん!と満足してます。

反対側には当社のマークを高周波ウエルダー機で焼印と言うか型押し。

名刺入れも同じ。
手帳とセットで持っていくことが多いから合わせてみた。
全て【N】の刻印付き。
単なる遊びの製作中から得ることは多いですね。