カテゴリー: トゥアレグラリー2012 野口の参戦記

メルズーガと言う町にきました。ここを拠点に三日砂漠を走ります。今日のここまでの行程は、ガソリンスタンドで40分待ったり、ガタガタガタガダガタガタと目ん玉が振動でフワフワするくらいの道が何十キロも続いたり、硬めだけど轍の深い砂の道や、地平線に向かってダーーーン！と飛んで行くような道でした。最後は明日のプロローグのような砂丘を10kmほど。これが難しい！でも楽しい！しかもだ、今日はペナルティも無いし、30番くらいでゴールできた。ような感じ。周りにあまりバイク帰ってきてないからそう思うだけだったりして(^^;;体も胃の調子も良く筋肉痛もなし。手にマメが一つできました。明日もやったるぞー

ただいま！一日目が終わりました。今はモロッコのミッソアと言う町のホテルです。Wi-Fi完備で嬉しい。ナドールの港を出発して、狭くてタイトな山道をクネクネして、その後はどかーーんと飛ばす道が続きました。初日で調子に乗って転びたくないので、アクセルは半分くらい。これくらいが僕にはちょうどいい。300kmのステージを7時間だから悪くない。悪いといえば、秘密のチェックポイントを落としてしまい二時間のペナルティを受けちゃった事かな。まあ、これで少し入っていた肩の力が抜けた感じ(^^;; 明日も長いステージだから気を抜かず気張らず行きます。

ただいまアルメリアの港で、ダカールほどは長くないけど十分待たされる書類チェックを終え、次は車検。その間にルートブックの確認などしています。明日はいよいよアフリカです。さぁ、はじまります！

カイザーが到着したのはお昼過ぎ。チームメイトのバイクをたくさんトレーラーに載せて眠そうな顔で現れた。遅れてごめん。昨日は二時間しか寝てないし、その前は三日間ほぼ徹夜、パーツは届かないし、もうバタバタです！だって(^^;; とりあえずランチしようよと誘ったけど、ごめん、ランチよりも寝たい。と言うので、ランチを済まして帰ってきたら、寝てるかと思ったらまだ作業していた。よく働く男だ。今回、僕はチームカイザーからの参加となる。バイクもラリー用に改造されたレンタル。ほぼ完成されているので、シートを付け替えたり、GPS、ステッカーの貼り付けをして準備完了。
準備中、遠くから見ていたドイツ人ジャーナリストからインタビューされたり、写真撮られたり、脇汗かきながら笑顔で経歴からシートの話までできた。はず、、、いや、必ず伝わった！上の僕が写ってる写真はその彼が撮った写真で、その場でフェースブックにアップしたんです。いや、凄いねこの情報発信の早さは。ちゃんと調べてゼッケンも名前もちゃんと書いてくれてるんだ。だから、頑張りすぎない程度に頑張らなきゃな。
ナンバーも取り付けたので、不具合が無いかをチェックしに50kmほど走行。先ずは、右川通行よし！ロータリーよし！と、公道走行の基礎から確認。ダートを飛ばして転ぶのそうだけど、こうした場所の些細なミスで事故する確率も高いからね。右折左折を繰り返し、山の上に行ったり住宅地走ったり、慣れてきたらダート走ったり。バイクも良い感じで仕上がっている。軽いし扱いやすい。もちろん野口シートも問題なし。明日はホテルから移動してアルメリアの港で車検です。

写真がバラバラだけどまあいいや。とうとう現場からこうしてブログを書くに至った。しかし、ここまで遠かった(>_<)家出てから30時間もかかってるやん。乗り継ぎがうまくいかなかったからなんだけどね。心配していた国内線のストも問題なく、最後まで荷物はひっくり返しにあったけど、特に問題もなく到着。ここは、スペインはバレンシア地方のリゾート地。ピカソが生まれたマラガから海沿いに少し東へ行ったモハカールと言うところに来ています。 レースはまだ始まっていないけど、ホテルはチームジャケット着た人達が多く見られ、駐車場はオフィシャルのカミオンや出場車両が集まりつつあります。昨日見た感じでは年齢は40から50代が大半。レストランではみんな大きな声でワイワイガヤガヤと楽しそうだ。もちろんそんな雰囲気の中にいる自分も楽しいね。明後日がアルメリア港で車検で、それが終わり次第フェリーに乗り込んで翌日からレースが始まる。明日明後日はまだレポートを書く余裕があると思うので、できる限りお送りします。