ノートンコマンド961の張替のご紹介です。
ノーマルシートは下の写真のようにのっぺりとした感じです。
このシートをWEBのカラー見本には載っていませんが、黒のレザーで張替をしました。
座面にラインを入れることで、車体に入っているピンストライプと相まって、より一体感が出たと思います。
お客様にも喜んでいただけて良かったです。
ありがとうございました。
ノートンコマンド961の張替のご紹介です。
ノーマルシートは下の写真のようにのっぺりとした感じです。
このシートをWEBのカラー見本には載っていませんが、黒のレザーで張替をしました。
座面にラインを入れることで、車体に入っているピンストライプと相まって、より一体感が出たと思います。
お客様にも喜んでいただけて良かったです。
ありがとうございました。
ウルトラスエード(アルカンターラ)で張替を希望されるお客様からよく質問される、ウルトラスエードの洗い方やお手入れについて動画で説明します。
動画編集が全くダメダメで、雑音もたくさん入っているので無音の地味な動画ですが、これを見れば当社で張替たウルトラスエードは、特に気を使うことなくお使いいただけるとご理解いただけると思います。
1. 先ずはウルトラスエードに水をかけてください。
当社で張替える場合、ウレタンに防水コートを施します。なのでこのように水をかけてもウレタンに水が浸み込んで、いつまで経っても水がしみ出してくることはありません。
2.洗剤をつける
グリスを落とすような強力な洗剤ではなく、少し弱めの洗剤がお勧めです。
3.擦って汚れを落としてください。
ブラシやスポンジなどでかまいません。汚れがひどい場合は繰り返してください。
注意:高圧洗浄機でウルトラスエードを洗うことは絶対にしないでください。
4.汚れが落ちたら水でしっかり流してください。
5.乾いたタオルで水分を取ってください。
ウルトラスエードの起毛の流れは、後ろから前に流れるように裁断してあります。なので、水分を取る時は後ろから前に毛並を整えるようにお願いします。
6.ある程度水分が取れたら終わりです。生乾きのままでかまいません。
これ以上することはありません。防水スプレーやオイルの塗布なども必要ありません。
このように、ビニールレザーと同じとまではいきませんが、それに近いレベルで洗うことができ、本革のようなお手入れも必要ありません。
ウルトラスエードはシートの温度が上がらず、お尻が蒸れにくく、そして適度なすべり止め効果もあります。水を含むデメリットもありますが、それ以上にこの素材のメリットは大きいです。一度お試しいただければこの素材の良さが分かります。以上、宜しくお願い申し上げます。
私の同級生にバイクレースを続けている男がいます。
オフロードではなくロードレースで筑波などのレースに参戦しています。
怪我をしたり、なんやかんや、この年までやってられるのはお互い幸せだなと思うところです。
そんな彼が私のラリー参戦前に川や山などの練習に付き合ってくれたんですが、ノーマルシートの高さが邪魔をしてキック始動に手こずることが多く、特に平地ではない場所の始動は、困難極まりないという事でアンコ抜きを頼まれていたのですが、ラリーも終わって3ヶ月が経とうとしてる今頃になってやっと手をかけました。
もうすっかり見なくなった2000EC250です。この頃からエアクリーナーの容量を多くとるためにシートの見た目の厚さとは違って、上げ底のシートベースでウレタンは着座位置で30-35mm程度しかありません。黄色いラインがウレタン部分です。なので大きく下げることができません。
したがって、高さは10mm程度下げてサイドのウレタンをできるだけそぎ落とす方法で対処しようと思います。
この方法は現行モデルでもよく行う方法で、やみくもに座面を下げるとシートベースの幅が邪魔をして、低くなったのに足が出しにくくなってしまいます。
余談ですが、全てとは言いませんが、幅が広く薄いシートは少し盛ることで足が出しやすくなって足つきの向上を図ることも可能です。
こんな感じに形状変更です。
こんなに薄いなら衝撃吸収材T-NETを入れたほうが良いのではないかと言われそうですが、目的が長時間ライドではないので、衝撃吸収材T-NETは挿入していません。もう一つの理由が、この薄さだと厚みを増さないと挿入が出来ないという事もあります。
この頃のシートはKTMなども断面形状がカマボコのように丸いものが多かったですね。
このシートは10数年前に一度当社で張替をして、防水コーティングがしてあります。
カバーをはがして防水はどうなっているか確認しましたが、剥がれもなく水の侵入もありませんでした。なので、ウレタンの劣化も通常より遅く、まだしっかりしています。
防水コーティングを全て削ります。
その後、足つき良くなれと、どんどん削ります。
形が出来たら、カバーの型取りをして縫製です。
そうそう、年には勝てません。すっかりメガネが手放せなくなりました・・・。
サイドがかなりシェイプされ、矢印で示したように一番低い位置も少し下げることが出来て、アンコ抜きにありがちな「すっぽりはまってしまう」シートではなく、低くなっても前後移動しやすい自由度の高いシートになったと思います。
ウレタンが薄くて高さを大きく下げられなかったからですけどね。
跨った感じそれほど大きく足つきが改善したわけではありませんが、サイドのシェイプをしたおかげで、格段にキックが踏みやすくなったようです。
また、一緒に山で練習しましょう。
お客様は大型免許を取得されから、様々なメーカーのバイクを購入候補に考えていたところV7の乗り味に魅了されてしまい購入に至ったそうです。
しかし、187/95 股下90という事で、少々窮屈なポジションとなっているのが唯一の悩みという事で相談を受けました。
現状はこのように対策をして乗っているという写真を送っていただきました。
座布団ベースで10cmのあんこ盛りをしているという事でしたが、当社で盛る場合反発のあるオリジナルウレタンで盛るので30-40mm辺りが良いのではという提案をさせていただきました。
最終的には、お客様よりこのようなマンガを描いていただきました。
内容は
衝撃吸収材T-NET挿入
アンコ盛り
張替 ウルトラスエード+ビニールレザー
後部にモトグッチの刺繍
タンデムベルト新作
こうして細かなやり取りを経て完成しました。
座布団を敷くよりかっこよく、座布団を敷いている時より乗り心地が良くなれば幸いです。