ダカールラリー中間日

第8ステージが終了して休息日となりました。
2020の優勝者のリッキーは転倒リタイヤとなり戦列から離れました。
毎日トップが入れ替わる混戦で、1-10までのタイム差も大きいとは言えない接戦です。

ホンダは5-6-8-9に付けています。
どこでラッシュをかけるか、まだまだ優勝が見えている順位にホンダライダーがいるので目が離せません。

と、毎日ダカールの結果や映像見てたら無性に乗りたくなったので白い砂漠に・・・
自宅の回りに雪は全くないんだけど、20分も奥に行けばこの通り。いつもの林道は雪に閉ざされてます。
アクセルを開け続けないと止まったら最後、再発進はほぼ無理なので砂丘を超える気分でアクセルひねって進みます。
まぁ砂漠とは全然違うんですけど、久しぶりの林道は楽しかった。

ちなみにダカールスペックのシートは寒い冬になると、朝一番にまたがる時にいつもより硬く感じます。しかし、5分も乗っていればいつもの感触に戻ります。
今年もたくさん乗って、たくさん良いシートが送り出せたらと思います。

 

 

あけましておめでとうございます。ダカールが始まりました。

皆様、明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い申し上げます。

会社も今年で54年目に入ります。観光バスの張替えから始まった会社が、インベーダーゲームのテーブル作ったり、医療装具作ったり、スノボのビンディングなど本業の椅子張りとは離れた仕事を経て今の仕事があると思っています。これからもと言うか今年も色々変化するかと思いますが、変化に対応できる頭があるうちは柔軟にやっていければなと思います。

当社の仕事の一つにバイクシートがあります。
現在大変多くのご予約をいただいており、待っていただけるというのはありがたいなと感じております。
そして、待ってでも欲しいシートを提供するためにも日々試行錯誤を繰り返しております。

試行錯誤も仕事なのですが、その中でもとても重要なのがダカールラリーのシートです。
モンスターエナジーホンダラリーチーム 世界最高峰のチーム「HRC」へシートを提供し続けて11年が経ちました。
超一流のライダーが乗るシートを製作するというのはとても緊張する仕事です。
トップライダーの感性はとても繊細で、縫い目の位置、高さ、幅、ほんの少しの違いも気が付きます。
更にライダーがオーダーしてこない、乗り心地や操縦の安定に関する提案などを出していかないとノグチシートである理由がないのです。
ライダーが欲しいと思う以上のもの、決して余計なことはしない、気付くか気づかないかの微妙な改良と言うのはとても大事だなと思っています。
もちろん時には大きな変更をして、今までとは違ったシートへのアプローチを考えて貰うこともあります。
それが今皆様にお届けしている「ダカールスペック」のシートです。
前にある有名メカから言われました「トップライダーは勝てるパーツしか使いません」「いくらお金を積まれても、勝てないものは使えないのです」
その言葉はずっと頭の中に残っていて、勝手な解釈だけど「ノグチシートは勝つために必要なシート」と思い製作しています。

ダカール2023が始まりました。
初日のSSのトップタイムを出したのは2020に優勝したリッキーブラベック
昨年の覇者でGASGASの乗るサムサンダーランドは初日にリタイヤするという波乱の幕開けとなりました。
まだまだレースは始まったばかりですが、ゴールの1/15にはホンダのライダーが表彰台の真ん中にだっていて欲しいなと思います。

余談だけど

ダカールのビバークに並ぶこの椅子。

めちゃくちゃ欲しいです!

 

 

 

もうすぐダカールラリー2023

もうすぐダカールラリー2023が始まる。
ノグチシートは今年もHRCダカールチームにシートを提供しております。
ホンダがダカールに戻ってきてもう11年目となります。
2020 2021と優賞を手にしました。
今年はエイドリアンも加わり、今までにない布陣になっていると思ってます。
先日のスポンサーパーティーでリッキーやエイドリアンと話したときに、「今度のダカールはポディウムをホンダで埋めてよ」と言ったら、「いや1-2-3じゃなくて1-2-3-4だよ!」ってサービストークをしてくれたけど、これが本当になるように祈っています。
ノグチシートがダカールラリー優勝車両に装着されるという夢みたいな話から、ノグチシートが表彰台を独占なんて言うとんでもない夢が実現したらなぁと思ってます。

今回は昨年までチームメイトだったジョアンバレダがサテライトチームとしてモンスターエナジーから全面サポートを受けて出場します。

マシンはもちろんCRF450RALLY そしてモンスターカラーに合わせたノグチシートが装着されています。
スタートまで後10日。

今年も目が離せません。

 

 

 

こういう写真見ると行かなくちゃって思うわけです。

たまに届く友人からの写真。

当然日本からではない。

とっても広いアメリカより。
いいなぁ
特別に作ったMD22の頃についていた工具入れのコピー。
経験者は知っていると思いますが、昔の様にファスナーは閉まってるのに、縫製が破れて口が開くようなことはありません。
CRF450Xにもフィットしてますね。
レジェンドに数年前渡した工具巻きもいまだ現役。
お疲れさまでした。
みんなと走って、そのあとランチして、良いことづくめですねぇ。

ほんとコロナになってからの3年間、まったく海外に出れていない。
出られないのではなくて、出る機会も気力も失ってる気がする。
おまけに先週は自分もコロナにかかってフラフラになってました。
2-3日で復活だろうと思ってたけど、わりと酷かったです。
ワクチンとかよくわかんないけど、入院まで至らなくて良かったと思います。
でも、もうすっかり元気になったし、1週間寝込んで色々考えることもできたので、年末から来年に向けて色々と考えて動こうと思います。
こういう写真見ると気力がわいてきますね。

 

 

 

 

2022HRC感謝の会

3年ぶりの2022HRC感謝の会にお招きいただき、ホンダウエルカムプラザへ伺いました。
HRCのレース活動を応援する国内の企業が集まってます。
チャンピオンマシンがずらりと並びます。
当然ですが、当社がお手伝いしているCRF450RALLYも。
お手伝いをして11年になると言うのに、やはりこういう舞台で見るとまた感慨深いです。

当然と言うか、こういう場所に来ても知り合いの企業は「ゼロ」なので話し相手もいません。
名刺交換もあまり好きではないので、同席した人たちとも挨拶程度で名刺交換もしません。
じゃぁ何しに行ったのかというとこれです。
このメンバー!ホンダの契約ライダー及びドライバーが一緒の会場で食事しながらお話ししたり写真が撮れるからなんです。
ダカールの監督に挨拶したら「リッキーとエイドリアンが野口さんと話がしたいと言ってますので、直ぐに帰らないでくださいね」というので、いやいや、それが目的で来てるので色々話をさせてもらいますよと、ガタガタの英会話6級レベルの僕が返事してました。
先ずは写真撮ろうよと何枚か
ダカールライダーの二人は他のライダーと比べても頭一つ大きい。しかも威圧感がある。けど話ととてもいい人。一流のプロというのはこういうものなんだなとあらためて思った。
やっと直にリッキーに2020ダカール優勝おめでとうが言えたし、エイドリアンに関しては初めましててで、略歴を話してくれたので聞いたらフランスの超有名なサンドレースのルトゥケで3回優勝、5度のホールショットを取ったそうで、面白いエピソードを色々話してくれました。

マルク・マルケス選手 言わずと知れたモトGPライダー

トニー・ボウ選手 インドア アウトドア含めて30回の世界チャンピオンという怪物です。まさに敵なし。

昨年26年の現役から退いたものの、まだ現場で活躍中の藤波さん。顔を覚えていてもらえるのはうれしい限りです。インスタなどでアフリカツインに乗ってモロッコの砂丘を飛んでいるのを見たのでその話ができて楽しかったです。

そして現在日本人唯一のF1ドライバー角田 裕毅選手。

まさかここで会えると思わなかったインディ500を2度制した男、佐藤琢磨選手。
めちゃくちゃうれしい。
FB観れる人ならこれを見て欲しいです
今までこれを観て何度気分上げたことか。
とまぁ、少し酒も入り赤く、にやけた顔がお見苦しいですが、こういう機会に恵まれるのというのも今まで頑張ってきた結果なのかと思います。

これからも頑張ろう。

余談ですが、現在もてぎのコレクションホールではダカール優賞マシンが展示してあります。
CRF450RALLY 懐かしい2stのEXP そしてバハの王者XR600