腕ミシン使って小物製作

この前買った腕ミシン。何ができるか、いろいろ試しているところです。
手っ取り早く「袋物」を色々作ってます。
平らなテーブルミシンでは、できなくもないけど困難だった部位が楽になる「はず」なので、それを実際検証してみるわけです。
そうしているうちにあんなことやこんなこともできるんじゃないかと言うアイデアが湧いてきます。
そうなれば仕事として対価をいただけるような製品ができるかなと思っています。
先ずはこの前のブログで書いたR100RSの小物入れ

次はハンターカブのフロントキャリアの上に装着するバッグを作ってみた。
うーーーん・・かっこ悪い・・。何かが違う。わからないけど何かが違う。
でもこの大きさがあれば容量だけは十分なので、ペットボトルやおやつ入れなど直ぐ出したいものを入れられます。

CRF450Lに乗るときは工具すら持たないこともあるので、マルチツールやちょっとした便利グッズを入れるバッグが前から欲しかったんです。
ハンターカブの失敗も踏まえてなるべく小さくスタイル良くを気にしながら製作。
材料はとても良いです。PVCでバックコーティングされたナイロンオックスを使用し、ファスナーは世界のYKKが誇る最強の10号ファスナー。砂漠での砂の噛み込みやマディでの泥の付着でも引っ掛かりません。容量オーバーのものを詰め込んで無理やりファスナーを締めても、よほどのことがない限りパンクしません。
そんなわけでファスナーを隠すフラップはつけていません。(面倒だって話もありますが・・)

いかがでしょう、そこそこな形になってきたかなと思ってます。
しかし、まだまだ仕事としてはいまいちですね。

と、インスタにも書いたのですが早速メールが届いた。

ちゅうもん書 って。笑。しかも寸法がマニア同士の暗号。
だからまだですって。
もっとひどいのが
このスペースにバッグが欲しいという写真(笑)
具体的なのか抽象的なのか、考える時間だけでもなかなかな時給です。
いや待ってください。
製品に請求書付けるレベルまで上げてから広告します。

いつまでたっても勉強と練習は続きます。

 

 

柳宗理のエレファントスツール??


椅子が好きで、柳宗理のプロダクトが好きで、タイミング良く出会った時に購入して使ってたり眺めたりと楽しんでいます。

定番ですが、現在も生産されているバタフライスツールは玄関に置き

柳宗理デザインの少し色あせたヴィンテージの布(これも現行で買えます)は、パネルにして事務所の壁に


難有りで、かなりお値打ちに買うことができた1969製コトブキ社製のサイドチェアー。
張替とウレタン交換、その他修理をして自宅で毎日使っています。

今回は前から狙っていたエレファントスツール
1956にサイドチェアーと同じくコトブキで作られました。
廃盤になった後、2000年にイギリスのハビタで2年だけ同じFRPで復刻されました。
その後、2004年より現在もヴィトラよりポリプロピレンで生産されています。
現行品は値段も安くいつでも買えます。
しかし、こうした有名椅子について回るのが、ジェネリック製品、リプリダクト、偽物・・というキーワード。
じゃぁ大手メーカーのヴィトラが作っているエレファントスツールは偽物なのかというと、そうではなくて忠実に復刻されたものではあるけれど素材がポリプロピレンだという事。お話にならない偽物は別として、単純に好き嫌いの話です。FRPの椅子が欲しいんです。
話はそれますが、少し前にアメリカの友人が会社の備品の販売で買ったという椅子を貰いました。
イームズのシェルチェア。FRPのシェルです。これも現在ではポリプロピレンで作られたものが売られています。なんとなくカッコいいんです。それだけです。
ポリプロピレンで作られた椅子がダメというわけではありません。
これも自宅で使っている椅子で、カルテルが作っているジョエ・コロンボのユニバーサルチェア。ポリプロピレン製です。FRPではありません。

きりがないので話を戻します、なので昔からエレファントスツールを手に入れるならFRP製が良いなと思っていました。
コトブキ製の物は手を出すには躊躇する価格だし、ハビタのもコトブキほどではないけれど、ほほぅ・・と言いたくなる価格で流通しています。
ふとネットで見かけた1脚のエレファントスツール。

質問欄に「ジェネリック(リプロ)ですか?」の問いに「はい、リプロダクトです」の回答。
しかし、小さな写真をよく見ると素材はFRP。FRPのリプロ?ハビタ以外でFRP製はあったかな?

ハビタの製品をリプロと言い切ってしまうのもありなんだろうけど、ハビタ製ですと言えばそれなりに価格は上がる。しかし、肝心のハビタのステッカーも無ければ、緩衝材も一切ついてない。当然コトブキの刻印もない。

偽物だけどFRPか。まぁいいや、と許せるまでの金額を乗せて入札したらびっくりするほど入札が伸びず手に入ってしまいました。
やはりリプロというキーワードにみんな買う気も無くなってしまったんだろうと思います。
で、届いたこれ。

コトブキでもハビタでもない、どこなのか分からない。でもそうかもしれない。
たぶんハビタのだろうと思い込んでこれから使っていきます。
エレファントスツール似のFRPのスツールを買ったってことでもいいかな。十分年代物だし。

「野口、それ全然ダメな偽物だよ」という忠告は寂しい気分になるのでやめてください。

今後、売るつもりはないし。自分の中で価値があればいいんです。
先ずはお風呂においてみようかな。

 

 

庭の改造

バイクシートのインスタはじめました。
完成写真を上げて行きますので皆様の参考になれば幸いです。

さて、今回はバイクネタではありません。
連休中にツーリングの記事でもと思ったのですが、とにかく家に居ろという事なので、旅にも出られずと言うか出る気にもならず、バイクに乗って山に行くのもなんだか憚られる。
しかし、じっとしてられない。
という事で、10年ほど前に作った庭のウッドデッキが腐ってきて、根太からボロボロなのでいっそ撤去して、庭を一新しようということになった。
随分前から気になっていたけど、やる気が全然起きなかったんです。
解体開始。1000本は打ってあるコーススレッドをインパクトで外していく。
とりあえず、着手するここに至るまでに
「いかに手を抜いて早く解体して、新しい庭にするか」
ばかり考えて、手を付けたのは連休の後半。
とにかく楽する事ばかりを考えて生きており、いつも腰が重いのです。
しかし、せっかちが幸いしてか、作業を始めると休まず動くので見ている方は気持ちが良いと思います。
ひたすら板を外すこと2時間。
思ったより早く解体完了。
このウッドデッキに残骸は、産廃業者さんに引き取りを頼んで処分。
次は芝の撤去。20台前半にゴルフ場で芝の手入れをやっていたんだけど、剥がし方をすっかり忘れている。鍬を持ってめくりにかかるけど、これが超重労働で張っていた気がダルンだるんに緩んでしまった。
ネットで「芝の剥がし方」を検索すると、「鎌でマス目状に芝を切って鍬ではがす」と書いてあったのを見て、古い記憶が読みがってきた。
手前はとにかく剥がしただけでぐちゃぐちゃ、奥に行くにしたがって板状になっています。
これがとにかく重労働でした。
剥がした芝は山の家まで持って行き、そこで根を生やしてもらうことにしました。
隣の家の畑との間に花壇があったけど、これも見飽きたのですべて撤去。
バラやガーベラなど数種類は移植しつつ綺麗に整地。
とりあえず平面は出しておきたいので、糸を張ってここに敷く砂利の厚さを考えてレベル出し。トンボは会社にあった材料で製作。
友人から地面は叩いたほうがいいとか、砂利を入れつつ叩けとかアドバイスをもらったけど、結局何もせず防草シートを2重に貼りました。
ちなみにここまで作業開始から3日目です。
敷く砂利などをネットで検索していると「瓦チップ」というものを見つけ、安価だし色もオーストラリアのアウトバックのように赤くていいなと、初めて使う材料ですが施工例もたくさんネットにあったのでこれを買うことにしました。

この庭は四方を囲まれたところにあるので車が入れません。
ダンプで来てザーーっと下ろすこともできないので、少し離れたところに置いて運ぶしかないのです。
瓦チップの販売業者を探したら岐阜にありました。大量に買うとディスカウントしますと書いてあったので、「2トン購入したいです」「パレットに乗せた状態で運んでもらえますか?」など質問を送ったら即回答がきて、「フレコンバックに1トンずつ入れて今日持って行きますよ」というので早速注文。
午前中に問い合わせて14時には配達されました。
しかし、でかいな・・。
「一袋に1.2トンは入ってるよ」と配達のお兄さん。
こんな感じです。小粒タイプというのを選んで買いました。
これを運ぶにはどれだけ時間がかかるんだろう。
芝をめくる作業に続き、先の見えない単純労働にめまいがします。
そうは言ってもやらなくては終わりません。
せっかちなので直ぐに完成が見たいのです。
同時に花壇も作ることにしました。
便利なものがホームセンターにはたくさん売ってます。
組み合わせて好きな形に花壇が作れるブロックです。
花壇の位置も決めて瓦チップを一輪車で運びます。
1回/20kg運んだとして、100往復か。100往復って。100往復・・。
こういう時は無心になって運ぶしかありません。
とにかく運びます。無言で往復を繰り返します。

ひたすら運べば終わりも見えてきます。
花壇の土も新しく買って入れました。これが思った以上に土が必要で、25kgの花壇の土が15袋は入ったと思います。
終わった。
わりと達成感のある仕事だった。
買った瓦チップの量もぴったりだった。10mx4mx5cmの厚み。
ガーベラも移植して
新しく花を買った。
小さい花壇にはユーカリの木を植えた。

飛石も配置。これを置くだけでずいぶん見た感じが変わります。
それと、ひと雨降って瓦チップが洗われて、更にいい感じになりました。
これはほんと正解だった。
最初は、面倒だから全部業者さんに頼んでやってもらおうかなと考えていましたが、やってみたら素人なりにもそれなりになりました。
一通りの道具や小物が納屋にあったのも良かったです。
実際、業者さんにお願いするといくらかかるんだろう。
ちなみにかかったコストですが、全部ひっくるめて10万を少し超えたくらいです。
私のお手当てはこれでした。
普段はテイクアウトをしていないお店だけど、関市にあるウナギの美味しいお店のうな丼「上」。まぁこれを食べたので頑張れたことにしておこう。

追記 フェンスも欲しくなり、ここまでやった勢いで通販で購入。
これで、もうこの庭の改造は終わり。
やる前

こうなりました

 

 

repair of Eames shell chair. 椅子の修理

 

友人からイームズのシェルチェアーを貰いました。
椅子に興味がない人には、なんかよく見る形の古い汚い椅子に見えますが、僕にとってはお宝。
これは友人の会社で長年(たぶん30年以上)使用されていて、廃棄処分前に救われた1脚です。価値のわかる人が持っていたほうが良いからとうちに来ました。シェルの色が渋くてかっこいい1脚です。
座面には4カ所でボルト締めされています。
通常のシェルチェアーならば、シェルの裏側にゴムのベースが接着してあり、それにフレームを取り付けます。
長年使われるうちにゴムが劣化し剥がれて、座面に穴を開けて固定したのでしょう。
オリジナル感が損なわれると言う人もいるでしょうが、これもこの椅子の歴史です。
FRP素材の椅子は最近ではなかなか珍しいのでちゃんと直してずっと使いたいわけです。
足の先のグライズも破損していたので交換です。
インターネットのおかげでこうした部品も、田舎にいながら直ぐに購入可能なのはありがたいです。
シェルに貼りつけるゴムも手配し翌日届きました。
丸の部分をならしてゴムを貼り付けます。
48時間ほど固定します。

そして、固定の為にあけられていた穴をどうするかいろいろと考えました。
パテで埋めて同じような色を塗るか・・
結局こんな感じにしました。
さっきも書いたように穴もこの椅子の歴史なので、穴を隠すようにリベットの頭を接着。パット見た感じはボルト止めしてあるような雰囲気を残しました。
そして完成。

ゴムのブッシュもしっかり接着


これで、これからまたうちで末永く頑張ってもらおうと思います。

 

ラーツーの話 RAMEN Touring

ラリーの話じゃないです。
ラーメンツーリング。ラーツーです。
今までツーリングと言えば、オフロードなら林道を繋いで休憩もそこそこにひた走る。オンロードバイクなら、目的地やルートを決めて、これもまたとにかく走る。

走ることがメインで、観光などはそれほど重要ではありませんでした。
そもそも何かを背負って走ることが苦手なんです。
お盆中はツーリングに出ても暑いし渋滞だしなぁ、出かけるにはちょっと・・・でも乗りたい。何かないかなとユーチューブを眺めていたら「ラーツー」の動画をみかけた。
バイクで出かけて、その先でラーメンを作って食べて帰ってくる。
それだけなんだけどなんか楽しそう。近所には山も川も沢もたくさんあって、良いロケーションはたくさん知っている。

さらに、ラーツーするための道具は何一つ追加しなくても、すぐに出かけれるほど揃っている。
ガスのストーブやもっとコンパクトなものもあるけれど、なんとなくガソリンストーブのオプティマス8Rをラーツーのお供にすることにしました。
とりあえずやってみよう。
早速、袋ラーメンを一個持って出かけてみました。
この時は、おにぎりと刻み葱と海苔を追加。きれいな沢に足をつけながら涼しい風に当たって食べるラーメンは美味い!
いくら涼しいとはいえ直射日光が当たる場所は暑い。なので太陽を遮る大きな樹の下の影を探して、なおかつ風が抜けるところを探すんだけど、さっきまで影だったところがお湯が沸くころにはカンカン照りになったりして、思っていたより地球は早く回ってるなぁなんて気づいたりします。
2回目はラーメンに入れるカット野菜と赤飯のおにぎりを追加。
この場所は県道の休憩所のようなところで、県道と言っても車の往来はほとんどなしなところ。すぐ下には川も流れ、ぎりぎり汗もかかない程度の場所。
やっぱりテーブルがあると楽だなと思う。
早速折り畳みミニテーブルを買ってしまった。
道具はぎりぎりまで増やしたくはないんだけど、快適で便利なものはやはり持って行きたい。

テーブルが届かないのに3回目の出動
今回は出来立てラーメンに落とす生卵と食後のデザート「なごやん」東海地方の人ならだいたい知ってるお菓子。卵の輸送は気を使うので、なにか1個入りのケースを考え中。
廃村になった村を抜けてしばらく行くとコンクリート舗装の道が途切れる、ここは誰も来ない場所なので道でラーメン。食べた後にそのまま道に大の字になって仮眠も気持ちいい。

楽しいぞラーツー。
なので、袋ラーメンも毎回同じでは面白くないので、ネットで袋ラーメン20食入り福袋なんてのを買ってみたり、乾燥野菜のネギやコーン、キャベツにわかめと、そうそうメンマも要るやん!とラーツーを充実させるラーメントッピングも購入。

乾燥野菜なんて買ったことがなかったけど、これはこれで試すのが楽しみ。
こういったものを全部揃えてしまうと、揃った時点で飽きてしまうことが往々にしてあるけれど、まぁそれはそれで良しとしよう。

そして先日も。
今回は「朝ラーツー」をやってみました。
朝ごはんにラーメンはいかがなものかと思いつつ出発。
こんな渓谷。すごく涼しい。
この場所は、山の家のすぐ裏なんです。
袋ラーメン定番中の定番。
乾燥野菜も大正解でした!
こんなところでぼんやりする時間もいいもんです。


続く。

はず。