金華山

しつこく続いてます。
最近は2往復や3往復はやめて、スピードも求めずゆっくり登ってます。
今年はハヤブサが巣をかけていないのか、いつも並ぶカメラの砲列がありません。
昨年一度だけ飛んでいるハヤブサを近くで見たけど、飛び方や姿形がかっこよかった。
また見たいです。
いつも登る東坂の新緑がきれいです。
見上げると青空と新緑が良い感じ。

中間辺りのがけから見上げる岐阜城

すずめの赤ちゃん

GW中のある日、玄関でピーピーなく声に目をやるとすずめの赤ちゃんがうずくまっていました。
近くに巣があるわけでもなく、飛んできたわけでもない。
猫がくわえて来た???
そんなことはないよな。
野生の雛なんて餌付けすら無理だろうと思っていたけど、ピンセットで水に浸した米をやるとパクパク食べます。
しかも、少しずつ大きくなってます。
うまく調教して、肩に乗せて散歩したいです。

6連覇に向けて

2011のダカールのコースが発表されました。

そしてチームランドクルーザーは市販車部門6連覇に向けて既に始動しています。
次回ダカールは新人ナビも登場すると言うことで、こちらも活躍が楽しみです。
さて、当社も2006からチームランドクルーザーのシートクッションのサポートをさせていただいておりますが、2011もサポートが決定しました。


2010のダカールでは5連覇のドライバーとなった三橋氏からも「座り心地は年々進化してより快適になってる」とうれしい感想を貰い、今度もさらに快適さを求めて素材やクッション材の構成を考えて行こうと思います。

テレビの取材

どこまで書いていいのか分からないのでたぶんいいだろうと思う範囲で報告します。
地元ケーブルテレビCCNの取材を受けることになりました。
当社の紹介番組となります。
ただ単に当社のコマーシャルと言うわけではなく、取材いただくにあたってその理由はちゃんとあります。
内容はだいたい察しがつくと思いますし、詳しい内容は放送前にまた告知します。
撮影日も決まり取材内容も決まっていたのですが、ここは更に画面に華をと言うことでこの車を借りました。

ジャーン
市販車部門5連覇のチームランドクルーザー
本物です。
今回の取材の話をしたら、快く車両を貸し出してもらえました。
ついでと言っては何ですが、ナビの三浦さんにも出演してもらいました。
普段、カメラを向けられるこなんてないので喋りも顔もカッチカチでしたが楽しく撮影をする事が出来ました。
しかし、自分は恥ずかしくて放送見れないと思います・・・
さて、撮影中ずっと気になっていたので我慢できずに撮らせてもらった写真。
レポーターの深尾さんのピアス。

ファスナーのアジャスターです。
会社では見慣れた物だけに不思議な感じでした。
それがピアスになってるなんて初めて見ましたって言うと「勝負ピアスです!!!」っていうコメントが面白かったです。
ではスタッフのみなさん、編集しづらいでしょうがどうか男前にお願いします。

エッグチェア 張り込み 実演

エッグチェアの張り込み実演があるとWEBで知り見てきました。
フリッツハンセン社から職人が来て実際の張り込みをしているところが見られると言うことで、椅子張り屋としてはどうしても押さえておきたいイベントでした。
会場となったショップには結構人が集まってきていたが、遠巻きに準備作業を眺めるだけで最前列の観覧席が開いていたので普段は遠慮がちな私ですが、今回ばかりは遠慮なくその席を取らせていただいた。写真も撮ってよいと言うことだったのでこちらも遠慮なく撮らせてもらうことにしました。
会場内に実際には会ったことがないが、ブログで顔を覚えていた人を発見。数年前からこの人のブログを読ませていただいていて、今回のこのイベントもこの方のブログで知ったわけなんです。ブログの名前も「椅子が好き」
声を掛けさせてもらって、初対面ながらいろいろお話をさせていただき楽しかったです。
遅れてきたうちの職人もこの方のブログのファンで、同じく初対面ながらいろいろと情報交換ができたみたい。
会場には張り込み途中のエッグが2つ置いてありました。

製作途中のファブリックのエッグチェアです。裏側の布がたくさんの針で仮止めしてあります。

今回はこちらの革張りでの実演。思ったほど仮止めの針がないですね。

この写真を見てエッグの2人掛けなんてあるんだと初めて知りました。一応調べてみるとSASホテルのラウンジのためだけに作られたものだけど、近年特別版として製作されたが生産数も極少数で60000ドルの値がついたとか・・・。
ここに書いてありました。
実演前にエッグやフリッツハンセンについていろんな説明がありました。
いくつかあった話の中で面白かったのが、フリッツハンセンの売り上げの50%強が自国デンマークであること。地元だから安いと言うわけでもなく価格は日本と変わらず。なのにそれだけ消費されていると言うことは、良い物を長く使うと言う昔からよく聞く北欧の伝統が未だに続いていることがわかる。
そして説明を聞き進むうち、このビデオを見て不思議に思っていたことがわかった。

ビデオが始まって水に濡らした革を張り込むシーンがあるが、これは背の部分であって最後に手縫いで合わせる革。
なのに大きなシェルに張り込みをするって何なんだろうと思っていた。
説明によると、これは背裏の革の型取りと言うか型付けですね。濡れた状態で背裏と同じ型に張って、一晩乾燥させる。乾燥した革はそのシェルの形を維持しシェルから外してもRなどがちゃんと付いた状態となっている。
だから、今目の前に置いてある実演用の革のエッグは仮止めも少ないんだ。
ってことは、仮に本革でこの椅子の張替を委託されても、背裏の型を付けるシェルがないとできないと言うか、力技でやったとしてもちゃんとした物にはならない可能性は高いですね。
そんな時はファブリックで張り替えれば型要らずなので、そうするしかないと思いますしその機会があればそう提案すると思います。

仮止めはこん感じ。ピンで開いた穴は後からヒートガンなどで収縮させてふさぐと言っていたけど、展示してあったスワンのカウチの革張りを見たら、穴はしっかり残っていました。だから、仮止めは最小限にしたいわけですね。
一脚作るのに約1000回針を通すと言うことだけど、職人は約4時間で仕上げるとのことでした。
4時間っていうけど、この大きさでその時間て言うのはよほど手際がよくないと厳しいですね。
いろいろ話を聞いたところでいよいよ実演開始。



真ん前でやってくれているのだけど、見えるの彼の尻!常に尻!よく見えないです!
完全に観客に背を向けての作業です。
手際がいいのはよくわかる。すごく速い。それはわかるんだけど、どう縫っているのかを見たいんです。
彼は黙々と縫って行きます。
かぶりつきで観ているのもかかわらずよくわかりません・・・・
「では、体験してみたい人」と言うありがたい声がかかり、うちの職人が早速手を挙げて縫わせてもらった。
もちろん初めての経験である。


ここでようやくその縫い進み方がわかりました。
そうか、パイピングを表と裏の革で挟み込むってことですね。
が、実演する彼は左利き、当然縫い進み方は左から右。うちの職人は右利き・・逆です。
難しくはないが、革の硬さやその引っ張り加減など理屈は分かっているけどなかなか手ごわい・・・と言った感じな作業。
今回の職人が言っていた「才能があるやつは数カ月でこの技術をマスターするが、才能がないやつはいくらやってもダメ」まぁその意見には賛否両論あると思うが、自分の仕事に誇りを持って絶対的な自信で一つずつ作りあげて行く職人魂は購入する側にとっても安心ではありますね。
椅子張り屋としてはすごく楽しいイベントでした。
工場見学とかもしてみたいです。
キタニもこうしたイベントを開催してくれないですかね。日本の職人が縫っているところも見てみたいです。
いや、うちがそんなことをする会社になればいいんだ!と、とりあえず言ってみて自分にハッパかけてみる・・。
とにかく、もっと勉強しなくちゃだめですね。
と言うわけで、こんな感じのレポートでよかったですか?