工具巻き ToolRoll の試作

JCR/HONDAの花輪さんからこんな依頼を受けた。
「たくさん入る工具巻きが出来ないだろうか?」
それと共に写真が数枚。上の写真はJCR/HONDAのメカニックであるエリックが実際使用しているもの。使いづらい点も多く、改良したいと言うことでした。何故ボックスではなくて、工具巻きなのか。上の写真を見ても分かるように、みんなが使っている分には理由があるのです。設備の整ったガレージとアウトドアでは条件や対応する内容も変わってきますからね。工具を探すスピード、撤収の速さなどなど、1枚の布で構成される工具巻きですが、作ってみると奥が深いです・・・

さて、考えてばかりでは形にならないので、長いものから短いもの。自分の工具を一通り並べてみた。ハンマーを加えると15kgを越える重量になった。そしてまた考えて・・・先ずは第一試作。
綺麗に収まっているし、これでもちゃんと使える 。でも、なんか面白くないので手直し。工具を出したりしまったり、工具の位置を変えるだけで纏まりも変わる。縫製もいろいろ工夫が必要・・まだまだ開発中なので、もう1つ作った手直し品に工具を収めた写真は内緒です。
この工具巻きを折りたたむとこうなります。
ネームプレートも入るようになってます。工具は職人の命ですからね。

ロゴを入れたら更にかっこよくなりました。
ダカールやバハのピットでこんな感じで使われたなぁと思いつつ、今は飛行機で運ばれています。エリックの使用感や変更箇所などの意見が楽しみです。
野口シートはシート屋ではないのか?と言われますが、シートを作るには縫製も重要な技術で、縫製が出来るとこうした袋物を作ることは可能です。
応援するチームの勝つためのアイテムはシートももちろんそうですけど、こうしたアイテムも重要なパーツなんだと思っています。

 

 

JCR/HONDA  San Felipe 250  CRF450X

昨年末にJCR/HONDAからシートのオファーがあり、開催ギリギリとなったが間に合ったシート。早速San Felipe 250に出場するゼッケン1xに装着してテストを行ってもらいました。

JCR/HONDAの花輪様(写真も花輪様から)からいただいた、David Kamo選手のインプレ。
BAJAではアルカンターラより、更に強いスベリ止めが良い。
座面がノーマルより若干丸くなっているのが気になる。
しかし、今まで気になっていたシートの底付き感は解消されているので問題はない・・など、色々意見をいただきました。いまさら言っても仕方がないけど、アルカンターラ+サイド滑り止めで張り込んで、予備カバーとして座面も滑り止めレザーのも入れておけばよかった・・・・。
座面がフラットでシートの角が鋭い場合、今までの経験からすると座面を若干ラウンドさせて、角は若干丸みを持たせると言うのが多くの方に好まれる形状でした。
この形状はダカールでクイン・コーディが使用したシートと同じ仕様なんです。 ダカールでは800kmのステージでもなんともなかったよと言ってもらってます。

シートの好みは、今までと違ったシートに乗ることで分かることが多いんです。同じ仕様でも好みが変わればシートも変わる。だから当社はあくまでもオーダーにこだわっているのです。
とにかく、今回はライダーの好みが分かってよかった。本番はライダーが気に入ってるシートで走ってもらいましょう。チャンピオンゼッケンをつけて走るマシンとライダーに妥協がない事くらい知っている。テストされる土俵に乗ってるだけでも野口シートの進化ではあるんだ。 だって「あの」JCR/HONDAが野口シートのテストしてるんだよ!

現在も第2弾のシートを試作中。今回のことを踏まえて、更にパワーアップしたシートを作って、これじゃなきゃ嫌だと言われるまでになってやろう。

 

 

 

 

 

2012 DAKAR いよいよスタート

2012 ダカールラリーのスタートも秒読みとなってきました。

レース全体はもちろんだけど、やはり気になるのは当社に関係のあるチームです。

シートのサポートをさせてもらっているチームランドクルーザー(TLC)も無事車検を済ませ、後はスタートを待つのみ。TLCは市販車部門7連覇を目指し2台体制で挑む。

ドライバーの三橋淳は市販車部門3連覇がかかっている。電話で少し話をしたが、時差ぼけはあるものの体調は良く、後は行くだけ!とのことだった。

 

もう1つは、JCR/HONDA(USA)から出場する昨年、初出場で総合9位、ベストルーキー賞をとったクインコーディが乗るCRF450Xにもノグチシートが装着されています。

マシンの受け取りでトラブルがあったものの、メカニックのエリックの徹夜作業で無事車検通過。

明日から(明後日か?)毎日の速報から目が話せません。

DAKARオフィシャルサイト 

2012パリダカ #9 Quinn Cody CRF450X

昨年、初出場で総合9位、ベストルーキー賞に輝いたJCR/HONDAクインコーディ

今年はゼッケンナンバー9で再び参戦。マシンはCRF450X。JCR/HONDAのフェースブックページでそのマシンの製作過程が大量の写真で紹介されています。

そうです! シートに注目!!!

ノグチシートが装着されてます。
いやーーーー、自分でも鳥肌たってくる光景です。
シートはクイックリリースで脱着可能に改造してあるみたい。

マシンを発送する前の最終テストが先日行われて、実際に乗るクインコーディも、テストに同行したジョニーキャンベルも「シートの性能には大変満足している」と言う連絡もいただいた。

専属メカニックのエリックからは
The seat is amazing. Very comfortable Quinn likes the gripping on the sides it makes it easier the stay forward on the bike. Quinn put a 100 miles on the seat yesterday, very good. THANK YOU!
だって!

これは嬉しいです。いよいよアメリカ進出です。アメリカでKING OF SEATです。こうなったらやったもん勝ちでしょう。
実際レースが終わった後の報告も楽しみ。仮にシートについて文句と言うか注文が出れば、今以上に性能の高いシートにできるからね。

クインはホンダヨーロッパのチームのサポートを受けて走る模様。ホンダヨーロッパではCRF450Xのラリーマシンを製作。多くのライダーをサポートしています。

気が早いけど、次はこのチームのマシン全てにノグチシートが・・・って、それよりも先ずはJCR/HONDAのサポートで実績つまないとね。

そりゃ、こうして、あのジョニーキャンベルが、笑ってうちのシート持ってるんだもんね。今以上のシート作らなきゃ駄目だなと思うんですよ。もっともっと上目指して行こう。

さぁいよいよパリダカスタートが迫ってきました。先日TCLの参戦発表会もあったことなので、次はそのことを書きますね。

 

あっ、そうそう、期待をこめて作ったクリスマスバージョンのバナーの効果はあったみたい(^^)
ご協力いただいている皆様には、本当に感謝申し上げます。
皆様にも素敵なプレゼントが届きますように。

 

 

ビッグニュースが入ってきた

先日のこと、FRMの編集長と先のBaja1000に出場したDesart Thunder Racingの杉山さんからほぼ同時に連絡があった。

内容はJCR(JCRはホンダのチームであり、今回のBaja1000でも優勝。と言うか常勝チーム)から、シートサポートのオファーがあるけれど、どうしますか。と言う内容だった。

!!!!!!

なに?あのジョニーキャンベルが野口シートに座るの?ひょっとして来年のBaja1000のゼッケン1xに野口シートが装着されて飛ぶように走っていくの?いかん、めまいがする・・・断る理由なんて1mmもないです。すごく興奮しています。想像しただけで、自分がカリフォルニア走っているイメージまでわいてきます。自分が優勝してる気分です・・・・。シャンパン開けよう!

「このシートいいね」とみんなが言っていたよ、とFRMの三上編集長からは聞いていたけど、使ってみたいと言う話まで行くとは正直思ってはいなかった。使ってもらいたいと言う気持ちはいつもあるんだけどね。押し売りのようなアクションは今まで一度もとってこなかった。(いや、この仕事はじめた頃は迷惑かけたライダーが何人もいたなぁ。それがあっての今です。ありがとう)
でも今回は、杉山さんや三上さんがJCRと近いこともあり、打診はしてもらっていたんです。そしたらこの返事だ。
そもそも、今年の5月くらいだったかな、FRMの三上編集長から「今年のBaja1000に出るレースの取材に来てるんだけど、チームメイトの女の子用のシートがチョットアレナンデ、協力できないか?」と言うのがスタートだった。何度も作り直し、男性陣のシートも作り、出発前にはさらに綺麗に張替をして手荷物で行ったシートが、わらしべ何とかの話のように今回の話となったわけです。

しかも、今回のBaja1000で1xに乗ったクイン・コーディが、2012ダカールラリーに出場するから、現在製作中のマシンCRF450にシートを付けたいと言うオファーもついてきた。

彼は2011ダカールラリーに出場して、初出場ながら総合で9位と言う結果を残した選手です。

今年のダカールはチームランドクルーザーだけではなく、コーディの走りも気になるレースになります。
まだ何も決まってはいないんだけど(シートの仕様等ね)、JCRへのシートサポートによってさらに野口シートはパワーアップしていきますよ。

ご期待ください。