椅子屋のお仕事

打ち合わせが重なったので、当社の職人と同行してお話をしてきました。
最初にお邪魔したのはここ
astrea gallery
ギャラリーのオーナー横山さんとは、今までも何度か楽しいお話をさせてもらっていて、ギャラリーのお邪魔するのはこれで2度目。
何度見てもうっとりする椅子がたくさんあります。
本題は、クッカプーロのオットマンのウレタンが粉になってしまい、ポロポロと落ちてくるのでウレタン交換をして欲しいとのことでした。革の状態やウレタン交換が可能なのか現物を確認したくて伺いました。

はがしたはいいが、元に戻せなくなった。もしくは、ウレタンを変えたはいいが、かっこ悪くなっちゃった。では話になりません。なので、慎重に確認をします。
どんな椅子でもウレタンは永久に使えません。必ず駄目になります。
もちろん観賞用は別ですけど、座って楽しむのであればウレタンは新しいほうがいいですね。
色々眺めて、出来ると判断したので預かることにしました。
さて、本題は手短に済ませ、展示してある椅子に興味津々の職人が色々座らせてもらったり、カバーリングの方法を見せてもらったりしました。
このソファはSIMONE シモーネ

説明を聞きながら、とーーっても貴重な椅子にもかかわらず座らせてもらいました。

椅子の話からファッション、デザインなどなどなど、、いつ聞いても横山さんの話しは興味深くて面白いです。
さて、次は
MONDO
ソファのクッションの硬さの打ち合わせです。
今回はソファですが、普段からスツールや長椅子の張りなどやらせていただいております。

材料を持参して座り比べます。

猫がいます

座って確認をします。

猫が見てます。

私は打ち合わせ中、猫とお話をしておりました。
MONDOさんは1階に工場があり、2階はとても素敵なショールームになっています。
打ち合わせはそこでしたのですが、職人とモンドの岩佐社長と打ち合わせをしている間、展示してある物を色々眺めさせてもらいました。
座り心地の打ち合わせは続いております。
ウレタンの組み合わせはたくさんありますし、厚み、ファブリックの種類、用途などで落としどころを決めていきます。方向が定まったので、製作することになりました。
MONDOの作品は10/9からこちらで展示されるそうです。
今日はもう一軒あります。
Tokotowa
今週から始まる初の展示会に向けて、ソファや椅子の張りなどのお手伝いをさせていただきました。
羽毛だけのクッションや羽毛とポリの混合クッション。実験的なクッション素材の使用など、いろんな組み合わせでお客様にその違いを感じてもらうと言う試みもされます。

完成して、展示を待つばかりの椅子やテーブル。

たくさんのご来場をお待ちしております。
素敵な工房です。

さぁ当社もがんばって応えなきゃ!