折り鶴 本革

IPHONEのカバーで使用した革を使って鶴を折ってみた。
革そのままだと折り目も付きにくい。
しかし、水に浸してから折るとこれが結構いい感じに折れるんです。
乾くと紙以上にパリっとします。見た目にも紙とは違った質感があります。

木と樹脂の融合

椅子の張り屋でありながら、ありがたいことに他業種の方とお話をさせていただく機会が多く、今回も樹脂メーカーさんと話をしているうちに「サンプル提供しますよ」と言う展開になり、樹脂を使って色々遊ばせて頂いた。
樹脂を使って椅子がいきなりできるわけもないが、すごく遠いイメージにこんな椅子があったりします。
なんて言うと恐れ多いのですが・・


どちらも一度だけ実物を見たことがあります。下のレインボーチェアは現在も購入可能ですね。200万近かったかと・・・
さて、理想と現実はやはり違う物で先ず作ってみたのがこれ。
スツール

ビー玉を浮かべたつもり・・・自分としては何か足りないんです。もちろん気泡が入ったりして仕上がりもいまいち。
そんな話をしていたら「真空脱泡器」なる物を貸してくれると言う方が現れてありがたく借りることにした。

撹拌した樹脂をこの機械の中に入れ真空にすると、沸騰したように気泡が抜けて行く。
試しに作った物がこれ

カウンターの上に置く書類が風で飛ばないように重りとして使っています。
そこで、いよいよやってみたかった実験です。
木と樹脂の複合材の製作です。
イメージは相当膨らんでいるのですが、どこまで近づくかですね。

樹脂を流して気泡を抜きます。使用した木はウォールナット。いくらやっても気泡が抜けきりません。

次第に樹脂が硬化し始めて粘度が高くなり気泡も抜けづらくなってきました。
1週間硬化させた後、全体を細かなペーパーで磨いてすりガラスのようになった状態。



水に濡らすとクリアーになった状態を確認できます。こまかな気泡が入ったままで少しがっかりです。
しかし、樹脂とウォールナットの組み合わせは悪くないと思います。
やはり磨いてみたくなり、ひたすら研磨の結果





飴のような艶が出ないけど、角度によっては空気感もありいい感じ。
だけど
この板をどう料理するかまだ決まっていません。
でかい天板でも作ってテーブルも楽しいだろうし、椅子の座面としても使えそう。
すりガラスのような感じを生かしてライティングに使えないかなとか・・・
しばらく横に置いて考えようっと。

iphone のカバー

携帯電話はアイフォーンを使用しています。
プラスチックのカバーを装着してるんですが、これがすぐに割れたり傷傷になってしまう。
傷はつかないけど、シリコン系のカバーは分厚いしポケットに入れる時滑らないから使いづらい。
今回は0.5mmの革が余っていたので傷ついて割れたカバーに貼ってみた。
0.5mmと言っても貼り込みをすると全体で1mm内側に小さくなるのでカバーの内側を少し削って革を貼り付けた。
革は水につけると伸びます。
十分に湿らせて細かな巻きこみをしていきます。


0.5mmだとかなり細かい巻きこみができますね。
皺も出ません。
裏側には高周波で当社ロゴ印

カバーのタッチも柔らかく、かといってぼってりした感じも出なかったので当分このカバーとお付き合いできそうです。

ショルダーバッグ

以前こんな物を作ったことがある。
それなりに評判も良かったし、すべて売り切れとなり買ってくれたお客様には感謝しています。
さて、シートレザーの中古がたまってきたので今回もロゴ入りバイクシートカバーを使ったバッグを製作しようと思ったけど、同じメッセンジャーバッグでは面白くないのでとりあえず自分が欲しかったバッグを試作してみることにした。
ランニングや軽い山登り、自転車やバイクのチョイ乗りなどで普段ポケットに財布や携帯を入れたくない自分としては小さなバッグが欲しいと思っていた。
もちろん小脇に抱えるバッグは×です。
ウエストバッグは走ると結構揺れるのであまり好きではない。
そこで、小さなショルダーバッグにしてみました。
財布と携帯とポケティッシュが入ればいい。
まだ試作だけど、これなら使えるんじゃないかな。


カワサキバージョン

ホンダバージョン
あらら、ロゴの向きがだめじゃん。
ベルトの位置や太さや、ポケットの形状など色々と詰めて行って10個くらい作ってみるかな。
と書いては見たけど、ヌマイワナバッグのようにターポリンを溶着して、止水ファスナーで・・
廃物利用にこだわらなくてもいいかな。

特殊車両の椅子

ごく短いメールは、シートカバーの製作をお願いしたい。
という内容のメールだった。
参考URLとされていたアドレスをクリック
なんだこりゃ!
数年前話題になったコンバインで作った戦車の人じゃないか。
その時は、よく一人でこんなことするなぁ。すごい人だなぁって見ていたけど、その人がうちに連絡して来るのものだから余計に驚いた。
新たな作品製作に入っており、そのシート部分をお願いできないかと言うことでした。
先ずは当社で打ち合わせと言うことで、うちを紹介いただいた人とそれぞれの車で来社されました・・

この車で・・・。
田舎の椅子屋の駐車場に、この2台はインパクトかなりありますね。
XLR250の方が以前当社でシートを製作して、今回それが縁で紹介してもらったと言うことです。
こうした紹介で新しい繋がりができるのは、ほんとありがたいです。
いろいろと興味深い話をたくさんしていただいて楽しい時間でした。
シートについてはこちらの提案に喜んでいただき、依頼していただけることになりました。
さぁ、期待に添えるようにがんばろー