ミシン

布やビニールレザー、革などで何かを作る場合、そのほとんどがミシンを必要とします。
ミシンがあれば、たいがいのもは縫えて、1枚の布から立体を作り出すことができます。
しかし、ミシンが1台あれば何でもできるわけではありません。
薄い物、厚い物でミシンが変わります。
さらには、縫い合わせるだけではなくて、布ぬほつれを防止するロックミシンや刺繍もミシンの仕事ですね。変わったところでは、縫いたい生地を動かしながら縫うのではなく、台(ミシン)が動いて縫っていくなんてのもあります。
単純に縫いあわせをするといっても、平たい物同士を縫い合わせたりすることもあれば、形状を保ちながら縫う場合もあります。その場合、一般的な台の上にあるミシンでは縫いにくかったり縫えなかったりします。

これ一台あれば、かなりの範囲の加工をまかなえるんですけどね。
オリジナルバッグを作るときなどは、素材が硬い上に分厚く、形状もあるのでこんなミシンを使います。


ポストミシンと言います。
ステッチをかけたり、筒を縫ったり、バッグの縁を縫ったり・・・・これだと平面から、さらに上下の空間が生まれるので、無理な力を加えなくても、簡単に縫えてしまいます。
しかし、この1台ではバッグは出来なんです。
3台のミシンを経て完成します。
やはり、作業にも創意工夫は必要ですが、仕上がりや時間短縮など、さまざまなプラス要因がある以上、便利な道具は揃えたいですね。あのミシンとこの道具とアレがほしい・・・
そんな感じで、新作バッグもスローーペースで製作中です。
ご期待ください。

Daytona デイトナ掲載  ジオン公国軍 サウロペルタ

今年の5月にジオン軍から依頼されてシートを作りました。
ジオン軍のブログ
1/1のプラモデルとはよく言ったもので、それはもうすばらしいできです。
あまりにも素晴らしいので、三菱自動車をはじめ、各地の展示会に引っ張りだこな毎日を送っているそうです。

そして今月号のDaytonaにも特集されています。



うれしいですね、当社のことも紹介いただいております。
さらに、うわさでは新たな計画が進行中とか・・・・・
次回作が楽しみです。

品の良い物

常々、品良く生きることを心がけていますが、なかなか上手くいかないと言うか、そもそもそれが備わっていないので下品に振舞ってしまうことも多々あります。
物つくりもそうです。
下品なものは、いくら儲かるといっても作りたくありませんね。
さて、PCを新しくしたついでに、膨大な量の写真を整理しているときに見つけたコレ。
お客様から「ボロボロになったケーニッヒのシートがあるので、それを張り替えて事務所で使用したい」

「イメージは出来上がっているので一度打ち合わせをしたい」
と言う事で、かなり長い時間をかけて打ち合わせをした覚えがある。
真剣にイメージを説明するお客様に対して、真剣に応えるのが職人として当たりまえのことではあるが、出来上がったものは・・・・

いやはや、まぶしい椅子です。
金ぴかイコール下品ということではありません。
椅子だけ見ると「!」ですが、この椅子がお客様の事務所と言うか、書斎というか、お客様ワールドになったその空間に置いたときしっかりマッチしていました。
見る人によって下品に思えたり、とても上品に見えたり。
その基準を正しくしっかり持って、もの作りだけではなく全てに品良くいたいものです。

10/30-31 ギフレク開催

来る10/30-31ギフレクが開催されます。
ギフレク
岐阜駅周辺から市内、郊外とさまざまな場所で当日イベントが催されます。
MONDOさんの所でも同日イベントが開催され、展示するの椅子のクッション製作を依頼していただきました。

このファブリックの椅子は↓ここで見られます。
     住みたい家に暮らす

椅子屋のお仕事

打ち合わせが重なったので、当社の職人と同行してお話をしてきました。
最初にお邪魔したのはここ
astrea gallery
ギャラリーのオーナー横山さんとは、今までも何度か楽しいお話をさせてもらっていて、ギャラリーのお邪魔するのはこれで2度目。
何度見てもうっとりする椅子がたくさんあります。
本題は、クッカプーロのオットマンのウレタンが粉になってしまい、ポロポロと落ちてくるのでウレタン交換をして欲しいとのことでした。革の状態やウレタン交換が可能なのか現物を確認したくて伺いました。

はがしたはいいが、元に戻せなくなった。もしくは、ウレタンを変えたはいいが、かっこ悪くなっちゃった。では話になりません。なので、慎重に確認をします。
どんな椅子でもウレタンは永久に使えません。必ず駄目になります。
もちろん観賞用は別ですけど、座って楽しむのであればウレタンは新しいほうがいいですね。
色々眺めて、出来ると判断したので預かることにしました。
さて、本題は手短に済ませ、展示してある椅子に興味津々の職人が色々座らせてもらったり、カバーリングの方法を見せてもらったりしました。
このソファはSIMONE シモーネ

説明を聞きながら、とーーっても貴重な椅子にもかかわらず座らせてもらいました。

椅子の話からファッション、デザインなどなどなど、、いつ聞いても横山さんの話しは興味深くて面白いです。
さて、次は
MONDO
ソファのクッションの硬さの打ち合わせです。
今回はソファですが、普段からスツールや長椅子の張りなどやらせていただいております。

材料を持参して座り比べます。

猫がいます

座って確認をします。

猫が見てます。

私は打ち合わせ中、猫とお話をしておりました。
MONDOさんは1階に工場があり、2階はとても素敵なショールームになっています。
打ち合わせはそこでしたのですが、職人とモンドの岩佐社長と打ち合わせをしている間、展示してある物を色々眺めさせてもらいました。
座り心地の打ち合わせは続いております。
ウレタンの組み合わせはたくさんありますし、厚み、ファブリックの種類、用途などで落としどころを決めていきます。方向が定まったので、製作することになりました。
MONDOの作品は10/9からこちらで展示されるそうです。
今日はもう一軒あります。
Tokotowa
今週から始まる初の展示会に向けて、ソファや椅子の張りなどのお手伝いをさせていただきました。
羽毛だけのクッションや羽毛とポリの混合クッション。実験的なクッション素材の使用など、いろんな組み合わせでお客様にその違いを感じてもらうと言う試みもされます。

完成して、展示を待つばかりの椅子やテーブル。

たくさんのご来場をお待ちしております。
素敵な工房です。

さぁ当社もがんばって応えなきゃ!